獅子座さんへ 5月の手紙

獅子座さん、こんにちは!

今月から12星座占いのタイトルを変えてみました。12星座別の記事を書き始めた頃から、これって何かに似てるんだよなあと思っていたのですが、最近「あ、手紙に似てるんだな」と思い当たりました。無意識のうちに、それぞれの星座さんへの手紙のように記事を書いていたみたいです。もしよかったら、読んでみてください。

新緑の季節がやってきました。朝露をきらきらとまとう若葉が爽やかな風に揺れているのを見ると、不思議と元気がわいてきます。

5月を上旬・中旬・下旬にわけて見ていきたいと思います。

新月・満月については記事の後半で!


表舞台が忙しい上旬

5月上旬は、仕事や社会的な活動などの表舞台に立つことが多そうです。獅子座さんはもともと、舞台の上で華やかに指揮をとることが得意な星座さんですが、この時期はあなたのその才能が如何なく発揮されそうです。

色々なことが中断を余儀なくされ、この先の予定も不明瞭な今、たくさんの人が不安に苛まれています。そんな中で、獅子座さんのリーダーシップはまるで光り輝く太陽のように、みんなの心を勇気づけることでしょう。あなたがみんなの司令塔となって、希望を与えてくれる。そんな印象があるのです。実務的なコミュニケーション能力が高まるときでもありますので、交渉事なども円滑に進めることができそうです。

この上旬は、困難を乗り越える閃きが訪れる予感もあります。特に7日前後は、閃きや気づき、インスピレーションが降りてきそうです。そういった天啓のようなものをキャッチするときのコツは「古いものを処分すること」です。もう古くなって役に立たないもの、考え、習慣などを思い切って手放してみると、スムーズに新しいものが入って来るようになります。


生命のきらめきを知る

中旬からは、表舞台からは一歩引いた、内側の世界へとエネルギーの流れが変わって行きそうです。自分と深いところでつながる存在との、太い絆を再確認していく期間となるかもしれません。

中旬の獅子座さんの星の配置を見ていて、童謡の「手のひらを太陽に」という歌が思い浮かびました。自分の手のひらを太陽にすかしてみると、熱い血潮が流れている。その熱と命の力を実感し、地球に生きているすべての生き物も自分と同じように、ひとつの命を懸命に生きていることに気づく。そのような印象を受ける歌です。

私たちは皆、個別に生命として自立しています。しかしエネルギーの流れとして考えてみると、家族や友人、同僚などと太い生命線でつながれているのがわかります。経済や生活などのレベルでももちろんつながっているのですが、感情やもっと深いところの部分でも、つながっているように思います。

誰かが喜んでいれば、自分も嬉しくなる。誰かが苦しんでいれば、自分も苦しくなる。それはきっと、見えない何かで私たちがちゃんとつながっているからだと思うのです。その命のつながりのようなものを、実感する時期に入っていくのではないかと思います。見えないところで流れている自分と他者との間の熱い血潮を感じるような出来事があるかもしれません。

その熱さ、尊さを感じたときに、命のきらめきのようなものも実感としてわいてくる。そのきらめきが、明日へと向かって歩き続けるための希望になるのではないか。そのように感じました。


社会全体が長い見直し期間へ突入

そして中旬からは多くの天体が逆戻りを始めていくので、社会全体が見直し期間へと突入していく印象です。経済や生活の再生に向けて、様々なことが見直しを促される期間です。

秋ごろまではこの動きが続き、最終的に新しい動きがスムーズに回りはじめるのは年末あたりのように感じられますが、そこへ向けて個人レベルから社会レベルまで、5月中旬から徐々に動き始めるようです。


にぎやかな交流

下旬に入ると、中旬のどっしりとした雰囲気から少し抜けて、友人関係やサークル仲間のような横のつながりとの交流が活発になりそうです。家とも職場とも違う、第三の場所のようなところでの活動が楽しくなるようなイメージもあります。仕事や家庭、そのほか様々な「深いつながり」の中でちょっと疲れを感じていたら、友人や仲間との忌憚ない会話で救われることもありそうです。

一方で、年下の若い人たちとの交流もあるかもしれません。この時期は下から上へ向かって突き上げるような力を感じますので、部下であったり後輩であったり、これまで自分の懐に入れて守ってきたような人たちから、様々な提案がなされるかもしれません。もしかしたらそれらの提案は攻撃的にすら感じられるかもしれませんが、それはあなたの度量の深さやリーダーシップを信頼しての事なのだと思います。あなたなら組織の末端の人々の苦労まで理解して、改善してくれると信じているからこそ彼らは訴求するのだと思うのです。

もし意見の食い違いで対立が起こりそうなときには、同じ目線に立って一から物事を創造していくことを意識すると良いかもしれません。大切なのは、慣習にしばられない事と、「一緒に作り上げていく」という意識です。これを執筆しているのは4月下旬ですが、まだまだ社会の先行きは不透明です。そんな中で、これまで通りのやり方を踏襲していくことは難しいところもあるでしょう。若い人たちは時流の先端を見ることが得意ですが、具体的、建設的に物事を構築する経験は少ないと思います。若いセンスやアイデアを、t年上の人たちが経験によって具体化していく。そんな共同作業の形もあるのかもしれません。産みの苦しみという言葉がありますが、創造には苦労がつきもので、その大変さを一緒に経験することで絆がより深まっていく。そんな印象があります。


満月・新月について

5月7日19:46頃、蠍座で満月が起きます。

上旬は表舞台に立つことが多いのですが、この満月時期は「家や居場所・両親」にもスポットライトが当たりそうです。忙しく立ち回っている時期なのですが、家庭や実家などからも何かサインが送られてきているかもしれません。もしそのようなサインがあれば、見送らずにキャッチすることで絆が深まるでしょう。

もしくは、あなたから声かけをしていくタイミングなのかもしれません。ただでさえ閉塞感の漂う時期ですから、あなたから声をかけていくことで家の中が明るくなっていく。そんな気がします。

また、この満月から新月の時期を通じて、断捨離を意識すると良さそうです。新しい力を自分の中に取り込んでいくために、今後も残していきたいものと必要ないものを選別していくことを意識的にしていくと良いでしょう。

全体的には満月前後、様々な事象が「導き」を示してくれるような印象があります。子供を導いている親は、そのまた上の祖父母から導きを受けているものです。教えとはそのように、連綿とつらなっていくものなのだと思います。この時期に受けとった気づきやガイダンスは、一人で抱え込まずに周囲の人に分かち合うことでよりポジティブに拡がっていくように思います。

また、現代的な生活の中で忘れ去られてきた、いにしえの教えのようなものが密かに花開くイメージもあります。「所有すること」から解放されるような印象もありますので、物欲や所有欲に関して浄化が起こる人もいるかもしれません。


5月23日02:39頃には、双子座で新月が起こります。

理想を新しくするタイミングと言えそうです。フレッシュな力が自分の中の古いものを吹き飛ばし、新しい夢や希望を打ち立てていく。そんなイメージがあります。上でも書きましたが、この新月時期に獅子座さんの描く「希望」の中に新しい風が吹きこんでくるように感じられます。

外側からもたらされた未知のものを、否定することなくいったん受け入れてみることが大切です。そうするとこれまでにない新しい「未来予想図」が描けるような気がするのです。

全体的に見るとこの新月前後は、慣れ親しんだところへ戻ろうとする動きと、新しい方向へ変えようとする動きが表れるように感じます。様々なシステムを元の通りに戻そうとする動きと、そうではなくて変えるべきところは変えて行こうとする動きとが、二分するのかもしれません。

情報の流通が加熱していく時期でもあり、これまで表には出てこなかったサイレントマジョリティの声があちこちから噴出しそうな予感もあります。

これは社会的な大きなレベルでも表れると思いますが、個人レベルでも同様に向き合うべきものとなりそうです。これからの社会や環境をより良くするために、何を残し、何を変えていくべきなのかをしっかりと意見交換するような時期にさしかかります。


獅子座さんの5月を読んでみました。外出自粛の中、気分が塞ぐことも多いと思います。獅子座さんの星は太陽です。朝など人の少ない時間に、外に出て太陽の光を浴びてみてください。体力気力が充電されるはずです。小さなお花見をしながらの散歩、おすすめですよ。5月は薔薇の季節ですが、ゴージャスなその姿を見ると獅子座さんを思いだします。でも華やかな姿の内側には、野ばらのように純朴でまっすぐな心が隠れているように思うのです。そんなピュアなところがあるからこそ、獅子座さんの言葉や行動は皆の心に響くのでしょうね。

ここまでお読みいただきありがとうございます!

すべての獅子座さんが健やかな5月を過ごされますように。

それではまた!

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