今シーズン初勝利を思う
3月6日 セレッソ大阪vsFC東京
この日、FC東京はアルベル監督になって初めての勝利を手にしました。
監督交代、そして新たな戦い方で臨む今シーズン、コロナ禍の影響も多分に受けた中で、貴重な価値ある一勝だったと感じています。
そして何より…
勝利が嬉しすぎる!
今日はこのありあまる喜びを綴っていきたいと思います。
実は3/2は布石だったのではないか
3/6の話の前に、忘れてはいけない試合について触れたいと思います。
コロナにより2/26まで活動停止を余儀なくされたFC東京ですが、3/2のルヴァン杯グループステージから実践復帰となります。
相手は、我が夫の愛するアビスパ福岡。
再開初戦、一体どんな布陣での戦いになるんだろう、と緊張しながらスタメン発表を待っていました。
届いたスタメンを見て、コロナの被害が想像以上だったことを、改めて痛感しました。
登録選手が18人いない!
ベンチの半分が2種登録選手!
(ざっくり言うとユースや高校生、大学生のこと)
いくらルヴァン杯と言えども、この10日間でFC東京に巻き起こった出来事がいかに深刻だったかを物語っているように思いました。
果たしてこのメンバーで、どこまで戦うことができるのか…
我が家はスカパーに加入していないため、ルヴァン杯の観戦はできないのですが、刻々と上がるツイート情報から不安な気持ちで戦況を見守っていました。
そして―――
前半に失点を許し、最終的にはこの得点が決勝点となり、残念ながら敗戦。
勝ちたかった。
負けるのは悔しい。
ただ私としては、活動停止明けだったこと、万全のメンバーを集められなかったこと等を勘案すると、正直この結果で上出来だったのではないか、と感じています。
試合内容を直接見ていないので何とも言えないのですが、私はこのメンバーで戦いきったこと、そして最小限の傷で済んだことを考えると、この日の試合は、3/6のセレッソ戦に向けた良いバトンを繋いでくれたように思えるのです。
また、当日のFC東京サポの皆さんのツイートと、公式から出た動画を見ると、この試合でデビューした荒井選手(昌平高校2年生)の活躍が目覚ましかったみたいですね!
これからが、本当に楽しみ!
ちなみに勝利をしたアビスパサポである夫は、試合後、上機嫌だったことは言うまでもありません。
試合翌日、これ見よがしにハイライトを見ていたのには殺意が湧きましたが。笑
チーム力の一点
そして迎えた3/6。
待ちに待ったリーグ復帰戦で、試合開始数時間前からそわそわ。
(現地観戦しない試合で、こんなに緊張したのは初めてかもしれません。)
完全に、FC東京の試合に飢えてました!!!
スタメンを見て、少しほっとしました。
アビスパ戦ではベンチにも入っていなかった選手たちが、戻ってきています。
何より、18人揃っていることに一番の安堵感!
きっとまだ全快ではない選手もいるでしょうが、まずは何よりです。
そして―――
紺ちゃん スタメン入り!
私としてはこれだけでも涙が出そうだったのですが、更にこの試合、得点まで決めてくれるなんて!
昨年までの苦しみが嘘のように、開幕戦から紺野選手の躍動したプレーには期待しかありません。
得点後、アルベル監督との熱い抱擁にぐっと来たのは、きっと私だけではないでしょう。(あの瞬間、昨シーズンの紺野選手の苦労と同時に、辛く苦しかった活動停止の終わりを感じ、込み上げるものがありました。)
ちなみにこの得点シーン。
松木選手の身体を張ったプレーを起点としての得点だと思うのですが、誰か一人の個人技に頼るのではなく、多くの選手の連携で決めた得点ということに、「新生FC東京」を感じ取ることができました。
ただしチーム全体が躍動した前半と打って変わって、後半はだんだんと雲行きが怪しくなります。
後半16分に青木選手が2枚目のイエローカードで退場となってからは防戦一方の展開。
(前半青木選手に1枚目のイエローカードが提示されたとき、今村主審が間違えてレッドカードを提示してしまったのですが、これは後半のレッドカードの予言だったようにしか思えない…)
結果的には最後までゴールを割らせることなく30分以上(アディショナルタイムを入れると40分近く)耐えることに成功しましたが、あんなに試合終了の笛が長く感じたアディショナルタイムは初めてでした。
(できればもう二度と味わいたくない。)
ただ、何度も何度もセレッソに攻め続けられれる中でも、決して得点は許さない、という強い執念がピッチから伝わってくるようで、FC東京の底力を見たような気がしました。
クバ神信仰が普及するのではないか
この試合で信者を増やしたのは間違いなく、クバ神こと「ヤクブ・スウォビィク」選手でしょう。
この試合、彼のおかげで何度助けられたことか!!!
去年まで彼に苦しめられていましたが、味方となるとこんなにも頼もしい選手なんですね。
クバ神がいなければ、間違いなく大量失点ゲームだったでしょう…
今シーズン、きっとこれから何度も彼を拝むことがあるのでしょうけれど、本当に味方で良かった!
仲間に加わってくれて、本当にありがとう!
上記の動画を何度も見返すたびにお礼を言いたくなります。
もう既にFC東京にはなくてはならない存在で、たった3試合でサポーターのハートをがっちり掴みましたね!
今シーズン、FC東京サポの間ではクバ神教が普及すること間違いなしです。
(そして意外と声も素敵!笑)
ますます注目の松木選手と、加速するチームへの期待感
試合終盤につれて相手陣内に殆ど入れなくなったのですが、その中で私が注目したのは、後半40分の松木選手のプレー。
ただでさえ1人少ない状態で、キックオフからプレーを続けているにも関わらず、相手選手数人に囲まれながらもボールをキープしようとするあのプレーには感動しました。
結構へろへろになっている選手も多かった時間帯で、なかなかできるものではないですよね。
無尽蔵のスタミナと強靭な肉体、強い気持ちがなければ絶対にできないプレーですし、味方を勇気づけたプレーだったのではないでしょうか。
(ちなみに私は半分涙ぐんでました)
「高校No.1プレーヤー」と言う枕詞以上の活躍ですし、既に今シーズンのFC東京には欠かせない存在になってきているように感じます。
プレーにも華がありますし、目が離せないですね。
この試合、勝ったからこうやってほっとできていますが、わくわくしたり、ヒヤッとしたり、はらはらしたり、感動したり、正直どっと疲れる試合でした。
ただピッチの選手たちからは「絶対に勝つんだ」と言う気持ちが伝わってきて、疲れはしたけれど、絶対に最後まで見届けなくちゃ、という気持ちにもさせられましたよね。
この辺り、「気持ちの入った熱い試合」をモットーにしていた健太トーキョーからの積み上げを感じます。
下記の記事にも書きましたが、今シーズンの監督には「健太さんが培ってくれた土壌を更に発展させてくれる監督」を望んでいましたが、そういう点ではアルベル監督は適任だったのではないかな、と思います。
アルベル監督の紡ぎ出すストーリーに私はわくわくさせられっぱなしで、まだ2試合しか見ていませんが、今でも開幕戦の時に感じた期待感と高揚感はどんどん増しています。
開幕戦の時は、まだ完成度が20%と言っていましたが、一体どこまでいくんでしょうね。
健太ロスの私でしたが、すっかりアルベル監督に夢中になっています。
試合後のインタビューで、「この勝利を、コロナに苦しんだ選手たち、まだ復帰できていない選手たちに捧げたいと思います。」というコメントからも素敵な人なんだな、と感じました。
ここまで興奮冷めやらぬ状態で書き進めてきたのですが、どうしてこんなに嬉しいんだろう、と振り返ったら、FC東京の前の勝利は、昨年11月の広島戦まで遡るんですね。
しかも昨年11月は、vs清水4-0○、vs横浜0-8●(健太さん辞任)、vs徳島0-2●と不安定な月だったので、3/6の勝利はチームの安定感・一体感も感じられたからこそ喜びも一入だったんだな、としみじみ思いました。
改めて!
FC東京、今シーズン初勝利、おめでとう!
本当に嬉しくて嬉しくて、今でも思い出してはにやけています。
青木選手の次節出場停止、そして負傷交代した安部選手、ディエゴ選手、アダイウトン選手の状態は気になるところです。
(負傷交代した人数の多さからも、まだまだコンディションが100%からは程遠い感じが伺えます。)
ただ、次節はホーム開幕戦!
私はDAZN観戦予定ですが、ホーム開幕戦に相応しい内容&結果を楽しみにしています!