「シックスセンス」【映画記録8】

監督・脚本 M・ナイト・シャマラン
製作国 アメリカ
公開 1999年


そういえばしっかり観たことないかも知れないと思って鑑賞。

よくあるホラー映画だと思っていたら、
ストーリーも良いし、雰囲気も良いしで好きな映画になりました!

主人公は子供の精神科医。
ホラー映画で鉄板のイチャイチャシーンで過去の患者に襲われる衝撃展開。
そこから1年後に物語は進み…
主人公マルコム生きてたんだ!よかったね〜と何も疑わずに観続けていました。

この流れだと犯人と同じような子供を救い、主人公も救われるお話なんだと思いますよね⁉︎
あんな事件があったらもっと夫婦仲深くなるものではないの?仕事ばかりの旦那さんに冷めちゃったのかな〜と違和感もありましたが…。

最後はコールも救うことができてよかった〜、これで夫婦仲も良くなってハッピーエンドだね〜なんて呑気に思っていました。

まさかの!マルコムの事実!どんでん返し!!夫婦仲などここまでの違和感が全て回収されていきました。第六感を持つコールの物語だと思っていましたが、コールの第六感が繋いだマルコムの物語だったのですね。

ホラー映画では幽霊は怖いものと扱われることが常ですが、この映画では死んだことに気づかずに彷徨っている哀れなものとして扱われているのが他とは違っていて新鮮でした。

また、セットや衣装、映像の雰囲気が素敵でした。
奥さんは常にドレスで登場して女神感、マルコムはスーツで献身的で優しそう、コールのお母さんは明るい色の服装で衣装が登場人物の性格を表しています。

そして、赤色が印象的な映画でしたね。
コールの通う協会の扉、誕生日会の風船、マルコムの部屋のドアノブ、コールの部屋のテント。
神秘的なカラーとして扱われていたのでしょうか?

「シックスセンス」=第六感というタイトルだと怖いホラー映画かなと思いますがそんなことはなく、人間の愛と死を描いた映画でした。
寂しい夜や疲れている時に、一人でも家族や恋人と見るのもおすすめです。

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