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オンラインワークショップ第2弾「mojo nail関根祥子 × NAILSINC × I to Lautashi」を開催


鈴木えみがデザイナーを務めるアパレルブランド「Lautashi」とユーザーをつなぐ承認制有料コミュニティ「I to Lautashi(いとらうたし)」。
7月19日(日)には、鈴木えみがプライベートでもお世話になっているmojo nailの関根祥子さんをゲストに迎え、オンラインワークショップの第2弾を開催。NAILSINCのネイルカラー2色と、家に必ずある材料を使い、”墨絵”をイメージしたセルフネイルアートを紹介した。

鈴木えみ(以下、鈴木) こんにちは。今日はいろいろなお話を聞きながら進めていくんですが、乾かすステップがあるので、それを先にやります。
——— mojo nail 関根祥子さん(以下、関根) 今回はLautashiのテーマに合わせて、とあるアイテムを使って和紙のようなにじみを表現したアートにしようと思っていて、それを最初に作っていきます。
まず、その素材を用意してもらい、好きなように線を描きます。後からカットして爪に乗せるんですが、デザインに合わせて好きなところを使うので、多めに描いておいた方がいいです。
それから、描いたところにトップコートを塗っていきます。塗り終わったら、乾かします。

鈴木 乾かしている間に、出会いを振り返ってみましょうか。
もう結構前だけど、MAQUIAで鈴木えみデザインのネイルシールの付録を作った時があって、担当の編集さんにネイリストさん誰がいい?って聞かれて。その少し前に水原希子ちゃんのインスタグラムで猫のイラストをネイルに描いてもらってたのを覚えていて、それが可愛かったから、ネイリストさん誰だったのか聞いたんだよね。それで、関根さんって聞いて、リクエストしたの。
——— 関根 そう、それで打ち合わせに来てくれたね。前のお店の時で、ビーちゃん(鈴木の愛猫)を飼い始めたばっかりの時だったはず。初対面で、「猫見に来て」っていう会話をしてた。

鈴木 ネイリストになって13年ということで、いろんな時期があったと思うけど、どうですか?
——— 関根 今が一番楽しいです!でも、どの時期も楽しかった。おもしろいことをさせてもらえるお客さんが多かったから。

鈴木 ネイルサロンがたくさんある中で、どうやってmojo nailらしさを確立できたの?
——— 関根 考える力がやっぱり大事だと思っていて。色合わせやデザインは今SNSで溢れていて、いくらでも真似するところまではできるけど、自分のものにしないとお客さんはついてこないと思うから、いろいろ試しながら自分の気持ちいいと思うバランスを見つけてきた。色もわからなくなったら紙に出して色のバランスを見たり、自分が好きと思うものをどんどん増やしていった感じかな。

鈴木 私がやってもらう時も、絵を描いたり紙に色を出して試すよね。
——— 関根 接客の場合は尚更、私の頭の中のデザインとお客さんのでは絶対に違うから、お互い目で見てわかりやすいようにすり合わせていく。接客と自分が好きなデザインをどうやって落とし込んでいくかのバランスが、生き残るためには大事だと思ってる。

鈴木 質問が来ていて、「お店に属しながらの自分らしさの出し方が課題です。独立してからが7年ですか?」と。
——— 関根 そう、独立してからが7年。お店の色に合わせてお客さんが来るから、お店のデザインやイメージが好きであればその中で自分らしさを出せると思うけど、違う場合はその中で個性を出すのはちょっと難しいかもしれない。同じようなテイストが好きでその中で自分らしさを出すとなると、個性をちょっとずつ出しながらお客さんにもすり合わせながらやっていくのが大事なのかなと思います。

鈴木 乾いたかな?
——— 関根 乾きました。では、描いたところを切っていきましょう。

鈴木 いっぱい描いたと思うんだけど、実際に使いたいところだけを切ればいい?
——— 関根 使いたいところだけでもいい。だけど、どれを使っていいかわからないときは全部切っておいて、使いたい指に当てながらバランスで考えるのがいいと思う。真似をするっていうよりは、自分の「心地いい」や「しっくりくる」をみんなにもわかってもらいたい。そうすることで、ネイルを楽しむ力みたいなものが出てくると思うから。

鈴木 このにじみは、この手法じゃないと出せないのかな?
——— 関根 出せないね。ジェルでやっても出ないかな。

鈴木 今Lautashiの次のコレクションを作ってるんだけど、墨絵のようなにじみがすごく好きで、水墨画を描いてる方に柄をお願いしている。今、クラゲを発注してるの。
——— 関根 だからおうちにクラゲの本があったのね。笑

鈴木 今日は10本やるよね?
——— 関根 はい。右手を左手でやるのって大変じゃない?今は右と左で全然違うデザインっていうのもいい時代になってきてるから、みんな楽しんでもらうためには右手はすごく簡単でいいと思う。色を合わせたりリンクした場所があればおしゃれなデザインになるから、今回右手はすごく簡単なデザインで左手を重点的にアートします。
切れたら、ネイルを始めていきます。
ベースコートを塗る前に、必ず除光液やアルコール消毒で爪の表面の油分や水分をとってください。これをする一手間でネイルの持ちが全然違います。
今日使うマニュキュアは、雪をテーマにしたラメとくすみブルーの2色です。

鈴木 マニキュアってつい開ける前に振っちゃうんだけど、ダメなんだよね?
——— 関根 そう。振っちゃうと気泡が入って、塗ったあとに表面にぶくぶく泡が入るので、混ぜたいときは手のひらで転がす。逆さまにする時もゆっくりやる。
まず、左手の親指と薬指にラメを塗ります。次にほかの素材を用意しておいて、人差し指にくすみブルーを半分くらい塗ります。塗ったら、トップコートで爪の先から真ん中に向かってぐっとくすみブルーを拭き取る。ハケをキッチンペーパーで拭き、もう一度くすみブルーを拭き取る。こうすると、外だけ濃くて中は薄くなります。

鈴木 なるほど。
——— 関根 この一手間だけでも、ぐんとおしゃれになる。
次、小指のアートは、あのアイテムとくすみブルーを使います。くすみブルーを全体に塗り10秒くらい乾かして、あれで削り取ってラインを描きます。立てて先端で削ると細いラインが引けて、寝かせると太めになります。親指に戻って、ラメを塗ったところにくすみブルーをさっさっと重ねます。最後中指にさっき切ったにじみのデザインを乗せるんですが、乗せるデザインを選んだらトップコートを塗ります。そして貼り付けて、その上からトップコートでコーティングします。親指にも付けるデザインを決めたら、トップコートを塗って貼り付けて、またトップコートを塗ってコーティングします。

鈴木 あ、かわいい!これで左手が完成?
——— 関根 完成です。右手にいきましょう。中指にくすみブルーを適当に塗る。そして、人差し指と小指にラメを適当に塗る。全部塗りじゃなくて、適当に!そしたら、親指と薬指にデザインを貼り付ける。自分のバランスで貼りたいところに貼っていく。ラメのところにもくすみブルーのところにもちょっとずつ黒を入れていってもいい。自分の好きなバランスでOK!
みんな忙しくて時間がないって言うけど、右手だけ今日やって左手は明日とか、午前中に右手で午後に左手とか、時間に余裕を持ちながらやると楽しくできると思う。
最後にトップコートを塗って仕上げになります。素材が入っているところは、二度塗りしてください。

鈴木 左手人差し指のぐいって押したくすみブルーが好き。
——— 関根 これだと、どの色でもできる。いつもと違う作業を一つ入れるだけでも、ぐっと手のこんだネイルになると思うので。たくさん応用してやってください。

鈴木 またやりたくなっちゃうね。
——— 関根 またやろう!セルフネイルを考えるのも楽しいし、みんながやってくれてオンラインでも繋がれるのがすごい楽しいね。
鈴木 またほかの素材で、次の何かを考えようね!
——— 関根 そうだね!


「mojo NAIL 関根祥子」
mojo NAIL主宰。卓越したセンスと抜け感のあるデザインで、モデルや女優をはじめ多くのファンを抱える人気ネイリスト。ファッション、グルメ、音楽など広範囲に渡ってアンテナを張り、とりわけ国内外への旅はインスピレーションの源となっている。ネイリストのほか、イラストレーターとしても活躍。

「鈴木えみ」
1999年にモデルとしてデビュー。 2017A/Wに自身がデザイナーを務めるブランド「Lautashi(ラウタシー)」を発表。
2019年に開始されたアマゾンファッションの新サービス「The Drop」の企画では、アジア圏では初選抜され完売が続き話題となるなど、各方面でプロデュース能力が注目され、その活動は多岐に渡る。プライベートでは一児の母。

「Lautashi」
2017年に鈴木えみが立ち上げたアパレルブランド。
コンセプトは、「求めるものは奥行きのある佇まいと存在感、 そして内面から湧き出るしなやかさ。 存分に力を発揮できるように、鎧となろう。」
2020プレフォールコレクションより、デザイナーが幼少期を過ごした90年代の上海での記憶をコレクションに反映。
https://lautashi.com

「I to lautashi」
あなたと私とラウタシーで”いとらうたし”な日々を共に過ごしていけたら、そんな思いで会員制の有料コミュニティを2020年5月1日にローンチ。
インスピレーション源や洋服作りのプロセスなどのメイキングを共有しつつ、ファッションだけにとどまらず様々な有意義な情報をシェアしコミュニケーションを取り、カスタマーとの密な距離感を目指す。
今後も積極的にライブ対談やオンラインワークショップを実施し、表面的ではない豊かさを常に意識したコンテンツを提供する。
https://lautashi.official.ec

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