やまだのうた
「やまだのうた」はやまだに作った。
高校の同級生やまだ。シャン&シャイな心優しき不良高校生だったやまだ。
やまだがお母さんになってから「洋裁が出来る女子だったんだ!」と驚いた。娘とお揃いのお洋服とか上手に作ってた。2児の母になってもスタイル良かった。悪性リンパ腫だったかな。32歳で死んだ。まだ下の子は幼稚園生だった。
私史上最高に哀しいお葬式だった。
私史上最高に美しい死に顔だった。
やまだの親友のチバチャンが「しんどかったと思うけど娘にいい顔を残そうと思って最後に頑張ったんだと思う」と言ってた。
お通夜の席に飽きた下の子が棺の安置してある部屋に行こうとして、周りが「今(その部屋には)誰もいないよ」って言ったら「ママがいるから」って走っていって周囲がみんな泣く、みたいな。
あんまりやらないけどひとりで練習してると思い出して高確率で泣いてしまう「やまだのうた」。
なぜかロックな歌になったのは、やまだのその顔がかっこよかったからだ。「精一杯生きとけ」、って言われた気がしたからだ。
曲中の「紡いだ一瞬は」の「紡いだ」が、「過ごした」とか「残した」とかでないのは、彼女が病室でも子供のために裁縫をしていたとチバチャンに聞いたのがずっと残っていたからだ。
ライブだと泣かないのは、緊張が激情に勝ってるからなんだなぁ、とあとから冷静に思った。
今回初めてエレキでやってみたけど、それが正解な気がする。
カウベルが欲しいね。
ベースとドラム募集。
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