未界域の《おろかな埋葬》
シケーダです。自分用の整理も兼ねて、【未界域】の《おろかな埋葬》の役割と使い方をまとめていきます。
《おろかな埋葬》というカード
わざわざこの記事に目を通すような方には不要かもしれませんが、まずこのカードの性質についておさらいしておきます。
はい、この通りですね。落とすカードに指定のない万能墓地肥やしです。
【未界域】で重要なのは、「縛りがない」という部分です。1Tでデッキのカードを掘り尽くし使い切るということを目指す未界域では、ランダムハンデスで展開するという性質も相まって強力な墓地効果を持つカードをピン挿しで散らすという構築になりがちです。しかし、それらのカードに毎試合アクセスできて効果をフル活用できるなら苦労はない。そうです、ここで《おろかな埋葬》の出番というわけです。実質的にデッキ内のあらゆる墓地効果持ちに書き変わることのできるワイルドカードであるこのカードの場面に応じた使い分けをこの記事でまとめていきます。
一,《BF-精鋭のゼピュロス》
落とした際のパワーは最も高いと言えるでしょう。
・《チキンレース》をバウンスして展開リソースを大きく伸ばす
・場の未界域をバウンスすることでババ抜きの結果をやり直し、展開の運による部分を緩和する
という二つの役割を持ちます。これだけでも働きとしては十分なのですが、☆4・闇属性という優れたステータスを持つために《No.60 刻不知のデュガレス》《ライトロード・ドミニオン・キュリオス》といった、未界域の展開の要となる二体のモンスターの素材となることができます。
二,《妖精伝姫-シラユキ》
取り回しの良さではゼピュロスに劣りますが、負けず劣らず優秀な効果を持っています。展開終盤のデッキ枚数が薄くなってきた頃に爆発的にリンク数を伸ばすことができる他、展開序盤-中盤にかけてでも相手の《無限泡影》などの手札誘発を弾くことができますが、
・最も通したいデュガレスが起動効果であるために弾けない
・展開の最序盤で出したいキュリオスと墓地が肥えていなければ強さを発揮できないシラユキではタイミングが合わない
・《終わりの始まり》などの強力なドローソースと墓地コストを食い合う
という欠点があるため、こちらの用途は上ブレという認識です。
三,《シャドール・リザード》
捨て札確保要員です。
《シャドール・ヘッジホッグ》を経由して《シャドール・ビースト》をサーチすることで、《終わりの始まり》のコストと捨てられて強いカードをいっぺんに確保しています。手札が未界域で固まっているときなどが狙い目です。後攻からであれば《シャドール・ドラゴン》を落として相手のバックを剥がす動きもできますね。
四,《ゴキポール》
モスマンをサーチします。
本当にそれだけのカードで、
・キュリオスに誘発を打たれて仕方なく
・既にゼピュロスを使った後の二枚目以降
のような使い方が主でしょうか。
以上でこの記事を終わります。