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私にとって〇〇というバンドは…。

私は音楽が好きだ。
特に邦ロックと言われるジャンルをよく聴く。
多分、アーティスト自身の"ことば"を一番受け取れるからだと思う。

洋楽も好きだけど、それは音やリズム、メロディーが聴いていて心地いいから。歌詞を知ろうと思うと、日本語に変換するために一度頭で考えたり、ネットで調べたりしなきゃいけない。
アイドルとかはどうしてもビジュアルが重視されていたり、ダンスなどのパフォーマンスも含めて曲が完成するというイメージがある。作詞や作曲と歌い手が切り分けられているケースも多い。

だから、
つくった本人たちが届けたい想いを、音や言葉を通して、直接受け取れる感覚がある日本のバンドの音楽が好きなのかもしれない。

好きなバンドはたくさんある。これが一番とかは特にない。それぞれにそれぞれの良さがあるから。自分の気持ちや状況によって、そのときの一番が変わる。ひと昔前は「私はこのバンドが一番!」とか思っていたけど。


ーー

好きは多いほうがいいよ、味方になるから。
好きが多いぶん、味方が増える。

ーー

一番になりたいと思ったことはないけど、あなたの最高な1日のBGMになるか、最悪な1日から救い出したテーマソングになった瞬間があったなら、それ以上に嬉しいことはないです。

ーー


竜馬さんのことば。
あぁそうか、別に順位なんてつける必要ないんだ。
音楽ってもっと自由に聴いていいものなんだと、肩の荷が降りて気持ちが楽になった。
順位をつけるのは資本主義社会の性だと思う。なんにでも値段をつけて、価値を推し量ろうとする。
よくない癖だ。
もっと心の赴くままに純粋に音楽を楽しもうと思うようになった。いいなと思う音楽があったら聴けばいいし、好きなバンドでも聴かない時期があったっていい。人気があるかとか、友達が聴いてるとか、そんなのは関係ない。
大事なのは私の心が惹かれるかどうかだ。
自然と好きなアーティストは増えていって、自分の気持ちや状況によって、そのときに一番聴きたい曲を聴くようになった。

という感じで過ごしてたら、"気分によって聴きたい音楽が変わるのってなんでだろう"という考えても意味のないような疑問がふと頭に浮かんでしまい、気になったら考えてしまう性分なので、考えるなら納得いく"ことば"にしてみようと思ったわけだ。

てことで、好きなバンドがそれぞれ私にとってどんな存在なのか/どんなときに聴きたくなるのかを言語化してみた、をやってみる。

さっきの自由に音楽を楽しむというのとは真反対のことしてる気もするけど、まぁいいや。
いつもの如く「今の私が思う今の私にとってのそのバンド」だから、他の人にとってどうかは分からないし明日の私にとって同じかも分からない。
でも変わることだから残したいと思ったりもする。


相変わらず前置きが長くなってしまったが、
ここからが本題。

ライブに行くことがあったり、日常的に聴くことが多いバンドを5組挙げてみたから、一組ずつやっていこうと思う。とてもとても長くなる予感がするけど、そんな予感は気づかなかったことにして流れに身を任せてやってみよう。




それでは1組目。

私にとってSHE'Sは、
帰ってくる場所。

色で例えると、黄色とオレンジの間くらいの優しい光の色。
ポップもロックもバラードも本当に色んな曲があるから、SHE'Sの曲だけでも気分で聴き分けられる。
でも総じて、"ほっとする"という感覚が一番近い。
自分自身を大切にしようと思わせてくれるし、同じように周りの人も大切にしようと思える。
ライブはまさにHomeって感じ。圧倒的安心感。
だからいつもふとしたときに聴きたくなる、まさに帰ってくる場所。



続いて2組目。

私にとってBUMP OF CHICKENは、
もう一人の自分と出会う場所。

バンプは聴くときによって歌詞が全然違って聴こえる。だから、新しい自分なのか、昔の自分なのか、はたまたずっとそこにいた自分なのか、それは分からないけど、とにかくもう一人の自分に出会える。
ライブは"音を生み出した4人"と"その音を見つけた一人である私"の待ち合わせ場所。そして、音を通じて人と繋がるという奇跡を目の当たりにする場所。
もがきながらも進んでる、もしくは進もうとしているときに聴くことが多い気がする。



3組目。

私にとってONE OK ROCKは、
高みを見せてくれる存在。

ワンオクは固い意志や強い想い、言わば"信念"のようなものを、音楽という手段を使って社会に対して真っ直ぐ発信しているバンドだと思う。
そのブレなさは、私の思う本物のかっこよさだ。
そんな彼らの音楽を聴いたら自分を奮い立たせられる、というのは言うまでもない。
そんな気分のときに聴きます。



そして4組目。 

私にとってSURPER BEAVERは、
今と今の自分に向き合わせてくれる存在。

なんといってもストレートな歌詞が刺さる。
音に言葉を乗せているというより、言葉に音をつけている、SURPER BEAVERはそんなバンド。
彼らの音楽を聴くといつも、なにも誤魔化せないと感じる。
倒れそうなとき、迷っているとき、今の自分にとって何が大事なのかいつも気づかせてくれる。
あと一歩を踏み出す力をくれる。



ラスト5組目。

私にとってThe Songbardsは、
ふらっと寄り道する場所。

もう言葉の通り。ちょっと立ち止まったとき、気分転換したいときに日常を忘れさせてくれる。
心地いい音とリズム、懐かしさを感じるメロディーと優しいハーモニーは、ソングバーズ唯一無二だと思う。
言葉づかいも小説みたいだから、散歩中に風に当たりながら聴くのが好きだ。
旅のお供にも一番しっくりくるかもしれない。



以上。


バンドの紹介とかは一切省いているし、好きな曲とか歌詞とか挙げだしたらキリがないのは目に見えてるからやらないことにした。
そのおかげか私にしてはコンパクトにまとまったんじゃないかと思う。

書き終えて客観的に見てみると自分でもなるほどな〜と思うし、よく聴くバンドでこの5組を挙げる人はなかなかいないんじゃないかとも思う。
これは私の心の多様性と言えるのかもしれない。

自分なりに言語化してみたつもりだけど、正直にいうと無理して"ことば"にしたという感じもする。
言葉で表せないところにこそ、私が本当に惹かれている理由がある気がするから自分の表現力の無さがもどかしい。



まぁ思いつきで書き始めた割には長々と、そして色々と書いてみたけど、四六時中こんなことを考えながら音楽を聴いているわけではない。
そんなことしてたら多分頭がおかしくなる。
もちろん今日書いたように、聴こうと思って聴くときもあるけど、何も考えずにランダム再生で垂れ流すことだってある。
だから安心してほしい。
(誰の何に対して言ってるのかは分からないが…)

結構面白かったから作家さんバージョンもやってみようかな。
と思ったけど、やるって決めたら多分やらない。
気が向いたときにまた好きな音楽のこととか趣味のこととか書いていこ。



それではまた。



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