高齢者施設での落語会。 前座4年目にして何気に初めてだ。 高齢者施設で落語なんてとても需要がある はずなんだけどコロナでことごとく開催中止になっていたんだろう。 初めて入る高齢者施設にドキドキ。 入るとまずクリスマスツリーとサンタさんの人形でお出迎え。 すごく楽しそうな雰囲気✨ 奥へ進むと楽しそうな雰囲気はそのまま続き、各部屋の入り口には 囲碁将棋グループ ハーモニカグループ 川柳グループ ヨーガグループ などなど、看板が。 サークル活動が盛んな
何日か泊まりで行く仕事のことを"旅"と言う。 他の仕事で言うところの出張というやつ。 仕事のことを"旅"って言っちゃうあたり、落語家らしく呑気でいいなあといまだに(だいぶ慣れてきた4年目でも)思う。 2泊3日で鳥取の小学校を4校回る学校寄席の旅。 鳥取に着いたらまずレンタカーショップへ。 みんなでハイエースに乗って旅のスタート。 朝~昼にかけてはわりとタイトなスケジュールだけど、 終わってしまえば自由時間らしい。 1日目終わり、帯同してくださるスタッフの方が運転席から
どんな落語会も緊張するけど、今回は特に緊張。 内容は、 おせつときょうた兄さんの単独ライブ、あずけばちのゲスト出演。 "単独ライブ"って響きかっこいいなあ。 落語家の開く会の呼称はだいたい"勉強会"。 演芸ファンからしたら 勉強会=落語会 ってのは当たり前に分かるけど、 演芸に詳しくない人からしたら 「勉強会?なんのワークショップだ??」と頭にはてなが浮かぶ事必至のネーミングセンス。 私も落語を見始めた頃は、"勉強会"という独特の呼称が足枷となって(落語の勉強をさせら
寄席以外の落語会の仕事の事を"わきの仕事"という。 1年目はわきの仕事はあまりなく、ほとんど寄席通いだが、 2年、3年と年数を重ねていくとだんだんわきの仕事にも連れていってもらえるようになる。 まだわきの仕事があまりない1年目の頃。 ある師匠からわきの仕事をいただいた。 真打2人と 二ツ目1人と 前座(私) 真打ちが2人もいて豪華な顔付け! わきの仕事なんてそうそうあることではないので、とても嬉しかった。 前座がわきの仕事へ必ず持っていく3点セットがある。 ●出囃子
寄席や落語会は、高座だけでなく、打ち上げも醍醐味である。 仕事の後の一杯が楽しみなのだ。 もちろんこれは落語界だけでなく、どこの業界もそうであろう。 大きな会社では、新入社員が9月ぐらいから 忘年会に使うお店へ下見に行くなんて話も耳にするし、 どこも打ち上げを楽しむことに余念がない。 そんなに前もって事前準備をしなくちゃいけないということは無いが、打ち上げは前座の腕の見せ所だ。 特に 新人前座とベテラン前座(?)で腕の差が出るのが、 いかに師匠方の目を盗んで食べたい
前座の4年間、出来なかった事がたくさんあります。 その中の1つにSNSがあります。 修行中の身分で、まだまだ皆さんに何かを発信するような立場ではないのでそれは当たり前。 だけども前座修行中に起こったことを、その時のままの言葉で綴ったものって面白そうじゃない? 自分がお客さんだったらちょっと見てみたいかも! そう思って日記をつけておこうと決心したのは前座の初期の頃。 いっぱい書き溜めて、二ツ目になったら一気に世に出そう! 何かあったらスマホで日記をつけていました。