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地獄の沙汰もSORE次第

1月から2月The Grateful a MogAAAzに加入して4年が経ちました。あっという間と言えばあっという間に。だけど、モガーズを4年には不思議とあっという間という気はしないです。
アイドルを4年やっていると言う事に対しては、あっという間なんてレベルじゃなくてもうびっくりする。加入した日の事の方が昨日の事より鮮明に思い出せるよ。

4年も私が続けられたのは、ファンの皆様はじめ、周りに居てくれる最高人間達のお陰です。
それだけだから、本当にそれだけだし、それ以上も以下もないです。
今側にいる人達、活動を応援してくれるあなたが居なければこんなに続けられなかったと思います。

Gollipop Recordのオーディションを受けた時は大学を卒業する年でした。卒業するタイミングでコロナというものが流行り始め、就職活動というものもをすっ飛ばしてもやりたい夢があり、全く就活というものを経験せずに過ごしていました。
コロナが始まりその夢をこの時期自分1人でやるには小手先の下組ではかなり難しいという事だけは、どんなに頭の悪い私だって分かるくらい簡単で、しばらく貯金を食い潰すだけの生活が始まりました。
色んな人に驚かれるのですが、結構貯金していたんです。

貯金があると言っても死ぬまで道楽で生きていける保証にもならないお金を握り締め、こんなキリギリスのような生活を送っていても、きっと何も始まらない。自分1人でこの生活を脱却出来るのか。

計画という言葉と無縁で生きて来た私だからこそ、1人の力で何か面白い事を始める難しさに特に喘いでいました。
その頃の私と同じような状況に陥る友人が「おもろいことは口開けて待ってても起きへんで。こんな状況なんか特にやで。切り替えて逆に今の状況なら今までの状況では出来なかった事を始めればええやん」と言われたのが目からウロコで、その子も私も今こんな風に育って今のように飯を食って居なければ、別の世界線があって別の分岐点を選んでいた自分なら何をしていたかを考える時期に見つけたオーディションがGollipop Recordのオーディションでした。
そのオーディション自体はコロナでオーディションそのものが白紙に戻ってしまい、とりあえず次やってみたかった事を考えよう。と、英検3級と大卒だけのトロフィーを大切に磨くだけの世間知らずの女の子だった私が初めて前向きになれた時期でもありました。

前向きでいると良い事があるんですね。何度も私に思い出して欲しい。何かきっかけがあった時は常に前向きだった事。これから暗く後ろ向きどころか伏せてしゃがみ込んで何も見ないようにしたい気持ちがある時に嫌でもサイコロを振る前向きさが大事だって事。後ろ向きに進む事も前向きだって事。そして誰かの光になりたいと思うメッセージを残す瞬間は全て前向きな今だって事。

何度もnoteやトークで話しているけど、その時期に謎のメールが届いたんです。
差出人はGollipop Record。

だけど誰が送ったのか4年経っても分からない。
その誰かから「もう一度オーディションに応募してみませんか?」と言うメール。
プロデューサーの木下さんは私の事を2回もオーディションに応募した熱意のある子だと思っていて、「あの時メールで2回目のオーディションの連絡がなければ、やっぱり私には難しかったんだと思っていたので2回もメールを送っていませんでした」と言う私に「誰が送ったんだ?」と当時のマネージャーすらも知らない謎のメール。
送った人はGollipop Recordの誰かだろうけど、私はあなたのお陰でみんなに出会えました。

そんな事があり、悩んでないフリをする私に声を掛けてくれた関西人の友人は私がオーディションを受けた時期に同じくオーディションを受け、ほぼ変わらない時期にデビューして麻雀の女流プロになり先月大きな大会で二冠を取りちょっとしたニュースになりました。
私が本当に自分が嫌になった時、逃げたいのが大阪だと思うのも、彼女が大阪の人で、私が学生の時に初めて親のいない旅行へ行ったのも大阪。その時の大阪への道のりは、美大時代にルームシェアしていた同居人3人とヒッチハイク。
それ以降「私の地元遊びに来いや!」と大阪に連れて行って行ってくれたのも彼女でした。

「アイドルのオーディション無くなった!次は女子プロレスのオーディション受けるわ!」と返す私に爆笑してくれたのも彼女で、お互い今はやっている事は違うけど、彼女も今のアイドル人生の中の戦友の1人です。本当に私事ですが、彼女と出会った場所が3月に無くなると言う話を聞き、寂しい気持ちとあの場所で学んだ事は私が残せていけたらいいな。
「キャンちゃんの事は友達だと思ってないで!ビジネスフレンドやってんねん。私それで儲けとる!」と会う度に言うし、全然遊んだり今は出来ていないけど、老後までビジネスフレンドで居たい。

私がまた人に恵まれていると確信してしまう出会いは話出したらキリがありません。
Gollipop Recordは勿論、今モガーズのアー写や撮影スチールに携わってくれているたまえ。や、昨日公開されたMV「地獄の沙汰もSORE次第」の撮影をして下さった浅井一仁さんもその1人です。
浅井さんは私が美大生の時に出会い、大学に未提出の作品が沢山あった私にアドバイスをくれたり、作業場を貸して、浅井さんの作品を手伝い(結果・私がサボったり、適当な話をずっとして妨害してブチ切れられていただけ)をさせて頂いたり昔からお世話になっている1人です。
私が就職活動もしないでふざけ倒していたのをキャンディだしなと認めてくれてたのは、大学の数人の教授と浅井さんくらいで、その人達だけにはアイドルを始めた事を伝えました。
それ以外の人にはほとんど伝えておらず、タワレコでたまたま姉に似た人を見つけたと連絡をくれた妹のように、私の知らないところで周知されているのを恥ずかしくも嬉しくも思います。
同窓会も誘われる程、義務教育から学校にも行ってなかったので、知られるという事が名前や顔が広がっていくという事と=になっているのが、面白くも嫌でもあります。もっと広がりを持たせたいです。

ドキュメンタリー作品が好きな私が、浅井さんの作品を好きじゃない訳がありません。こうしてモガーズの作品に携わってくれた事、本当に嬉しいです。
アイドルを初めてすぐに浅井さんに映像を撮って欲しいとお願いして、やっとここまで来ました。
それと同じく木下さんやGollipop Recordにとって私の存在や期待がどんどん大きくなっているんだと感じる事もそれに応えるにはどうすればいいのかと考える日々です。

私達が肯定しない事をこれを読んでいるあなたが肯定する筈がない事は痛く分かるから。だから私が好きな人を私が好きでいる。
それはあなたの事を私が大好きでいる事がこの物語のスタートだから。
全肯定とも全否定ともまた違う話なんだけど、言葉にする事が難しいな。鏡みたいなものだと思っています。

「地獄の沙汰もSORE次第」もっと広めて行きたいです。昨日はメンバー全員で100キロ完走出来て良かった。私は頑張る事しか出来ないけど、頑張ってるというのを理解して欲しい訳ではありません。
頑張っている・悲痛だ・何かしてあげなきゃと思われるのは、私にとって1番惨めです。
凄腕の縁切り神社を探してもらいたい訳じゃない。私はヤバ過ぎるパワースポットへみんなと沢山行きたいんだ。

だからいつまでもあなたの事が大好きな楽しい女の子でいます。
あなたが笑っていなくとも楽しいのがわかるように、あなたが泣いていなくとも悲しいのがわかるように、あなたが顰めていなくても怒っているのがわかるように、あなたの解像度をもっとあげたい。
私の解像度はあげなくていいの。目の前にいる私で満足させたいから。

一緒に作り上げて居たいです。私とあなたの関係をもっと。

一緒に走り抜けていきましょう。あなたが私の歴史で、私があなたの歴史になります。

次回はオンライン配信!

そして次回ライブは名古屋!

お待ちしてます!

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