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仕事終わりにミステリーきっぷで伊豆諸島に行きましたよ

年末の疲れた会社員である私は、SNSで流れてきたミステリーきっぷの話題に素早く飛びつきました。為替差損も在庫数のズレも電話でのお問合せもない世界がそこにはある。はず。
18時、仕事納めをしたら竹芝です。

チケットは20時くらいから発券可能とのことだったので、受け取りに行きます。
「お客様の行き先は新島に決定しました」
決定っていう言い方がちょっと面白かったです。これを求めていたのだ。新島…あえて何も調べていないので、モヤイ像以外何のイメージもありません。
21時30分くらいには戻ってこいとのことでしたので、だいぶ時間が空きました。これはあれですね。

近くのホテルが大浴場を有料で開放していることは調べがついているのですよ。
ちなみに一応聞いてみましたが、「東海汽船の当日チケットを持っている人は割引」という制度は既に終了しているそうです。残念。
夜景と大きな浴槽が楽しめるし、タオルシャンプーコンディショナーボディーソープ化粧水乳液ドライヤーと揃っているので、荷物を少なくしたい私にはちょうど良かったです。あと浴場に時計があるのがめちゃめちゃありがたかった。船の時間がありますからね。

21時50分くらいに乗船だったか。22時出発です。
2等和室なので雑魚寝です。一応女性専用席ですが、入口はカーテンだし出入りする時は無造作に開くので、着替えとかはどうかなあという感じ。あくまでも「席」であって「部屋」ではないわけですね。
隣の席の人が手練れのフェリー乗りらしく、出港前から熟睡の態勢に入りました。これはガサガサできない。
甲板が意外と寒かったので、部屋の窓から外の景色を楽しみました。毛布を2枚借りてきて、下に1枚敷いて上に1枚掛ける。熟睡はできませんが、寝ていれば酔わない気がするのでゴロゴロしてました。ネットも使えないし(のちのデジタルデトックスである)。
夜中、消灯後にそっと抜け出して船内を探検してカップ麺を食べました。自販機のカップ麺ってどうしてあんなにおいしいのかしら。

充実の自販機

夜明け前、突然照明がつきます。大島です。月明かりにだんだんと陽光が差してきます。雲はあるけど良いお天気です。

朝日

利島でも人が降りて行く。利島も行ってみたいんですよね。小さい島だということだけ知っています。

さて8時35分新島。滞在時間は3時間20分ですが、ビビリなので出港20分前には港に戻っておきたい。
というわけで、集落を散策して帰りに砂浜をお散歩というルートに決定しました。山を背にして、海に向かって右が集落です。方向音痴ですがこれなら何とかなる。GoogleMapも使えるし。それにしても海が青い。
集落周辺には、レンタサイクルや釣り竿の貸出などがありました。今回はやらないけど、アクティビティには不自由しなさそうですね。
町はとにかくすごく静かで(平日だし)、コンクリ的な建築が多いです。ネコチャンもいます。

ネコチャン

坂の向こうに青い海が見えるのってテンション上がります。海の見える街で過ごす子供時代ってどんな感じなんだろう。内陸の生まれなので想像もつきません。

海が見える坂道

集落の一番山側にある神社でお参りをして折り返し。
どこかにパン屋さんがあるはずでしたが、方向音痴ゆえに見つけることができませんでした。まあ良いです。

海きれい

砂浜に誰の足跡もない!新雪みたいにふわふわさくさくです。海の水が透明できれい。あと100mに1個くらいイカの甲が落ちてる。漂着物を見るの大好きです。ハコフグのハコ部分も落ちてました。

ハコフグのハコ部分

とかやってるうちに出航時間。
とにかく海が青ければ何でも良いです。静かな時間を過ごせて大変満足でした。

GPSによる足跡

昼間でも甲板はしっかり寒い。早々に景色を諦めて船室に引き篭もります。行きとは違う部屋です。隣の席の方が「知ってる人が見ればそれと分かるアニメグッズ」を持っていたのでちょっとだけお話しました。大事だな、「知ってる人が見ればそれと分かるアニメグッズ」。
日が暮れてから、いつも長蛇の列で全然入れなかった船内レストランに入れたので島海苔塩ラーメンを食べました。船内レストランの窓からは夜景が楽しめます。ほんと、甲板寒いのでレストランは風がないだけありがたい。

島海苔塩ラーメン

例の自販機は、パン全部と一部のカップ麺が売り切れていました。自販機のパンはデニッシュパンだけだったので、次にさるびあ丸に乗る時はあんぱんとか惣菜パンとか持ち込もうかなと思います。
そして竹芝で解散です。ちなみに赤坂見附で大規模に転倒した老紳士の救助に参加しました。大丈夫とかおっしゃってましたけど、見た限りでは頭部を強打していたのでぜひ病院に行っていただきたいものです。正月になってからでは遅いんだぞ。

というわけで、大変楽しい旅路になりました。熟練のオヒトリストと思われる方々も参加していたので、一人参加でもそんなに浮きませんよ多分。
東海汽船:
https://www.tokaikisen.co.jp/

今回の持ち物:
歯ブラシ、基礎化粧品、化粧品、常備薬、酔い止め、靴下、下着、充電器、お菓子

あれば良かったもの:
惣菜パン・おにぎりなどの夜食、日焼け止め

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