至福の一杯
3.4.5月とプロポーズや入籍仕事の繁忙期など
色々な行事が目まぐるしくあり気づけばもう6月
今更ながら3月末の登山を振り返る
今回は、東京と神奈川の県境にある陣馬山から
南郷山→富士小屋山→堂所山→景信山→城山→新変山→高尾山という自身初の長距離縦走
いつもは横須賀から車で登山口まで向かう
(故に運転者がお酒が飲めない)が
今回はうちに前泊して電車で移動
メンバーは毎度の2人
小学校の頃、サッカークラブのコーチに
人間は起きてから最低3時間経過しないと起きない
と言われてこの方、現役時代はそれを守ってきた
しかし今回は始発電車に乗り3時間経たずに入山
頭も身体も起きてない状態で登り始めるのは
本当にしんどい
必然と口数が少なくなり口を開いたと思えば
"しんどい""帰りたい""休憩しよう"
まぁこれも毎度のことなので足を止めずに登る
登り始めて30分程の平地で最初の休憩
切れる息、レイヤードしてきた上着もすぐに脱ぎ
汗が頭皮を伝うのを感じる
鳥の囀りなんて聴いてる余裕はない
束の間の休憩を終えてようやく気持ちに
身体が追いついてペースも上がってきたところで
最初の山を登頂
高尾山からスタートし陣馬山をゴールに
設定する人が多いため
山頂には人はほとんど居らずほぼ貸切で
富士山含め360°の絶景を眺める
消化され始めた朝ごはんと山頂の美味しい空気を
腹に溜め込み次の山へ
当然のことながら山から山へ歩くのだから起伏がある
下れば下るほど次の山との高低差が生まれ
その分登らなくてはならない
頼む、これ以上下らないでくれと思いながらも
"沈んだ分だけ高く飛べる(言うほどの山ではない)"
と謎の励ましを自分にかけながら山頂を目指す
きっと輪島功一がボクシング世界戦で繰り出した
「カエル飛びパンチ」も同じ思想で編み出したのだろう山路を急ぐ
城山の山頂に近づき八分咲の桜と富士の山が姿を現したやはり富士は力をくれる
別れを告げ勢いそのままに高尾山頂を目指す
ちなみに中盤で言った陣馬山をゴールに設定する
人が多い理由は高尾山までのアクセスが良いというのとゴール地点で富士山が拝めること(これはかなり重要)
疲れをフラットにしてくれる
しかし今回、高尾山をゴールにしたのは
タイトルの通り、"至福の一杯"の為にある
人気の山、高尾山頂には売店にキンキンに冷えた
麦酒が売られている
(こういう下調べだけはしっかりしてる)
今回はこの一杯を3人で乾杯する為に
登ったようなものである
登頂後、昼食場所を確保し吸い寄せられるように
売店に向かい麦酒を購入
乾杯と同時に遮るものがない青空に首を傾け、
からっからに渇いた喉に黄金色に輝く麦酒を流し込む
次第に五臓六腑へとアルコールが染み渡る
一気に3ゴクリ
この爽快感はサウナ後の一杯に似ているが
これまでの疲労とロケーションが相乗して
それ以上の多幸感に包まれた
アルコールを摂取しての下山は危険と判断し
帰りはロープウェイでおりました。
(嘘です、シンプルに体力が0の為、ロープウェイ一択)
では、このへんで
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