2024/08/11(日)鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 シネマ・コンサート 昼公演@Bunkamuraオーチャードホール

映画があまりにも素晴らしく、音楽も最高だったので、シネマ・コンサートにも行って来ました。

※画像は、開演前・休憩中・終演後に許可されていた際のもの。

始めに、作曲の川井憲次氏と、水木役の木内秀信氏をゲストに招いてのトーク。

クロマチックカリンバ制作のエピソードや、オーディション時のエピソードなど、もっと聞きたくなる貴重な時間。
「チェロは3万円で安く購入したものの、弦は5万円だった話」の笑いなど、川井さんの人柄の穏やかさが伝わってくる気がするトークでした。


シネマ・コンサート自体の経験が初めてだったのもあり、「映像に合わせた演奏はどんな感じになるのだろう?」と思っていたのですが、演奏があまりに自然で、生演奏であることを忘れるくらいでした。

チケットが「特典付指定席」だったのもあり、音響も素晴らしかったです。


コンサートDVD「Kenji Kawai Concert 2007 Cinema Symphony」で、川井さんご自身の演奏は観たことがあったのですが、生で観るのはこれが初。
目の前で川井さんが、チェロ、エレキギター、パーカッションなどを演奏されているのを体験できるありがたさ。


コンサートは間に休憩を挟む二部構成。
ストーリー上、第二部は、盛り上がり、残酷さ、情愛の深さなど、いずれも増していく流れ。

特に「時弥 -その願い-」の時の心の揺さ振られ方はストーリーを知っていても(知っているからこそ余計に)深いもので、同じ列の隣の方も、その隣の方も、皆泣いていたのも記憶に残りました。

コンサートが終わった後の会場の拍手も、興奮によるハイテンションなものではなく、暖かで共感や感謝の伝わるものだったのも印象に残っています。


特典も余韻に浸るのにぴったりで、特にオフィシャル・パンフレットは、楽曲制作のエピソードや、楽曲解説が満載で、サウンドトラックのライナーノーツとしても楽しみました。

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