ワークショップ第6弾「I to Lautashi × KINS」オンラインワークショップを開催
鈴木えみがデザイナーを務めるアパレルブランド「Lautashi」とユーザーをつなぐ承認制有料コミュニティ「I to Lautashi(いとらうたし)」。
1月23日(土)には、ワークショップ第6弾として、講師に総合的な菌ケアサービスを展開するKINS代表の下川穣さんを招き、スキンケア方法などを菌の観点から学ぶオンラインワークショップを開催した。
鈴木えみ(以下、鈴木) みなさんこんばんは。今日はKINSのオンラインワークショップです。皆さんに事前に受けていただいた検査の結果が出て、Facebookのコメントではズバリ言い当てられていて菌はそんなに正直なのかという驚きの声が多かったのですが、私自身は新しい検査キットになってからの結果は今日ここで発表ということで、非常にドキドキしています。
——— 株式会社KINS代表 下川穣さん(以下、下川) 今日はまず菌についてをしっかり説明させていただき、その後は事前に行っていただいたスキンテストの診断結果が6タイプに分かれますのでそれぞれについてお話いたします。
簡単に自己紹介させていただきますが、株式会社KINSという菌をケアするブランドの代表をしています。会社を立ち上げる前は遺伝子や腸内細菌を研究しながら診療をするクリニックの理事長をしていたので、菌についてはとても詳しいです!そもそも困り果てる前にどうするかが重要ということで、ブランドの立ち上げに至りました。
今回まず皆さんに皮膚の常在菌分布をチェックする検査を受けていただいたのですが、どういうバランスになるとどうなるのかということをお伝えさせていただきます。美肌菌が多くなれば良いイメージがありますよね?アクネ菌が少なくなれば良いイメージがありますよね?でも、そんな簡単じゃないというのが菌の世界です。
鈴木 アクネ菌はニキビの元というイメージですとコメントが来てますが、それ以外にも役割があるってことですか?
——— 下川 そういうことです。アクネ菌って実は”東京都”みたいな話なんですよ。
鈴木 ほお。笑
——— 下川 何が言いたいかというと、アクネ菌は東京都、その中には港区があったり新宿区があるんです。東京都の立川市がニキビにつながる、渋谷区は潤いに貢献するということなんです。
鈴木 その立川だけをやっつけるということはできないということですか?
——— 下川 形が似通っているので、ピンポイントでというのはかなり難しいんですよ。じゃあどうするのかというのがポイントなんですが、立川市だけが力がある状態がニキビにつながるということなので、東京都のバランスを整えてくれる神奈川県や埼玉県をケアするというのが大切なんです。それが今日お話しする「美肌菌(表皮ブドウ菌)・アクネ菌・コリネバクテリウムのバランス」なんです。
★ここから診断結果タイプ別説明
——— 下川 まずタイプ1は、”毛穴が気になる皮脂多めタイプ”。このタイプはアクネ菌の割合がやや多い。全体の30%がこのタイプです。この方の悩みとしては、毛穴の開きや偏頭痛が多い。明日の朝からできるアドバイスは、「白い炭水化物をやめましょう」です。KINSの商品では、3つ目のサプリGUTとブースターとの相性がいいです。洗顔は菌の観点から言うと基本して欲しくない。ダブル洗顔や朝と夜に洗顔料を使って洗うことは止めて欲しいのですが、このタイプはいきなり止めるとニキビが出るので、洗う時間を時間を短くするところから。あとは、オイル成分とあまり相性が良くないと思うので、出来る限りオイルは使わずに水成分だけのブースターなどを中心に選ぶ。
鈴木 KINSのLINEコンシェルジュサービスで化粧品や基礎化粧品の診断もやってくれるんですよね?
——— 下川 はい。またそのサービスをリニューアルしようとしているので、よくなってきていると思います。
——— 下川 タイプ2は、”肌荒れ多めのストレスタイプ”。1よりさらにアクネ菌の割合が多く6つのタイプの中でも1番肌荒れに困っているタイプです。このタイプの方も全体の約30%です。KINSの商品では、セラム、エッセンス、2つ目サプリSKINの相性が良かったです。アドバイスはタイプ1と同じです。
——— 下川 タイプ3は、”腸内環境デリケートタイプ”。肌トラブルが最もない方ですが、お腹のトラブルが多い方です。皮膚の菌が少なすぎるタイプで、通常パッチテストで2〜3万の菌がいるんですが、このタイプの方は2千から5千くらい。アドバイスとしては、甘いものや脂っこいものはなるべく避けて腸内環境を良くすることが重要で、ベーシックのサプリとの相性が良く乾燥を改善するブースターもおすすめです。
鈴木 菌は増やせるんですか?
——— 下川 増やせます!化粧品や食習慣の改善により、増やすことはできます! ただ、増えれば増えるだけ良いと言うことではなく、バランスが大事です。
鈴木 他の菌は例えばどういうものがあるんですか?
——— 下川 セラミドを作る菌や乳酸菌などです。タイプ3の方は、メインの美肌菌(表皮ブドウ菌)・アクネ菌・コリネバクテリウムよりも他の菌の種類が多いというイメージです。 メインの3つの菌で6割くらいを占めているのが、バランスの良いノーマルタイプです。
——— 下川 タイプ4は、”乾燥しやすい敏感肌タイプ”。鈴木えみ氏はこのタイプです。6つの中で数%しかいないレアタイプで、この方達は美肌菌が最も多いけど、アクネ菌が少ない。アクネ菌のバランスをもう少し多くするのがいいので、スキンケアをどうするかが重要で、相性でうまくいったりゆらいだりします。 そして、えみちゃんと相性が悪いのはお酒です。
鈴木 えっ?すごい飲むのに?笑
——— 下川 乾燥肌とアルコールはダイレクトに影響してるんですよ。
鈴木 お酒は減らさずに他を控えます…!
——— 下川 了解しました。笑 それで行くと、豚肉・牛肉と、小麦、脂っぽい食事です。
鈴木 小麦は減らせるんですよ、パンも食べないので。でもラーメン・・・。ラーメンとお酒は減らしたくないので、お肉はチキンにします。
——— 下川 KINSの商品でおすすめは、オリジナルのサプリ、ブースター、セラムです。
——— 下川 タイプ5は、”疲れの取れない乾燥肌タイプ”。このタイプの方はコリネバクテリウムが多く、冷え性や乾燥肌の悩みを持つ方が多い。サプリのSKINとセラムの相性が良いです。冷え性や肩こり、頭痛は腸内環境がすごく影響していて、腸内環境が良くなると自律神経のバランスが良くなるんですよ。自律神経がある程度血流を決めているので、サプリを飲み始めて肩こりがかなり改善したという方がいるんですけど、このタイプです。
鈴木 そんなことってあるんだね。
——— 下川 タイプ6が最もレアな”炎症インナードライタイプ”。アトピーの方もこのタイプが多い。KINSの商品では、GUTサプリとセラムの相性が良いです。
鈴木 セラムが結構万能ですね。
——— 下川 そうなんですよ。セラムはわかりやすく言うとブースターに成分が追加されたイメージです。ブースターも大人気なんですが、おそらくセラムの方が体感がより高くなるのではないかと思います。
鈴木 ブースターをして、化粧水を挟んで、セラムを塗って寝ればいい?
——— 下川 使い方は6つのタイプによってバラバラで、オイリーな方は化粧水なしでセラムとブースターだけで良いかもしれない。乾燥肌は2つの間に化粧水を入れて、最後にクリームを入れるのが良いかも。最初は今のラインナップと変えたり加えたりして、試すのが良いと思います。
鈴木 質問に行きましょうか。
——— 下川 化粧水の話なんですけど、簡単に言うとグリセリンなんですよ。美肌菌が出すのがグリセリンなので、自分の持っている菌にグリセリンを出すように仕向けてあげれば化粧水のグリセリンを無くすのは自然ですよねという話です。急に無くすと肌が反応するので、だんだん少なくすると肌は対応していくので無くなっても良いようになっていきます。
鈴木 もともと肌が持っているグリセリンだから、足すのは悪いことではない?
——— 下川 アクネ菌がグリセリンを食べて多くなることがわかっているので、余分なグリセリンはいらないんですよ。量と質、それに対してどれくらいグリセリンを塗っているか。この3つのポイントをどう整えるかです。
鈴木 今までサプリをあまり飲んだことがなかったのですが、妊娠中でも大丈夫ですか?
——— 下川 KINSのサプリは大丈夫です。
鈴木 腸内環境が大事なのは知っていますが、結局何をしたらいいですか?
——— 下川 1つ目は菌を入れる。納豆・糠漬け・キムチ・味噌汁を食べる。福井のマルカワみそがおすすめです。2つ目は菌を育てる。ポリフェノールや水溶性植物を食べてください。緑茶もいいです。3つ目は菌の邪魔をしない。できる限り無添加のものを摂る。
鈴木 理想のタイプは6つのうちどれですか?
——— 下川 スタンダードと言われるのは、タイプ1です。
鈴木 更年期に良いサプリはありますか?
——— 下川 GUTです。
鈴木 おすすめ食材ありますか?
——— 下川 コストコのスーパーフードが入っている16穀米です。穀米や玄米を食べるときは、しっかり噛んで消化によくするのが良いです。
鈴木 サプリを6ヶ月続けて効果がなくてやめてしまいました。やめるの早すぎましたか?
——— 下川 ごめんなさい、その方はカスタマイズをされなかったからかもしれません。今は3種類ありもうすぐもう1種類出るのですが、ご自身のお悩みに合わせて変えられるようになっています。
鈴木 みなさん添加物はなるべく減らして、16穀米を食べて、緑茶を飲んで、お酒はナチュールにしましょうということで。笑 私は早速夜にブースターとセラムを使って、肌のカピカピをどうにかします。ありがとうございました。
■KINS
菌を適切なバランスに保ち、もっと生きやすく。 私たちを取り巻く常在細菌はおよそ1,000兆匹と言われています。それらを上手にコントロールできれば、人間が本来持ち合わせている素晴らしい免疫力や抵抗力を取り戻すことができます。しかし、菌の状態は日々の食生活、生活習慣などによって大きく変化していきます。「KINS」は、SNSでのOne to Oneコミュニケーションやサプリメントを通じて、菌を最適なバランスに保ち、“体が生きる”ライフスタイルを送っていただくためのサービスです。“菌ケアすることが当たり前である世の中”を目指しています。
https://yourkins.com
■「鈴木えみ」
1999年にモデルとしてデビュー。 2017A/Wに自身がデザイナーを務めるブランド「Lautashi(ラウタシー)」を発表。 2019年に開始されたアマゾンファッションの新サービス「The Drop」の企画では、アジア圏では初選抜され完売が続き話題となるなど、各方面でプロデュース能力が注目され、その活動は多岐に渡る。プライベートでは一児の母。
■「Lautashi」
2017年に鈴木えみが立ち上げたアパレルブランド。 コンセプトは、「求めるものは奥行きのある佇まいと存在感、 そして内面から湧き出るしなやかさ。 存分に力を発揮できるように、鎧となろう。」 2020プレフォールコレクションより、デザイナーが幼少期を過ごした90年代の上海での記憶をコレクションに反映。
https://lautashi.com
■「I to lautashi」
あなたと私とラウタシーで”いとらうたし”な日々を共に過ごしていけたら、そんな思いで会員制の有料コミュニティを2020年5月1日にローンチ。 インスピレーション源や洋服作りのプロセスなどのメイキングを共有しつつ、ファッションだけにとどまらず様々な有意義な情報をシェアしコミュニケーションを取り、カスタマーとの密な距離感を目指す。 今後も積極的にライブ対談やオンラインワークショップを実施し、表面的ではない豊かさを常に意識したコンテンツを提供する。
https://lautashi.official.ec