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結界師、三人。(日常)

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どうも、こんにちは。私、結界師の木菊こと…地獄の悪僧、與々奴鬼崇坊です。私の姿を見たことないって人は…『夢現の七日間』の《五日目》をご覧下さい。なお、Twitterのログインが必要なのでご注意下さいね…?

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では、始めますか。

これは夢現の七日間の後日談にございます。本題を言いますと…私、この姿になると少々困る事がありましてね…え?困る事なんてあるのか、と?またまた〜。すごく困りますよ。何かというと…

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そうです。髪剃りなんですよ…私與々奴鬼は以前、善良な僧侶に扮して地上を監視していたのですが…その時に身についてしまった『髪を剃る』習慣が根付いてしまいまして。

この姿になった後、私は髪を剃り、いつもの結界師の服に着替えて事無きを得る、と。なんとも面倒なことか。

???「どうしたのです?木菊殿…」

與々奴鬼「あ、茉馨殿ではありませんか」

茉馨「なんか困ってそうだったからネ。なにかあったのかナ〜、なんて。」

與々奴鬼「いや、髪を剃るのが面倒で…」

茉馨「そういや、髪、生えてますネ…」

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茉馨「コノ、サラッサラァの、フサフサァの…なんか、髪の質いいですネ…」

與々奴鬼「そう言われましてもね…」

茉馨「まったく、こんなのを剃るなんてモッタイナイ!はやしといたらどうなんですかい?」

與々奴鬼「いやいや、怪しまれるでしょ…」

茉馨「ソウダ!剃刀貸してください!」

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茉馨「コレでヨシ!木菊殿の髪、ワタシが剃ってあげましょ!」

與々奴鬼「やっぱりあなたが刃物を持つ姿ってどこの獄卒よりも恐いですよね」

茉馨「そうなのかネェ…?そこまでじゃないと思うケド…」

與々奴鬼「いや恐いですって…ま、ちゃっちゃとやりましょうか…」

茉馨「それじゃ、ココに座って」

風曼「さっきから二人が居ないな…どこに行ったのだ…?」

風曼「……ん?控室からから声が…」

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風曼「なにやってんだ…」

………

木菊「いやぁ、思いっきり剃りましたね」

茉馨「そりゃそうでしょ?木菊殿には木菊殿スタイルが一番似合うからネ!」

風曼「成る程、髪を剃っていたのか…」

木菊「そうなんですよねぇ…」

茉馨「ホラ、これ!木菊殿の髪の毛の束!」

木菊「早く捨ててきなさいな」

茉馨「ヤだー!こんな質のいいモノ…捨てられないヨネ?」

風曼「…本当だ…これ、貰ってもいいか?」

茉馨「勿論だヨ!」

木菊「いやいや…やっぱいいや。勝手に持ってきなさい。」

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……数日後。

茉馨「大変だ!風曼殿が!大作を仕上げたと聞いタ!」

木菊「なんと!見に行かなくては!」

木菊「それで…大作っていうのは…」

風曼「これだ。」

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木菊「こ、これは…」

風曼「ずばり、『頭髪曼陀羅』だ。編んでみた。」

茉馨「マンダラ…、ネェ…?」

木菊「あの、これ…」

風曼「これは木菊殿にプレゼントしようと思う。喜んで受け取るがいいさ」

木菊「あ、あ…」

木菊「ありがとう、ござい、ます….…(恐怖)」


終われ!



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