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2021.04.09 世界が消えないように 下北沢駅前劇場

*ネタバレ含んでます







まず

行けてよかった

ほんっまに。
ギリギリまで諦めとった。けど、どうしても生で観たくて押し切らせてもらった。
劇場の扉が開いた時から閉まるまでずっと美しくて、名残惜しかったなぁ。
もう少しあの世界におりたかった。
私がどれだけ伝えても薄っぺらいだけで実際に観てもらわんと伝わらんと思う。
海底みたいやったんやんなぁ最初。
配信はまだ観てへんからどれだけ肉眼で見るのと差があるのか分からんけど、写真だけじゃ分からんかった美術や照明。
こっからどうやって場面が変わってくの?違和感ない?と思ったけど、観だしたらそんなこと一切気にならんくなった。

今思えば空の過去があったから最初海っぽかったんかな。空目線の話やもんな。

その空が出てきて話し出した言葉でタカイさんを思い出して、少し泣いてしまった。
無事に幕が上がったことが改めて嬉しくなった。

5人の出会いのシーンでそれぞれの個性がなんとなく掴めた気がする。
世界がおらんかったらあの4人だけでは友達になる可能性低かったやろうなー。笑
自己紹介した時に、航太郎が世界に言われた言葉に対してなんか少し変やった理由が後に分かった時、ああってなった。
いい名前って言われた碧も複雑やったやろなぁ。
はじめは、女っぽいと言わず受け入れてくれた世界に対して嬉しそうやったんかなと思ったけど、それ以上の理由やったもんな。



あかん、これ、めちゃくちゃ長なるからはしょります。



"世界を殺してしまった自分は喜んではいけない"と思って自分の子どもができた事を素直に喜べやん大智には腹が立った。
分かるよ、分かるけどそれなら避妊しろよ。と
そこが子どもなんやろうな。
ていうかな4人のせいじゃない。5人や。
人の心には入り込むくせに自分のことは話さんかった世界、世界の中には入り込もうとせんかった4人。
航太郎くんあなた碧に向かって「また逃げんのかよ!?」って言いましたよね?
あなたもですよね?
自分に言い聞かせとったんかな。分かってたんかな。
誰か1人でもあの日の世界の異変に蓋をせんかったら、世界が死ぬことはなかった。
でもな、そんな事は起こらんと気付けやんことのが多いんよな。
誰も悪くないのにそれを自分たちのせいやと思い込む、優しくて愚かな4人が大好きや。

そして航太郎がとても心配。笑
碧も最後にやっと自分から逃げずに世界の死を受け入れて世界に会えた。
大智も子どもが出来たことを喜べるようになった。
空はもう一度筆をとることができた。
うん、みんなよかったよかった。
しかし航太郎よ、親父のこと、いまでも好きか?
航太郎も逃げることをやめたから実家に帰ったんやろうけど、無理するなよ。と言いたい。

あと最後にさ、あくびをした世界を4人は見たのに、あくびうつらんかったのちょっと勝手に切なかったな。大智からはじまったあくびの最後が世界やったのは分かるけど、世界からはじまるあくびがもう一度見たかった。
叶わん願いやけど。
けど、世界が消えたからじゃない。
消えてないもん。
極端な話5人みんなが死んでも消えることはない。
雪ちゃんが、大智と雪ちゃんの子どもがおる。
そしてその友達へ家族へと続いていく限り、どれだけちっぽけな世界でも消えることはない。きっと。
でも少しでも世界のおった世界を色鮮やかなままにしていけるのは4人と、空の書いた話を共有できた自分たちなんやろうなと思う。





時間がやばいので一旦ここまでにします。
編集して足すか、2として書き出すかは気分次第で…


04.11追記
このまま続けます。
むしろ上のにもちょっと足してます。



仕事しながらふと落ち着いた時に、脳内で世界が消えないようにを再生しとる自分がおった。
世界はなんであんなに友達がほしかったんやろう
世界の過去が大阪から出てきた浪人した男の子ってだけで、他はなんにも分からん
あの4人と友達になれて本当に嬉しかったんやろな
どっかで4人を見てて、喧嘩もできんままそのまま卒業してほしくなかったから出てきたんやろ
自分も一緒にいきたかったやろうし
雷が中和して繋げてくれたのはイモトのWi-Fiだけじゃなくて、世界とも
きっと世界はみんなを救いたかった
素直で嘘は付けやんのに自分が世界を殺したと思っとったことは、皆んなには言ってなかったであろう大智
自己肯定感が低くて自分に自信がなくヘッドホンでいっつも壁をつくっとる碧
アル中の親父のせいでついた消さん顔の痣は痛くないのに、お酒のせいで出来た見えやん痣はずっと痛いまんまの航太郎
航太郎にすら過去を見せやんかった、"世界"が消えることを2度体験しとる空
そしてきっと自分のことも救いたかったんやろうなと思う。



また途中ですが、今日はここまでで



04.12追記



やっぱり役者さんは役者さんなんやなと思った
言葉が合っとるかは分からんけど

柊吾くんは立っとるだけのシーンも手持ち無沙汰じゃなかったり、柊吾くんの周囲30㎝内が空だったというか、ここが舞台上なのか街中の男性を見ているのか分からんくなった

里恩くんは表情が大袈裟じゃなく凄く自然やった、自分の事隠すのうまそう。笑
碧だったからか元々の目なのか分からんけど里恩くんの目が好きやなと思った

瑞生くんは小さい声を大きく出す技術すげえと思って教えてほしいと思ったし、サロペット着る大学生の役を違和感なくできる人ってなかなかおらんのちゃうかなと思う

三好くんが演じる世界のふわふわしてて少し纏わりつくような仕草が、世界っていうキャラクターの色を分かりやすくしてくれてたと思う、と勝手に思っている
世界が亡くなるシーン後の呼吸をみて、命削ってるなあと、グッときた。

大くんは先入観かもしれやんけど、台詞やのに歌っとるように感じた。それは個人的には凄く言葉を受け取りやすいから刺さるところも多かったけど、役者さんとの違いはやっぱりどうしてもあって。航太郎を表現する松本大の部分が多かった。



このお話は凄く分かりやすくて、久々に演劇を観た私としてはちょうど良かったのかもしれないが、正直もう少し掘ってほしかったところもある。
美術、照明、音楽が美しかったからお話はもう少し汚い、冷たいところが混ざっている方が私個人としてはお話をリアルに受け取れたかもしれない。




帰りの道中で、タカイさんが世界が消えないようにを書いている時に聴いていた曲を聴きながら帰ってきたのだけれど、危うく電車の中で泣いてしまうとこやった。
フラワーカンパニーの深夜高速っていう歌なんやけど
今日、生きててよかったと私は思いましたよって。
伝えたくなった。
最後講堂に集まって笑う5人の笑顔が、一年越しにちゃんと幕を上げられて5人で世界が消えないようにという演劇の舞台に立てている今が実際に楽しくて嬉しいんじゃないかと思うほどリアルで。
そんな舞台を観に行けて本当によかった。
人との関わりとか、時世との関わりとか、全ては選べないその中で、今何と生きていきたいかを考えさせられた。



アーカイブを見て、細かな表情が伝わってきた。
やっぱり里恩くんの表情が好き。
三好くんの表情もめっちゃ良かったなあ。
スイッチング一ヶ所だけ、ああここ切り替えてほしかった…ってところがあった。笑
劇場で観たものと同じ回やのに各シーンのテンポが速く感じた。
2回目やったからなのか、おしりが痛くなかったからなのか、お家やったからなのかは分からんけど。
予告編のPVで使われていた曲の続きが、タイトルと役者の名前とタカイさんの名前が映し出される時に流れてきて、ものすごく鳥肌がたったのを思い出した。きっとこれからもこの音楽を聴くと世界が消えないようにを思い出すんだと思う。
出来ればタイトルが知りたい。
そう、PVが世界が死ぬ数時間前だったんですね。
今改めてPVを見るとなんとかして世界に今日はうつ伏せで寝ろと伝えたい。
みんなの笑顔が愛おしくて悲しくなる。
世界の言う通り空にはずっと書き続けていてほしい。自分の心が空っぽだと思わないように。





最後に、本当に今、このタイミングで
世界が消えないように
を観られて本当によかったです。
この世界を1人でも多くの人に知ってほしいと思う。
永嶋柊吾さん、松本大さん、大野瑞生さん、髙橋里恩さん、三好大貴さん、タカイさん、この作品に関わった全ての方に、この愛おしい5人に出会わせてくれてありがとうと心から伝えたい。
ありがとうございました。








また追記するかもしれませんが、一先ずここで終わりにしたいと思います。
では、また

あ!!!!パンフの写真めっちゃ好きです。
宣伝美術の方が撮られた写真ですか??
とても素敵です。




ではでは

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