牡牛座さんへ 2021年上半期の手紙
野外劇の幕が上がる
2021年、牡牛座さんの舞台は劇場へと移ります。
長い探求の旅を経て、牡牛座さんは遂に自分の舞台を見つけるのです。
それは、固い壁で隔てられた屋内劇場ではなく、
広大な青空と澄んだ空気、豊かな緑ひろがる野外劇場。
そこで演じるシナリオは、牡牛座さんがこれまで体験した旅路、そして旅路の先で見つけた一筋の光を目指す冒険譚。
野外の舞台では、鳥がいたずらをしてきたり、
猫が闖入したり、
遠くから車のクラクションが響いてきたり、
様々な予定外の出来事が飛び入り参加するかもしれません。
でもこれまで、嵐の海を渡ったり、
灼熱の砂漠を歩いたり、
大風の大地で野営したり、
吹雪の中懸命に街を目指したりして、希望の光を見つけようと進み続けた牡牛座さんにとって、そんなことはアクシデントすらないのでしょう。
予定外の闖入者すら自らのシナリオに取り込んで、劇の一部にしてしまうはずです。
そんな牡牛座さんの姿は、劇の開幕を知っていた人からは歓迎されるでしょう。
その歓声を聞きつけて、広場の外を歩く人々も「何だなんだ」と寄ってきます。
そのくらい、2021年の牡牛座さんは存在感を放っているのです。
そしてこの野外劇は、これから始まる長い長いシナリオの、ほんの始まりにすぎない・・・のかもしれません。
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