Dify 補助金概要調査agent
こんにちは、いわさわです (https://x.com/errorerror5)
この記事では、Dify部の勉強会、および、11/28のDify部セミナーにて発表したワークフローについて解説します!
制作したワークフローの概要
以下に限らず定期的なリサーチ業務が発生する業種 / 職種のペインを解決可能なコンセプトとなっております!
誰の
補助金事業者/事業部
何の課題を
参照しなければいけないHPが多重構造になっており、また、情報量が多いため、調査・スクリーニングに大きな工数がかかる
参考:
参照しているHPの例 (農水省)
各省庁が同種のHPを持っているため、上記の調査業務を各省庁ごとに実施
どのように解消をするか
Dify agentによって上記作業を”半”自動化!
人間は出力結果の確認、および、自社が参画できる補助金事業があった場合の詳細検討に注力!
出力のサンプル
上記の画像のような形で、スプレッドシート上に補助金の調査の概要をまとめて出力することができます
システム全体の概要
スプレッドシートからGASを起動
Difyで調査を実施
2の出力を受け取り、GASでスプレッドシートに転記
工夫したポイント
point1. ユーザーが情報元を確認しやすい出力仕様:
実際の現場で使う際にはagentが出力した情報だけでは信憑性に欠ける場合あり。そのため、参照したページのURLを出力に含めることで、ユーザーが情報元を確認可能な仕様に設計
point2. 柔軟に仕様変更可能なDify構成:
同トピックの他省庁の調査、および、他トピックの調査業務にも、Difyブロックを少し変更することで展開可能な形で構成
point3. 精度向上のためのプロンプティング
few shot example: URL抽出の際の精度を高めるために、具体的な正解例をプロンプトの中に例示
punishment: 注意事項を明記した上で、それに従わなかった場合に、大きなペナルティを与えるようにルール設定 (逆に、ルールに従った場合、報酬を上げるようなルール設定も効果的)
DSLファイルのダウンロード
以下からDSLファイルをダウンロードできますので、お手元でも動作させてみてください
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