哀れなるものたち
休み前、連休中にやりたいことを、箇条書きにしてみた。
・美容院
・映画
・片付け(不用品処分など)
・録音
・遠出
上の方から優先順位高め。
ということで昨日美容院に一年振りに行き、今日は映画観てきた。
今年1月公開でずっと観に行かねばと思いつつロングラン上映に甘んじてなかなか行けなかった「哀れなるものたち」。渋谷シネクイントWHITE、初めて行った。最初シネクイントに行ってしまったがネット予約したものを発券しようとしたものの発券機で発券出来ず、「ここはWHITEではない」ことに気付く。紛らわしい!紛らわしいぞ!でも時間に余裕があったので、焦らずてこてこ3分ほど歩いてPARCOの8Fへ。渋谷PARCOはいつ行っても面白いすなー。久々に行ったけど。外国の人多かった。キャラクターショップやアニメの店のみのフロアがあって、人々がごった返していてヤエチカかと思ったよ。
連休初日ということもあってか、公開されてから4ヶ月経とうかという映画なれど八割方席は埋まっていた。女性率高し。私の左隣は女性二人連れ、右隣は男女カップルだった。
サーチライト・ピクチャーズの映画を観るのは「ナイトメア・アリー」以来だっけ?
美術、俳優、脚本、衣装、音楽、そして内容、どれを取っても素晴らしヨカッタ。エマ・ストーン!すごい演技力!
そしてダンカン役のマーク・ラファロがエライよかった。
ウィレム・デフォーはなにをやってもデフォーでありやはり素晴らしいし(前述の「ナイトメア・アリー」にも出ていました)、マーサ役のハンナ・シグラも素晴らしい存在感でした。うーむ、エンディングもよかったなあ。隣の女性二人組は終わってから「エンディング、なんか静かすぎたよね」「席が立てないよね」とか笑いながら言ってたけど。ハイハイ。あなた達は本編が終わったらスタッフロールのさなかに席を立つ派なのね。そういう人に席を立てなくさせるチカラがエンディングのスタッフロールにさえもありました。映像と音楽のチカラです。
テーマも良くて、様々な余韻を残します。
隣のカップルも初見らしく、終わってから「長かったね〜」とか男性が言ってた。
ほんとこの映画はリトマス試験紙のような映画だ。
色々な感想がありそうだ。
この映画を観たいと思うか、思わないか、
そして観たならどんな感想を持つかで、その人の性格や、人間というものをどう捉えているかがわかるんじゃないかな〜。この映画が好きな女性ならばこの映画を受け入れられる男性を選んだら失敗はないんじゃなかろうか。
いや〜、でもね、破滅していくダンカンが好きよ。ダンカンが一番男性らしく人間臭いのよ。それを好演したマーク・ラファロが素晴らしかったわ〜。今後ますます良い役を演じるのではないでしょうか。
ギリシャ出身の監督、ヨルゴス・ランティモス、初めて観たけれど過去作も観たくなった。
いや〜美術素晴らしい。カメラもすごくいいです。KODAKのフィルムを使っているとのこと。+18だけどディズニープラスで配信するんだね〜。でも絶対映画館推奨!な映画ですよ〜。でもエログロとかハダカが苦手な人は観ないほうが。いいかも。多分つまんないと思う。
ひとりの人間の成長譚、ファンタジー、美術が美麗、という点で、私の大好きなアレハンドロ・ホドロフスキー監督の『エンドレス・ポエトリー』を想起した。
渋谷で久々に映画観たけど、渋谷で一人で映画観たら時間的に寄れたら必ず行くのが嵯峨谷の蕎麦!ちなみにサガタニと読む!カウンターのみのセルフそば店。久々だけどまだ変わらずあるだろうか?!
映画館を出て、PARCOから迷わずに野生の勘で最短距離でBunkamura方面へ。
かき揚げも美味しい。普通のせいろも勿論美味しい。
しかし、しかし私はここの胡麻だれがなんとも好きなのだー!いつも欲張ってニ色せいろ(普通のつゆと胡麻だれのニ種類が付いてる)にしてしまうけど結局胡麻だれで食べてしまうのを反省し、今日はシンプルに胡麻だれのみ。
(ちなみにワカメは無料、乗せ放題なんだぜい!)
なんつっても蕎麦が上手い。蕎麦湯も勿論カウンターに常備。
ごまだれせいろの欠点は蕎麦湯があんまり楽しめないところなのだが…しかし蕎麦湯は他でも楽しめるけどここのごまだれはここだけなんだよ〜。いや、私がそんなに多くの蕎麦屋に行かないだけなので、他にも美味しいごまだれそばのお店があったら教えて下さい!ここのごまだれが売ってたら買って帰りたいくらいなんだよな〜。
ということで映画の話と蕎麦の話の分量が同じくらいになってしまった。
どちらも好物だったもので〜(^^)
さて、連休中最低でももう一本映画観たいと思ってます。