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音大卒業して約20年、1からジャズピアノを習ってます

私は、自宅でピアノの先生をしています。

生徒層はクラッシックをする子、クラッシックはせず、ポップスのみする子、様々です。

私は約20年前音大のピアノ科を卒業しました。

クラッシックのみしか習っておらず、それが当時は普通だったと思います。

クラッシックは奥が深く、楽しかったし、それは今でも変わりません。

しかし、クラッシックピアノって伝統を重んじ、こう弾かなければいけないとか、ああ弾かなければいけないとか、人によって解釈も違います。

私は音楽ってもっと自由であっていいんじゃないだろうかって思ってますが。

そんな私ですが、一年前からジャズピアノを習い始めました。ジャズピアノは私の中で、楽譜を見ないで自由に弾くというイメージがありました。

音大まで行ったのに楽譜がないと何も弾けない自分がとにかく情けなかったので、ジャズピアノがどういうものかを知らないにも関わらず、習おうと決めました。

実際レッスンに行き始めると、覚えることの多さと、なかなか覚えれない40代の自分の頭にびっくりしつつ、まずは2段符からジャズっぽい弾き方をマスターし、次に右手でメロディーを弾き、左手でコードを弾くということを練習しました。

それができたら右手でいよいよアドリブをするのですが、中々難しい💦

しかし楽しい❗️

ジャズはクラッシックとは違い、決まり事が少ないが、こう弾くああ弾くは自分で決めて表現しなければいけないし、それが出来ないと演奏もつまらなくなってしまう。

ノリもクラッシックとは全然違うので、私にとってジャズはそこが1番楽しいって思えるところです。

とはいえ、家で練習してると、ジャズの練習が終わればクラッシックを弾いてる自分がいて、どうやら、私の脳はどちらも求めているなと感じる。

クラッシックを弾いてる時とジャズを弾いている時、頭を使っている場所が全然違うように感じるのです。

ジャズはクラッシックしか習っていない人は絶対弾けないと思います。

逆にジャズの先生は

「クラッシックは絶対弾けないよ。」

とおっしゃいます(笑)

同じピアノなのに本当に不思議です。

クラッシックピアノは与えられた楽譜を忠実に弾くのに対し、ジャズピアノは与えられたテーマを自分でアレンジして弾きます。

興味深いことにジャズピアノを習い始めてから、クラッシックに対しても解釈が明らかに変わってきたのです。曲の進行や、使っている音、調べてみる程、作曲家の偉大さがよく分かるのです。

それにポップスを弾いている私の生徒達にも伝えたいことが増えてきました。

何よりジャズにしろクラッシックにしろ、以前より楽しめている自分がいるのが、1番得たことかなと思います。

とはいえ、まだまだ覚えなくてはいけないことが沢山なので、いつかジャズピアノを人前で披露できるのを目標に頑張りたいと思います。




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