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DTMer, 作曲家必見!シンセサイザーの基礎波形、その特徴と使い方まとめ!


作曲家、DTMer、ボカロPのみなさん、こんにちは!
I'chiba'nのYUNです!

みなさんはシンセサイザーを使った音作りしていますか?
SERUMやVitalのように多くの人が使うシンセの場合、
プリセットなどがよくできていて、最近は昔ほどシンセに詳しくなくても
かっこいい音楽を作れるようになったのですが、
シンセサイザーの仕組みと、基本となる波形の特徴を理解することはとても大事な部分ですね!

と言うわけで、
今回の記事はシンセサイザーの基礎的な波形の秋類と、その特徴、
そしてどんな場面に使うのかをみなさんに紹介したいと思います!



01. SINE波

画像提供:Chat GPT
シンセサイザー(SERUM)でのSine 波形

Sineは、全ての波形の基本となる音です。
全体的に柔らかくて暖かい音色(?)だけど、
なんかしょぼく聞こえる特徴を持っている波形です。

Sine波の特徴は、単一周波数でできた音であるところです。
倍音が存在しない、
と言うことですね。

僕たちが使っている楽器には、ほとんど倍音というものが存在し、
私たちがピッチを認識する「基本周波数」の他にも、
実は多くの音が重なっています。

Sine波でA3を鳴らした場合のEQ
ピアノでA3を鳴らした場合のEQ

ピアノもSine波形も、
同じくA3の音を鳴らしているのにEQ上で表示される波形が違います
よね?
これにはもちろん基本的な音色の違いなど、色々な理由がありますが、
簡単に言って、「倍音」があるか、ないかの違いだと説明できます。

SINE波形はこの倍音がない、
一番ピュアな音ですので、全ての波形の基本となるといえます。

SINE波の特徴:
・倍音がないピュアな状態の音
・暖かくて柔らかいイメージの音色

Sine波形は倍音が存在しないという特徴を活かして、
Pluck、808Bass、E.P(Electric Piano)の音を作る際によく使われます。

Migos - Bad and Boujee (808ベース)

SINE波の使い方:
・Hiphop、EDMなどに使用される808ベースやサブベース
・Future Bass, Kawaii Bassなどによく使われるPluckサウンド
・その他


02. Triangle波(三角波)

画像提供:Chat GPT
シンセサイザー(SERUM)での三角波形

三角波は、Sine波と似ているようですが、
Sineよりは少し荒いイメージの音色です。

三角波は、基本周波数と奇数の倍音を含めている波形であります。

三角波でA3を鳴らした場合のEQ

同じA3を鳴らした場合のEQをSine波と比べてみても、
高音域に複数の音が上がっていることがわかります。

暖かくて柔らかいサウンドを作りたいが、Sine波よりは特徴的な音に仕上げたい時、三角波は良い選択肢になれると思います。

三角波の特徴
・Sineと似ているが、もう少し荒い音色
・奇数の倍音を込めているサウンド

ILLIT - Magnetic (曲全般のArpegiateリード)

三角波の使い方
・Pluggnbなどヒップホップジャンルでのリード楽器
・Sine波形と同じく、ArpegiatorとしてのSubPad
・その他


03. Square / Pulse (四角波)


画像提供:Chat GPT
シンセサイザー(SERUM)での四角波形

四角波はというと、昔の8ビットゲームのサウンドを思い出せばイメージが浮かびやすいかなと思います。

容量の限界があった昔のゲームは、四角波とSine波形を基本とした楽曲をBGMとしてたくさん使っていました。

四角波でA3を鳴らした場合のEQ

そのイメージが強かったせいなのか、いまだに四角波はレトロな雰囲気を出したい時やCheepTuneのような8ビットサウンドをテーマにしたジャンルによく使われるサウンドです。

Sineや三角波に比べると、よりラフなサウンドであることが特徴です。

四角波の特徴
・SIne、三角波よりラフな印象のサウンド
・レトロゲームの8ビットサウンド

スーパーマリオテーマソング(曲全般)

m7kenji x TORIENA -  PULSE FIGHTER (曲全般)

四角波の使い方
・8ビットのようなレトロゲームサウンドの制作全般
・レトローなサウンドのシンセリード
・その他


04. SAW波(ノコギリ波)


画像提供:Chat GPT
シンセサイザー(SERUM)でのSAW波形

SAWは、シンセサイザーの基礎波形の中で最も倍音を持っている波形であって、EDMやダンスミュージックで一番頻繁に使われているサウンドです。

SAW波でA3を鳴らした場合のEQ

倍音が多く見えていた四角波よりも細かく、たくさん倍音が入っている様子です。

SAWはたくさんの倍音を持っているせいで、他の波形と比べて太くて荒い音がするのが特徴です。

太いという特徴のため、ベースからシンセパッド、リードなど、全ての楽器に愛用されている波形です。

SAW波形の特徴
・基礎波形の中で最も太いサウンド
・EDM、ダンスのようなジャンルでよく使われるベース、シンセサウンド

Chris Brown - Don't Wake Me Up (1:07~ 曲全般のシンセ)

aespa - Whiplash (楽曲全般、ベース)

SAW波形の使い方
・EDMベースの楽曲のベース
・EDMベースの楽曲のリード、シンセパッド
・アニソンなど、明るい楽曲でのファーとしたクールなパッドサウンド


みなさん、いかがですか?
シンセサイザーの基礎波形をしっかり覚えておくだけで
十分楽曲コピーやアレンジの際の楽曲理解度が上がると思います!


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