光る君へ 藤原惟規
昨日の夜にオンタイムで観ることができなかった『光る君へ』を今日観ました。
私は歳をしっかり重ねていますが、今までNHKの大河ドラマを観たことがありませんでした。(ちなみに朝ドラはまだ観たことがありません…)
教員時代は日曜の夜は家事はもちろん、月曜からの仕事の教材や心の準備でドラマを観る余裕がありませんでした。日曜だけでなく、平日の夜もほとんどドラマを観てきませんでした。そのため、教員を辞めてから、ドラマ鑑賞をものすごく楽しんでいます。楽しんでいるというか、全部観るぞ!みたいなチャレンジになっている感じです。
このあとネタバレがあります。
まだ観ていない方は気を付けてください。
『光る君へ』は長い期間のドラマであり、何人もの重要人物が亡くなり、新しい人物が出てきて時代がどんどん進んでいきます。歴史上の人物が基本となって物語が進んでいるため、その人物の功績や事件などは分かっています。
ただ、脚本をもとに演じる役者によって、歴史上の人物に新たなイメージがついてくるのがドラマの楽しいところです。お硬いイメージの歴史が身近で楽しいものになります。もっと早くに大河ドラマを観ていたら、歴史がもっと好きになったかも…なんて思いながら『光る君へ』を観ています。
さて、今回はまず藤原伊周が亡くなりました。三浦翔平さんの熱い演技に引き込まれていましたので、淋しかったです。
そして、最後に紫式部の弟、藤原惟規が亡くなりました。高杉真宙さんの藤原惟規は気難しいお姉さんを和らげる感じの明るい役柄で、彼が出てくると雰囲気がふんわりする感じが好きでした。ドラマを普通に観ている時、特に重点的に観ている役柄でもなかったのですが、今日亡くなってしまったという状況になり、何だかものすごく淋しい気持ちになりました。自分でも気付かぬうちに、とても好きな役柄になっていたようです。世に云う『ロス』というものでしょうか。惟規ロスのようです。
主役ではなくても、ドラマを支えている役者さんがたくさんいることを痛感しました。大河ドラマともなると本当にすごいです。たくさんいます。
惟規といとが最後に見つめ合い抱きしめ合うシーンが本当に素敵だったなぁ…惟規の目の周りがうっすら赤くなっていた表情にぐっときました。
『光る君へ』も後半に入ってきて、どのような感じで最終回を迎えるのか、1年間のドラマの最後はどんな感じになるのか、初めての大河ドラマの終わりの迎え方をとても楽しみにしています。