2024/07/23(ミュンスター:56日目)
お昼にハリスと学食に行って昼食をとる。そこはクレジットカードしか対応していないので現金派のハリスの分を払ってその分の現金をもらっている。少し多めに払ってくれるので、日本語で「ごちそうさまです」と言っている。センキューフォーザミールではどうしても伝わらないニュアンスはある。ダンケフューダスエッセン。うーん。
学校で陶器の絵付け教室が開かれていたので参加した。 昨日のアレッサンドロもいて横並びで作業したのだけれど「誰のために作るとかはあるか」と聞かれて別にないと答えると、彼は母のために作るのだという。母がイタリアで買ってきたマグカップを先月割ってしまいショックを受けていたので、ということでイタリアっぽい絵柄をつけていた。この年次で母親に何かをしてあげるということを照れも衒いもなく語れるのは文化とか言語の違いよりもそもそもの人間の違いを感じる。ダウンタウンの松本人志が照れずに母親と手を繋げるようになるのに50年かかった、とどこかで言っていたのを思い出す。