ミケコ(猫)の闘病日記(2日目)セカンドオピニオン
2023年2月20日(月)結局、長年お世話になった動物病院に連れていった。
診察室に入って、少し驚いた。
あっ院長先生だ!
この動物病院に初めて行ったのは1997年のこと。なんと四半世紀以上も前のことではないか!
最初は普通の動物病院だった。しかし今や、20名近くの獣医師をかかえる総合動物病院と化した。
何年くらい前からだろう、院長先生は手術等で忙しく、なかなか診察はしてくれいない印象だったから。
「みけこちゃん、こういうお手々でも、長生きですね~」
独特の声と話し方。懐かし~~。
そうだ私はこの先生に惚れてこの病院に決めたのだった。一生ついていこうと思ったのだった。
「はい、拾ったときは何年生きられるのかと心配しました」と私。
「ね~逆に普通より長生きだ」
ミケコの前足は奇形だ。
肉球が変な形にくっついて、爪もあらぬ方向に伸びている。
まだミルクしか飲めないときに、肺炎になって、一度この病院入院していたことがある。看護婦さんたちは「かわいい、かわいい」ってみんなの人気者なのだと、その後も、診察にいくたび言われた。みんな「カニちゃん」(前足がカニの爪みたいだから)と呼んでいた。
正直に昨日別の病院に行ったことを話し、もらった血液検査の結果をみせ、「肛門周囲腺癌」ではないかと診断されたこと、改めて先生の診断が欲しいことを伝えた。
炎症がひどくて今細胞をとって病理検査をしてもよくわからないから、とりあえず1週間薬を飲んで炎症を抑えてから、診断しましょうってことになった。
「肛門腺のところだからね~」
といいながら患部を消毒して薬を塗ってくれた。
なんかちょっと「癌じゃないんじゃないか」なんて気もしてきた。
1週間後に院長先生ご指名で予約をとった。