![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/169052958/rectangle_large_type_2_0b2297b1b553e270af2afe012bc2dc27.jpeg?width=1200)
オーストラリアで叶える理想の子育てとは?職業”母 2ー戦争の無い環境
理想の子育てこだわり その2 『 戦争のない環境 』
私の両親は戦前の生まれですが、
2024年8月14日の統計によると戦後生まれの日本人は
1億932万人(87,9%)だと言う事ですので
戦争の無い環境?と疑問に思う方が殆どだと思います。
私がここでお話したい『戦争のない環境』とは
「夫婦喧嘩をしない」と言う事です。
この世界から戦争が無くなって欲しいと多くの人が思っていると思いますが
世間一般的には夫婦喧嘩というものを良く耳にします。
私は夫婦喧嘩と言うのは家庭内戦争だと思っています。
同じ民族とは言え全く違う環境で育ち成人した二人
好きで結婚したとはいえ、何十年と培ってきた習慣や
趣味嗜好、それが全て合致する事など奇跡としかいい様がない
と思うのです。
そして一番近くに居て日々干渉しあうからこそ摩擦もおき
不満も生まれる。人間ですからその時の体調や気分もあるでしょう。
まさに国境のない小さな二か国が誕生するわけです。
想像してみて下さいもし日本列島が海に囲まれることなく
太古の昔の様に陸続きだとしたら。。。。
結婚生活とはそれと同じようなものだと思うのです。
海を越えて流入してくる外国人ですら大きな社会問題を引き起こしています
これはまさにご近所付き合いであったりママ友と同じでしょう。
夫婦二人きりなら、戦争もいいかも知れません
休戦したり、歩み寄ったり、訣別したりの選択も自由です
しかし、一旦子供を持ったら世界は別の次元へと移ると思うのです
子供が一番最初に人間関係を学ぶ場は家庭であり
両親からだと思うのです。言葉遣いや、態度、表情、
お母さんをどう扱うのかを父親から学び
お父さんをどう扱うのかを母親から学ぶのではないでしょうか。
どうせ仲直りをして一緒に暮らすのなら
最初から戦争をしない。無駄な傷つけあいをしない。
感情的な口論をしない。
子供にとって両親の喧嘩は百害あって一利なしだと思います。
私自身が喧嘩の絶えない家庭でそだち、既に家族崩壊しております
私の場合兄が2人姉が一人と祖父母がおりましたので
その家庭内戦争は複雑を極め常に誰かと誰かが言い争っている状況でした
そのような常に戦争状態にある家庭で育った事によるトラウマは甚大です。
凶悪犯罪者の多くは幼少期の家庭環境に問題があったと言われています
また、虐待されて育った子供が親になると同じように虐待をしてしまう事も
知られています。
私は悪の連鎖を断ち切りたいと
何があっても夫婦喧嘩はしない。授かる事があるとしたら子供は一人。
と心に決めていました。
「可愛がって育てるとこんないい子になるのねぇ。。。。」とは
私の母が私の娘を見て呟いた言葉です。
夫婦間の戦争と同じほど親が子供の前で別の子供を叱る事
また比べる事も子供の情緒に取り返しのつかない傷を負わせます。
叱られた方も、叱られている所を見せられた方にも。
違う事を当然と思う事
相手を自分の思うようにしようと思わない事
自分の正しいを押し付けない事
相手のいい所を見る事
自分の中の無言の”これをして欲しい”を期待しない事
しかし、私は聖人君主ではありません。
いつも笑顔でいるには相当な心の余裕が必要です
その為に仕事を諦めました。
私は仕事が大好きです。移住前は共働きでしたし
仕事と家事育児をしていた私が夫より先に就寝した事もありませんでした。
しかし、それも移住したら職業:母になると決めていたからこそ
耐え抜くことができたのです。そして
子育てや家事は圧倒的に夫より私の方が優れています
比べるまでもありません。
ならば、得意な方がその責務を負うのが順当だと思うのです。
女性と男性には役割に違いがある。
今時、こういった考え方は受け入れられないのでしょうね。
夫婦喧嘩を見ることなく育った娘はその恩恵を肌で感じているようです
いつもお母さんがいるだけで家の中が明るく笑顔に包まれる。
彼女も家族を持ったら夫婦喧嘩は絶対にしないそうです。
「おまえの両親だって、お前が寝た後に喧嘩してるよ」とは
娘が小学校の時のクラスメートに言われた言葉。
でも、私たちは子供がいるいないに関わらず喧嘩をしないんですよ。
これは本当です。よほどラブラブなのだと思いますか?
応えはNOです。『違いを理解する』これに尽きます。
次回:理想の子育てこだわり その3 『 時間こそ最大の愛情 』