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次につながる経験を~後悔と成長~

自然環境リテラシー学 山チーム第1回 6/11-12

 こんにちは。もちです。
 今年も自然環境リテラシー学の授業が始まる時期となりました。去年1年間、受講生として参加し、今年は学生スタッフとして参加することになりました。はじめてのリーダー、指導係として責任がのしかかり、不安がつのるなか実習に参加しました。また、日程が合わず、2日目からの参加となってしまい状況が把握できていないという不十分な状態での実習が始まりました。

2日目スケジュール

ブリーフィング


 2日目の朝は重い空気から始まりました。8時ブリーフィング開始予定が、スケジュール把握・連絡ミスで集合時間を伝え間違えてしまい、20分遅れで始まりました。2日目からの途中参加で状況がよく分かっていなかったなかで、ミスから1日が始まり、早速反省点が出てきました。このミスが起こってしまった自分の反省点は、事前に決められていたスケジュールとリーダー間のスケジュール感のすり合わせ及び把握ができていなかったこと、受講生への声かけが足りなかったこと、状況の把握不足です。
 今回の内容は、テント撤収、干潟観察、レスキュー練習の3本立てでした。2つのチームに分かれて活動を行ったため、今回はAチームの様子をお伝えします。

テント撤収

 前日が夜まで雨が降っていたこともあり、フライシート、グラウンドシートが濡れてしまっていたため、この二つを干すことから片付けが始まりました。この時、飛んでいかないように隣同士のシートを結ぶなどして工夫しました。その後、テント本体のしまい方の説明を行いました。

干潟観察

 テント撤収後、マリーナ河芸から田中川を挟んだ浜にある干潟に行き観察を行いました。カニやボラの子、ハゼがたくさんいました。ハゼが自分の巣穴を守っているような様子がかわいかったです。一番上の写真は、干潟にいたカニさんです🦀

レスキュー練習

 昼食ののち、グループレスキュー、セルフレスキューの指導を行いました。グループレスキューでは、船体をT字にして行うTXレスキューを行いました。詳しい方法については、以前の記事「二日間の野外生活 ~チームワークと自分の体力管理の重要性~」を参照してください。レスキュー練習で初めて、受講生の漕ぎ方をみて、漕ぎにくそうだったり、水をつかめていないことに気づき、その前に漕ぎ方のコツを教えておけばよかったと後悔しました。

グループレスキューの練習風景


リーダーになって

リーダーとして重要なこと

 ここからは、少しリーダーという役割を経験して思ったことを書き留めておきます。
 初めて学生に教えるという立場にたって、重要だと気付いたことが3つあります。それは、「声」「時間管理」「状況把握」です。

「声」

 リーダーにかかわらず、外の環境では特に「」が重要だと感じました。そういった場所では、自分から声を発して意思表示しないと、気づいてもらうことも状況を知らせることもできないです。指導をしたり、総括をしたりして、人に届けるということの難しさを感じました。自分は人前で話すのが得意ではないので、いつも緊張してしまうので、事前に話す内容を練習するなど、声を出すことに慣れようと思いました。

「時間管理」

 大事なのはスケジュールを守ることと、臨機応変に対応することです。今回はリーダー間でのスケジュール把握に問題があったこともあり、自分たちで臨機応変に対応することの大事さに気づきました。受講生は、リーダーの指示で行動をするので、時間管理におけるリーダーの責任の重さに気づかされました。

「状況把握」

 今回は、途中参加だったこともあり、強く状況把握の重要性を感じました。その場での状況把握もですが、前後に何があったのか、次何が起こるかの把握ができると、より効率よく時間が使える上に事故などを防ぐことができます。今回は、1日目の状況を把握しきれずにレスキュー練習の指導に臨んだので、どこまで指導すべきかが分からずうまく動くことができませんでした。

これからに向けて

 今回の失敗から考えた対策は、事前準備に時間をかけること、コミュニケーションをとること、不安を感じすぎず楽しむことです。
 テスト勉強で分からないところをなくしてテストに臨むのと同じように、事前に不安要素がなくなるまで活動内容を振り返ったり、スケジュールを確認し流れを頭に入れることで、時間管理や状況把握をする心の余裕を作ることができます。
 そして、スタッフ間でしっかりとコミュニケーションをとることは、伝達ミスや、認識の違いをなくすことにつながるので起こりうるアクシデントを防ぐことができます。
 最後に、一番大事なのは不安に感じすぎずに、楽しむことです。リーダーという役割は受講生の不安をなくして、楽しい実習にすることだと私は考えています。リーダーが不安を感じていたら、その空気感は受講生にも伝わってしまいうので、まずは自分が楽しむこと、純粋な気持ちで自然を学ぶという姿勢を忘れずに、これからの実習にも参加していきたいです。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  

まとめ

 第1回の実習を通して、課題がたくさん見つかり正直に言うと、後悔が残る回となってしまいました。山チーム唯一のカヤックをする回だったのに、もっと楽しんでもらうことができたんじゃないのかと、終わってから考えてしまいました。しかし、マリーナ河芸という経験値の少ない場所で、体験したことのない強風のなか怪我無く第1回を終えることができたので、マイナスポイントだけで終わらなかったので、少しほっとしました。
 運営側がの不手際で迷惑をかけたのにも関わらず、楽しかった、カヤックをもっとしたかったと言ってくれた受講生の皆さんにとても救われました。これをきっかけにカヤックに興味をもってくれるだけで、今回の実習には意義があったと感じられました。
 次の山回までに、今回の大きな問題になった時間・スケジュール管理をしっかりできるようにリーダー、インストラクターでの事前準備を怠らずに、よりよい実習にできるようにしようと心に決めました。
 

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