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024 親が子どもにクロールを教えるためのTIPS ③-4クロールの完成:呼吸の前に(キャッチアップクロール)
ここまで手の軌道、ローリング、伸ばす手の考え方をキャッチアップクロールで発信してきました。あとは呼吸をするだけです。ただ、呼吸をする前に一度自分の動きを把握することも覚えて欲しいです。
それが今回の内容
具体的には、ローリングができているか?ここを自分で把握することです。
WHY:なぜそんなことをする必要が?
理由は簡単
クロールの呼吸は、カラダを回転させて行うから、そもそもローリングができていないと、かなり呼吸がしにくい
初心者にとって、呼吸はローリングができている方が絶対にやりやすいです。
コレはかの有名な「見返り美人図」です
この絵を仮に、彼女が泳いでいる姿を真上(天井)から見たものだとして、呼吸をするために顔をこちらへ向ける練習をしているとします。
彼女はカラダがローリングしていないので、顔は横を向くのが精一杯、、、こちら(天井)に向けることができないので、きっと呼吸をした時に水を飲んでむせるでしょう。
首だけ回して呼吸をしようとしても、せいぜい横までしか向けないんですね。
正しいのは、コレです
彼女のカラダは横を向いてローリングしています。そこからさらに首を回すとかんたんにこちら(天井)を向くことができます。
つまりこういうことです
①クロールの呼吸で顔を水から出すためには
まずしっかりとローリングでカラダが回転
していること
②そのうえで首を回転させると、カンタンに
顔が出て呼吸がしやすい
お分かりいただけるでしょうか?
目視せよ
ローリングをしているか自己評価する方法は、地味極まりないですが、やっぱり自分の目で見るのがオススメです。
動きの上達に必要なこととして
・見らずに感じている動きの感覚
・目で見た動きの映像
両者を同時に感じることが本当は理想的なのですが、実際に泳ぎながら自分の動きを目で見ることは難しいです。
だから見れる時はチャンス!わざわざローリングを目で目視する必要は、十分にあります。
動きにつられず、下を見る
やることは簡単です。
呼吸なしのキャッチアップクロールで、顔はずっと下を向いで固定し続ける。
これだけ。そーすると
カラダがローリングしていれば、下を向いている視界に肩や腕が入ってくるのです。
ほら↑ね。コレで肩や腕が見えなかったら、ローリングできてないってことです。逆に、肩や腕が見えてきてたらローリングできてるってことです。
因みに、自分では下を向いているつもりでも手回しとローリングの動きにつられて、首がぐるんぐるん左右に回転している人も結構いますw
もし泳ぎながら視界が定まらない方は、その気があります。よく意識すれば分かることです。
おまけ:すべて繋がっている
ちょいと脱線しますが、実はこのフェーズ【クロールの完成】で話した
3-①
3-②
3-③
全てのスキルにローリングが重要な役割をしています。というか、初心者が楽にカラダを動かしてクロールを泳ぐためにはマストと言い切ってもいいくらいです。
ローリングの大事さをここで再認識してくださいね!
お疲れ様でした
さて、長きに渡って話してきたこの「親が子どもにクロールを教えるためのTIPS」も残すところあと一回で終わりです。
このブログが需要あるのかは謎ですが、気に入ってくださった方のお子さまは泳げるようになったのでしょうか?すごく気になりますw
夏ももう終わりですね。
それではまた次回!