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S村女史との旅④ おくほとぅすく編

上藻別駅逓所を後にまた紋別市中心部に戻ってきた。

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我々はS村さんがピックアップしていた「オホーツク流氷館」を訪れることにした。

…土曜日だけど…人いない…

おっ!さっそく目玉の展示があるよ。「厳寒体験室」。マイナス20度の世界を体験。入ってみよーよー。レンタルの防寒ベンチコートを着て誰もいないマイナス20度の世界へ。

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流氷が置いてある。氷が置いてある。氷漬けの魚を展示してある。

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氷漬け、という他にあらわしようのないシンプルな展示。ちょっと「理科室にあるホルマリン漬け標本」を思い出してキモかったのはここだけの話。

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「クマだよ!北極グマだけど!S村さん一緒に写真撮ってあげるよ!?」

「いいです」

なんでだよー。せっかくクマに会えたのに。

最初のうちは「寒がりじゃない方だしへーきへーき!」と飛ばしていた私。しかし展示物の充実振りと比例して冷えていく我々の身体。

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気がつくと防寒してない部分が冷え切っている。ラストにシャボン玉体験コーナーがあり、いい年した2人で-20℃の中、シャボン玉を飛ばす。寒すぎるとシャボン玉は割れずに萎んでいく、という事を体験できるコーナーである。うぅ、さぶい。

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やっていくうちにシャボン玉が出来にくくなっていく。我々の呼気が刻々と冷えてきているのだ。。。わーもう出よう、死んでまう。

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冷え切った私達を流氷の天使、クリオネが大勢でお出迎え。クリオネ、まじかわいー。ここだけクリオネが可愛くて動画撮った。お見せできないのが残念だが、この時、天使・クリオネを前に私達は「吉池の社員だったヒカキン」の話をしていた。ちなみにその後私が「クリオネってさー、目玉のオヤジに似てるよねー」と言ったらスルーされた。優しさからのスルー。いや、そこは違うと思ったら否定していいと思うよS村さん。(動画はその後5秒くらいの沈黙の後に私の「違うか。」という淋しそうな声で終わる。)

流氷の館を出たあとはホテルにチェックインして、荷物を置いてホテル近くのカマボコ屋の直営店へ歩いて行くことにした。

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練り物大好き〜。お腹も空いた〜。考えてみたらまだ羽田出てから何も食べてない。

私はあまりの空腹に「ドライブカップ」を頼んでしまった。7個入り935円。食えるのか、そんなに。でも余ったら持ち帰ればいーし。

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かまぼこの素晴らしさをアピールする書籍が展示されている。そしてペッパー君も。どこにでもいるペッパー君だけどこんなところでも働いていたのか…

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後ろにジャガーさんの色紙が!R.I.P.!

どうでもいいけど上藻別駅逓所にも、オホーツク流氷館にも、そしてここにも「吉田類」の色紙があった。まるで吉田類の足跡を辿っている私達である。販売所の2階では購入した揚げたてのかまぼこを食べられるようになっているのだ。もちろんwithビールでイート・イン!!

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空腹のせいもあるけど、この紋別港を眺めながら食べた揚げかまぼこと缶ビールがこの旅のベストグルメと言っても過言ではないほど、かまぼこ、マジで美味しかった。至福。

ところでこのカマボコ屋、出塚水産さんに向かう途中、漁協の前を通った。なぜか北海道の漁連の旗の色はレインボーカラーなのだが(この後訪れた場所でも同じ旗を見た)S村さんはLGBTのレインボーカラーな訳じゃないですよね?!ここらへんの漁師さんはそういう意識高いとかLGBTの漁師がいるとか?!と妙に色めき立っていたが、

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この景色を見て私達はほぼ同時に

私「虹だ」

S村「レインボーですね」

と呟いていた。その後でS村さんがLGBTのレインボーカラーの話をしだしたんだけど、「いや、そーじゃなくて!虹だよS村さん!ホンモノの虹、出てるよ〜〜」「あ、ほんとですね」

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同じ景色を見ていたのにフォーカスしていたところが全く違ったのだ。えっ、フツーリアルな虹にフォーカスしない?私がヘンなの?!

まだまだ続く珍道中。

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