キラキラな経験
同じバンドのファンの友達がいる。
SNSで知り合った友達。
彼女と私は年齢も住んでいる所も全く違う。
やりとりするのも、たまーにDMで、ぐらい。
そんな彼女のSNS。
娘さんの付き添いでRADWIMPSのライブに
行っていた事を知る。
私が彼女と知り合った当初は確か小学校低学年だった娘さんが、もうRADを聴くようなお年頃になっているという、こちらの齢を重ねる事で起こる「そりゃ、こっちもおばはんなるわ」なあるあるを感じていた。
久々のやりとりの中で、娘さんがライブをキラキラした目で見ていた、という報告に、多感な少女期の経験を自身のその頃と重ね合わせあれこれ思い返したりしていた。
あぁ、あの頃は本当に生きてるだけで
楽しかったなぁ。それなりに嫌なことはあったけど(笑)。
「若さ」という、無垢で怖いもの知らずで力に溢れる輝かしいもの。
そこに触れるだけで泣けてくる体質になった私。
若さって良いなぁと懐古主義を気取っているわけではなく、純粋にそのエネルギーに圧倒されて感情が震えるのだ。
あぁ、希望の塊だなぁ、と。
いやいや、おばさんもまだまだ、何も、諦めてなんていませんけど(笑)。
コロナでライブに行くのを控えてた時期があったりした中で久々にライブに行くと、こんなに疲れるもんだった?と身体の変化に戸惑う友達。
だよね。
私もめっきりそんな身体になってしまったわよ。
その上、楽しいことを収める心もキャパオーバーになるんだなという事に気づいた時にゃ、そっちの方が驚きだった。楽しいことなんていくらあっても良い!ぐらいに思っていたのに。
感情が揺さぶられるというのは、それだけエネルギーが使われているということなんだ。
だとするなら受験前であることをガン無視して、観たいもの、行きたい場所を最優先に動いていた30年前の私に「よくやったで賞」を贈呈したい。
だって、全部、宝物なんだもの。