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mind.
「愛という名のもとに」1992年
もう、30年前のドラマなんだ。1年程前に見て、社会へ迎合していく彼らにとても「共感」したのを覚えている。一番感情を寄せたのが、鈴木保奈美演じる「貴子」だ。彼女の家庭は貧しく、母子家庭。一方で唐沢寿明が演じる「健吾」の家は政治一家。貴子がその事実にどこか後ろめたい気持ちでいるシーンが本編で描かれている。そして胸の内には女性として、男性の傘下ではなく自立して「働きたい」という強い意志が秘められていたと思う。
健吾の父のこの言葉が印象的だった。
「若いんだから恋愛は好きにするがいい。だが結婚は違う。双方が同じレベルにないといろいろ弊害が起こるものなんだよ」
なるほど。私自身も貴子と似た境遇にいるから、当たり前の現実を叩きつけられた感じ。そもそも「結婚」に関して、最近疑問を抱いている。生半可な知識で「結婚」を語りたくないので、勉強したら多様な視点を持ってこのnoteに綴っていこうと思う。
鈴木保奈美は東京ラブストーリーで「赤名リカ」というバリキャリウーマンを演じていたが、これもまた同じように「自立した女性像」だった。
でも、どちらもちょっと「寂しそう」なんだよね。周囲に強がいる感じ。そうゆう絶妙な表情を作るのが本当に上手い。
「愛という名のもとに」は名言が沢山散りばめられている。何があっても「仲間」を大切にする彼らに少し「嘘臭さ」を感じるシーンもあるけど(笑)まあ、それもトレンディドラマの良さかなと。
私はスマートフォンで簡単に伝わってしまう「愛情」より、誰かを思い会いに行く。その愛情にかけた時間がとても愛おしい。愛はもっと泥臭くていい。スマートな恋は面白くないでしょう。