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『音楽CD風楽曲集公開記念』裏話&制作秘話特集!!

みなさまこんにちは!むし。です!どうも!!今回は『音楽CD風楽曲集公開記念』ということで、Good Night étude(略してGNE)制作秘話や裏話、さらには作曲者(私)による曲語りなどをやべぇテンションでやっていきます!ちょっと長い記事になりそうなのと、ネタバレ満載なので覚悟して下さい…覚悟ができた方は、ぜひ最後までお楽しみ下さい〜!!それでは、どうぞ〜!!!

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※ネタバレは嫌だ!という方は…こちらから音楽集をお楽しみくださいませ。

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・発足

ではまず、この楽曲集を制作するまでのお話を。私は東方や連縁や蒼神など、様々な音楽CD(ダウンロードも含む)を見たり聴いたり存在を知ったりするうちに、自分もこういう音楽CDを作りたいなと思い始めたのです。それが去年の夏とか…約一年以上前なんです。思い立ったらすぐ行動、なんとなくのイメージを登場人物含め完成させ、早速表題曲を作り始めました。

実を言うと、本当は2枚組のCDみたく二つに分けるつもりでした。なので表題曲も二曲用意されていました。片方はグッドナイトエチュード(一曲目)、もう片方はミッドナイトオルゴール(六曲目)でした。しかし製作を進めてゆくうちに『2枚組にするのは私の体力やモチベが持たないので無理』と悟り、今のような計10曲(CD1枚分)になったのです。この変更を決定したときにはもう製作開始から半年も経っていました。これまで2枚組で進めていたもの(主にストーリー)がほとんど水の泡と消えるわけです。ですがなるべくこれまで作ってきた文書や音楽をそのまま使いたいという願いがあり、どの曲をどこに配置して、そこにどのようなストーリーを組み込み、つじつまを合わせるか、という場面ですごく悩みましたね。

こうしていくつもの変更(ここで地震が起こりました)などをのりこえ、この楽曲集ができました。めでたい!!

そういや、キャラクターの名前はあえて考えませんでした。なんというか、決められなかったんですよね。決めたら世界観が壊される気がして。

・曲語り

一曲目『グッドナイトエチュード』

この音楽集のテーマ曲です。最初に構想を練った後、すぐにできてしまった曲です。ホワーンとした音に、途中から入るオルゴールやオーボエの音…曲が展開していくにつれて楽器が少しずつ増えていくのが好きなポイントだったりします。

実はこの曲にはひとつのこだわりポイントがありまして。なんと、bpm(曲の速さ)が133.0、小節の数も133.0なのです!オルゴールの音が街に響きだす時刻の13:30になぞらえています。

二曲目『灯りの消えた街を行く』

眠れぬ少女が街を散歩する、という構想を元に、ドキドキとワクワク、そして疾走感を感じさせる曲に仕上げています。例えるなら冒険の序盤のイメージですね。ピアノもいいけどアコギの音がいい味出しています。アコギの音っていいよね。自分で弾くのは難しいけど。

この曲は私のお気に入り曲だったりします。どんな時でも、この曲を聴くと前向きになれるんですよね。まさに自分へのリラックス効果がある…ような気がするんです。ほんと、一年前に作った曲なのにずっと、現在まで聴いてられるのはすごい(私基準)。

三曲目『燈灯る霧雨世界』

これは最近作った曲であり、ちょっと苦戦した曲ですね。どうやって曲を展開させれば良いのか分からずじまいだった…。結局繰り返しちゃったのよね。この曲は『街灯が並ぶ道に、雨の粒が(楽しそうに)跳ねている様子』をハネリズムを使って表現したかったという願望のもと作られました。私自身作曲のときに跳ねるリズムを中々使わないので、良い経験になったと思っています。楽しそうな情景をぜひ、思い浮かべてくれたらなぁ。あとはちょっと風変わりな鍵盤音源ですね。低音ならそれなりの、高音なら軽快な音が出るのでお気に入りです。オルガンに違い音かも。

この曲の最後にはあえてオルゴールの音源を入れています。これは物語に合わせて、ですね。少女がオルゴール屋の前にたどり着いたことを表しています。

四曲目『オルゴール屋の長い夜』

ひっそりと営業しているオルゴール屋の日常と雰囲気をイメージした曲です。この曲に主に使われているのは(もちろんオルゴールもそうですが)トイピアノです。小さい頃に小さなピアノで遊んだ経験はありませんか?あれの音源があると知った時は本当に感動しました。これ一つあるだけでメルヘンな雰囲気から楽しい雰囲気まで出せるんですもの…!

とてもほのぼのとしているこの曲には2枚のブックレット画像が対応しています。この曲に本当に対応しているのは2枚目の、ページ数が反転している方なんですよね。2枚組の構想の時に、その画像の文章を書いたのですが、これを没にするわけにも行かず、結局画像が2枚となってしまったのです。

五曲目『スノゥティアの累乗結晶』

これは…現実で雪が降ったのがとても嬉しくて、そのノリで作った曲ですね。なんか、雪をイメージした曲を作りたくて。やはりあのピアノ音源は最高。それは自創作のクリスマス曲にも使っている音源で、これを使うと一気に冬の曲になるんですよね…すき。この曲が雪をイメージした曲だったので、お話の方でも雪を降らせました。つまりこれは冬の物語。さむいね。私は珈琲は飲めないよ。

そういやこの曲、じつはちょっと納得がいっていないんですよね…ホラ、妙に繰り返しちゃってるとこ。あそこの続きが中々思いつかなくて、繰り返しちゃったんです。でもなんか違和感があるんですよ…でも、これ以上いじると完全におかしくなる気がしてしまったので、そのままにして公開しました。もうちょっと良い案なかったのかな…

六曲目『ミッドナイトオルゴール』

これは発足でも説明した通り、本来ならば二つ目の表題曲になる予定だった曲です。一曲目の『グッドナイトエチュード』の作者によるアレンジですね。けっこう気に入ってます。途中で新しいフレーズを入れたりしましたが、雰囲気を壊さずに進行させることができたのでうれしい。

この曲も一曲目同様、bpmが133.0です。でもこの曲の尺は短いので、小節まで133.0にすることはできませんでした。

七曲目『頭粗の牛骨』

「なんか全然違う曲混じってますよ!!大丈夫ですか!!」大丈夫です。ご安心を。この曲は本来単発の曲だったのですが、せっかくなので音楽集に入れたいなという事で、入れました。

実はこの曲には思い入れがありまして。私がまだ高校の美術部に入っていた頃、牛の頭の骨をデッサンすることになりまして。牛の頭の骨を見た瞬間、『かっこいい!』と思いまして。これで一曲作れるんじゃないかととっさに思いつき、家に帰って仕上げた曲なんです。普段の生活で牛の頭の骨なんてそうそう見ないし、なにかしらのインスピレーションが湧いたんでしょうね。

『動物の骨』から私は原始的なものを連想したので原始的な音楽やストーリーを思い浮かべ作りました。特に曲はただただ原始的なだけではなく、リズミカルで、それでいてカッコ良さをあわせ持つ曲に仕上げました。原始的な要素は途中に現れる不気味な音やリズムで表現しました。あの不気味な音はマリンバの音源をめちゃくちゃ低い音にしたらこうなりました。この音すき。誰でもノッてしまうこと間違いなしのこの曲は、私の妹に『牛』と呼ばれて親しまれています。(?????)

八曲目『歪み溶けた夜』

なんだかダークな雰囲気の曲が作りたくて、最終的にこの曲に辿り着きました。実はこの曲はやけに3:4にこだわった気がします。4拍子の時は8小節×3、3拍子の時は8小節×4など、最後の最後まで3:4を貫いています。

まだまだ私のこだわりはありまして、三拍子の時の最初の四小節のフレーズをよく聴いてみてください。小節最初の音が一音ずつ下がっているのに気付きましたでしょうか。私自身、あれは奇跡だと考えています。はじめの音がどんどん下がるやつ、以前からやってみたかったんですよね。その夢が叶ったのです!やった!ストーリーでは不穏な曲ですが、私にとっては至高の曲だったのです。

九曲目『夢天楼〜parallel dark』

この音楽集の、思いっきりボス曲ポジションな曲です。ボス曲っぽく、かつ、弾幕stgのボス曲っぽくなく仕上がっていると思います。

実はこの曲には、私の大好きな曲の展開をほぼ全て盛り込んだ私にとっては好きなものしかない曲となっております。まるでボスのような威厳があるコーラス、序盤の聴き手をぐっと引き寄せる不思議なメロディ、とにかくかっこいい雰囲気、途中で拍子が変わる、急に雰囲気が変わる、曲が下に転調する、上に三度転調する、私の自創作第八弾の某曲のようなメロディ、メロディのキリの良くない場所で切り替わる…などなど、私の曲のどこかで聴いたような展開やメロディーが散りばめられています。つまり…主に私がすっごく喜ぶ曲なんです。皆様の大好きな要素が一つでもあったら嬉しい限りです。

十曲目『また朝日は昇る〜orgel music stop』

以前Twitterにて一部を公開していた曲です。2020の夏頃かな?オルガンとピアノの音を基調に展開しています。そしてこの曲はあえて2周にしてあります。日の出だけでなく、二人の別れの場面でもあるので、あえて二人分。それに、一周じゃ短いし。いやぁ、いい締めの曲になっているのではないでしょうか。最後は感動的にってね。

この曲のブックレット風画像は本来3枚になる予定で、最後に少女がお母さんに起こされる場面があったのですが、急に第三者を入れるわけにはいかないと思い、3枚目のアイデアは没となりました。やはりこの音楽集の世界は、あの二人のみで展開されてほしいものです。

・『オルゴール屋の永い夜』

この曲は…あっこれはネタバレですね。でも語ります。この曲は四曲目の作曲者によるアレンジですね。既存のものに、ちょっと怪しさを加え、この世界の真実を語るような曲になっています。トイピアノを撤退させ、メロディはピアノとオルゴールのみで展開し、バックには超低音コーラスを。ドラム含む最小限の楽器で、ここまで怪しさを醸し出せるなんて。

ちなみにこの曲は公開前日の突発工事だったりします。謎解き要素を作りたくて、それ用の曲も作りたくて、でも新曲を作るわけにもいかなかったのでこのアレンジとなりました。

・その他のちょっとしたこだわり

ではここで私がちょこっとこだわった作品の細部について語ります。

・ブックレット画像の文章は少女視点とおじいさん視点で行が変わっている。少女の行は横、おじいさんの行は縦。これには理由があり、時の経過に伴う年齢の対比を表しているためである。昔の日本では行が縦の本が主流であったが、外国の書物が日本に入ってきて、行が横の本が現れた。という時代の流れからとっている。

・少女の文章の中に、やけに漢字が多い文章が混じっているが、これはおじいさんの言葉である。漢字のある/なしで二人の言葉を分けていると思っていただきたい。

・おじいさん視点の画像のページ数が反転している。これは謎解きの要素のヒントとするためであり、本当はファイル名にあるように○-1,○-2とする予定だった。

・画像のファイル名には時刻が書かれている。これはこの画像がいつの時間の出来事なのかを表している。

・これはこだわりではないが、音楽集専用のホームページを作ったのは公開前日だったりする。なので作りが雑なのだ。もうちょっとなんとかならなかったのか…

…と、こんなかんじですかね。多分これで語れるものは全て語り尽くしたと思うので、これで締めとします。もし「まだ語れてなかった!」というものがあった場合は追加します。それでは、ここまで読んでくれてありがとうございました!!

2021.2.15.0:20 むし。(これを書いたのは眠れぬ夜です)


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