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ゆっくりと、息をしていて。

仕事も
身支度も
洗濯も
掃除も
お風呂も
連絡も

全てが出来なかったとき、
私は私以外の人類皆敵に見えていた。

大丈夫かい?という心配の声も
なにか行動しないとだめだよという有難い声も
自分に投げかけられる全ての声が怖かった。

誰も私に構わないでよ。期待しないでよ。
誰にも何も言われたくない。
死にたい。

人生で初めてそんな感情を抱いた。
(人生と言っても今年24になるくらいしかまだ生きていないけれど。)

何もしなくなってから、
4ヶ月が過ぎようとしている。
やっと、動き出したいと思える心になった。

私は4ヶ月くらいで持ち直したけれど、
この4ヶ月という数字はあくまでも私の期間で、
1年、5年、10年…とかかる人もいれば、
3日間あれば戻ってこれる人もいるだろう。

だから、あなたはあなたの心に素直に従えばいい。

これは誰にも強要されず、強要させてはいけない。
自分だけの絶対テリトリーだと思ってほしい。
何が正解なのかもないのだから。

心に余裕が無い時に、
誰と接しても、何を思っても、
プラスに行くことはなかった。

何を言われたって、
「あなたに私の何がわかるんだ」と思ってしまったし、

何も考えないようにしていても、
「なんで私って生きてるんだろう」と考え込んでしまったり。

この感覚はなってみないと説明出来ないし、
理解するのも難しい。

もちろんならないことが1番良いが、
SNSで世界中の人々の私生活を見れるこの世の中で
人の悩みの種は1ミリ先に1000個以上落ちているだろう。

可愛くなりたいと思っても、
上には上がいて絶望するなんてことも普通にある。

" 自分以外、全ての人が敵 " というのは、
あながち大幅にズレてはいないのかもしれない。


でも、そんな世の中でも

心に余裕が生まれたら、

意外と敵は自分に向かってきてはいなくて、
(敵も自分で精一杯だったりする。)

暗くて狭かった私のテリトリーが
明るく照らされて広がって
傍にいてくれる人が意外といたりする。

それに気づくまでは、
生きているだけで良い。

今日は、
コンビニにご飯を買いに行けた
顔を洗えた
ゴミを出せた
散歩に行けた

それで十分。

少しだけ欲を言うなら、

元気で生きていてね。

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