反LAB声明

CSLAB概要

CSLABは学生が自ら学ぶことを捉えなおし、実践するための場であり、実験場。学生が企画、運営する。それぞれ違うことを考えている人たちが集まって、双方向的に技術やアイデアを交換している。「もう1つの大学」であり「知の漂流教室」。

VS VOL.5(CSLABで発刊されている雑誌)より引用

これを読むと、LABは主体的な学びと実践の場として、大学のオルタナティブスペースとして、学外との領域横断的な交流の場として機能する、学生にとって有意義な場のように思える。反LABはLABの全てを否定するわけではない。むしろ本来のLABを実現するための補助輪が反LABなのだ。

LABの実態

実際LABでは学生が企画運営するイベントが定期的に開かれ、専攻領域を横断した学生たちが交流している。しかし、イベントはレエクリエーションであってクリエーションではないし、交換されているのはお菓子であって、アイデアや技術ではない。それらを行うのも違う思考を持った人の集まりというよりは同じ人種の集まりである。LABは自由な空間だが単に自由な空間に知は漂流しない。コンビニの前にヤンキーが溜まるように、美大と言えども空間があればそこに溜まりたがる人種が溜まっていく。するとコンビニヤンキー同様、本来のLAB利用者(違う思考を持った人)たちをバラバラに離散させ、最後に残る集団に多様性がなくなるのは当然の帰結だ。

反LABの目的

　反LABの目的は前述した通り、本来のLABの実現にある。ゆえに反LABは不安定なLABの補助輪であり、LABという歯車に対して逆回転するもう一つの歯車である。
　もうすこし具体的なことを言うと、まず、反LABに離散してしまった本来のLAB利用者を集め、多様性のあるコミュニティを形成すること。次に他大学の生徒や一般の方の参加を促進し、学外との交流を深めること。そして大学のオルタナティブスペースとしての役割をより強固にするため(LABの施設は大学内にあり、維持費も大学が負担しているので大学への依存度が高い)に、コミュニティ形成の場をインターネット空間に移行することの3つの目標が挙げられる。

反LABの活動内容

反LABの活動は基本的にはLAB同様参加者同士の交流、参加者によるイベントの企画運営だがインターネット上(Discord予定)でやり取りが行われるため情報が残り、かつタイムラインに共有され通知も飛ぶので知の漂流性能が格段に上がることが期待される。また、大学外の参加者も積極的に受け入れるため、美術領域外の専門的な知識も手に入りやすい。さらに、定期的に乱数で企画運営メンバーを決めたイベントを開催することで、知と人の流動性を高め、コンビニヤンキー化を抑制する。

反LAB人員募集要項

反LABにはLABという強大な組織を少数精鋭で変革する力が必要だ。
よって反LABには研修期間を設ける。研修生は反LABの交流を見ることができるが発言はできない。イベントを企画運営することはできないが、イベント後の質疑応答に参加できる。正規人員として採用されるには何かしらのエキスパートでなければならないため、研修生は論文を作成し、反LAB内に共有してもらう。作成した論文がどこまでテーマを掘り下げて考察できているか、参考文献の質と量の二点で正規人員として採用するかどうかを判断する。正規人員は5～7人を採用する予定だ。研修生は無限に採用する。リンクから参加可能https://discord.gg/BQ4Tvf3KcC

そのほかにわからないことがあればツイッターで@art_gawakaranを検索し、DMにて質問することができる。また、反LABの団体名とロゴも随時募集中。