1週間ほど入院した話⑥
術後2日目(入院4日目)
術後2日目の朝
手術前に看護師さんに「痛いですか?」と何回か聞いてみた。返答は「痛いけれど、本当に日に日に良くなるのが分かる。こんなに毎日良くなるのが分かるのは不思議、と患者さんは言う」と聞いていた。
朝起きて(といってもほとんど寝られてない)、そんなに体が軽くなった感じも、痛みが引いた感じもはいけれど、今日からシャワー浴ができる。
術後のシャワー浴
冬なのであまり汗をかいた感じはなく、ボディシートやドライシャンプーを持ってきていたので『ものすごくシャワーを浴びたい!!』という気持ちはなかったが、それでも体をサッパリできるのは嬉しかった。
歩くのにはとても時間がかかるが、立っているだけならできる。シャンプーやボディソープ、着替えの位置をちゃんと調整してシャワー室に入る。
何事もなくシャワーはできた。
そして、シャワーしている時間中立ち続けることができた。ので、ちょっとした自信になった。
痛いのは痛いので調子に乗るのは良くないと思うが、ちょっと嬉しかった。
何をするにも時間がかかる
お昼過ぎに点滴棒を返して、用事を作っては歩き、ベッドで休んで、また歩いてを繰り返す。
とは言いつつ、病棟内にある給水機まで水を汲みに行ったり、歯磨きをしたり、ちょっと遠いトイレに行ったり、ベットで休んだり…。
何事にも時間がかかるので、
朝起きてご飯食べて歯磨きして水汲みに行ってちょっとベットで横になって、昼ごはんになって歯磨きして水汲みに行って遠くのトイレに行ってベッドで横になって、晩ごはんが来て。
すごく時間があるように思っていた術後も、あった言う間に1日が終わる。意外に時間がない。
夜が寝られない
そんなそんなで動くのに時間がかかるだけで、運動もできないままに夜が来る。と、疲れていないので夜が寝られない。
もともと、寝る場所が変わると寝られるが2〜3時間おきに起きる、という性格なので、疲れていないとそれが余計に酷くなる。目が覚めて時計を見ると1時間ちょっとしか進んでない、ということもあった。
スマホを触り続けるのも辛いので、この時にラジオがとっても役に立った。芸人さんのラジオはやっぱり面白い。
ラジオを聴いたり、スマホでテレビを見たり、ウトウトしたりしながら、また朝がやってきた。