What is HAZAKOKU??
制作裏話を書くのが流行りらしいので。
担当パートはヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C×相鉄新横浜線。
(7:52~8:12頃)
選曲理由は「ヒャザワヨコハマコクダイン」、つまりタイトルオチ。
あと短くて取材も制作も楽そうなところを選びたかった。
(本来の尺は約8秒。 あれ……?)
<出演>
・12000系
相鉄新横浜線のメインアクターその1(JR方面担当)。
・N700系列(東海道新幹線)
神奈川県民からすると相鉄新横浜線の存在意義の半分くらいはキミのためにあると言っても過言ではない。
・20000系
相鉄新横浜線のメインアクターその2(東急方面担当)。
・E233系7000番台
埼京線系統のメインアクター。台場にも二俣川にも足を伸ばす。
・友人(リア友)(特別出演)
チャラそうな歩き方をしているが、 チャラくはない。
以下、文字で楽しむ「ヒャザワヨコハマコクダイン」――。
UDX上映ここまで。なにこれ
以下、解説の解説。
・相鉄線 → ソウテツセン → そ う て つ せ ん
ある合作で見かけた、非常に野性的かつ挑戦的なパートへのオマージュ。(※1)
非直線的な再生速度変更をかけつつも決して途切れることのないワンカットの映像としてまとめている。
「ソウテツセン」の音声エフェクトにはStutter Edit 2を使用。あまり使い方が解らなかったのでプリセットから適当に選んだが、いい感じにてっぺんを突き抜けるようなサウンドになってくれたので良しとする。
これは完全に余談なのだが、先日DLsiteにありそうな音声の中で似たような三変化を繰り広げられる場面に遭遇してしまい、コレが脳裏に浮かんで大変複雑な気持ちにならざるを得なくなった。助けてくれ。
・問題
Q. なにここ
A. 尺調整。し尺だけに
・ヒャ……(なんて?)
なんか英語っぽい雰囲気出したかったがちょっと厳しかった。
音質の悪さ含め反省はしている (後悔はしていない)
「羽」「沢」「横」「浜」「国」「大」をそれぞれ別の読みに変えてみよう、という雑発想。実質カットアップとでも言えば聞こえはいいだろうか。
日本語読みとしては「ヒャさわサイドビーチくにおお」で、
パーツ内訳は以下の通り。
一応選定条件としてできるだけ横浜市内から持ってくるというのがあった。
「ヒャ」は当初仮置きで、後から「新『羽 (ぱ)』(ブルーライン)」に置き換えるつもりだったが、音のノリがなんか微妙でボツになった。
・SOSI - 5IDE 8ITCH
Album "The Through Services"
お待たせいたしました。お待たせしすぎたかもしれません。
ハザ告の解説です。
選曲理由からも分かるように、当初の構想には全くなかった部分。
8秒分の音声を作り終え何度か聴き返してみると、オマージュというよりも単なるリスペクトの印象が色濃く出ていることに気付き、「これだけの面々が集まった合作なのに、たったこれだけで済ませてしまっていいのか」という疑問が芽生えるように。そこで独自要素として加えたのが、以下の流れ。
つまり、音楽的アプローチをするということである。
SUPER BELL"Zを始め、くるりの「赤い電車」、JR東日本のコンセプトムービー「BE CREATIVE」など、鉄道にまつわる音を単なる「環境音」ではなく、明示的に「鉄道の音」として音楽に取り込む例はこれまでに幾つも登場している。しかし下車においては、このような例が現れることはなかった――
いや、現れる必要がなかったのだ。
何故なら、前者はサンプリング文化、後者はMAD文化という、似つかわしくも異なる文脈のもとで成り立ってきたのだから。(※2)
記憶違いでなければ、下車が誕生したきっかけはSUPER BELL"Zからのインスピレーションだったはず。
(ご本人が昔どこかで言っていた気がする。間違っていたら申し訳ない)
つまり、「鉄道の音を素材にする」という考え方をサンプリング文化からMAD文化へと輸入し、音楽に沿わせるスタイルを確立させたのが、
この「大変な途中下車シリーズ」というムーブメントなのである。
ところで、相鉄・JR直通線が開業する頃、相鉄は都心直通記念ムービーなるものを公開した。100年の歴史を辿る映像もさることながら、注目したいのは「ばらの花 × ネイティブダンサー」という楽曲。
そう、マッシュアップなのである。
相鉄のトラックにJRが乗り、JRのトラックに相鉄が乗る。
そんな「相互直通運転」のアピールとして、
これほどまでに適した手法が他にあるだろうか――
その衝動に、私は呑まれた。
ここにそれぞれの楽曲を貼らせてもらう。是非聴き比べてほしい。
少し話が逸れてしまったが、こういったものを浴びていくうちに、音楽と鉄道、とりわけ下車には、まだまだ攻められる領域があるのでは?と考えるようになった。
そこで目をつけたのが台詞イントネーション作曲。
音楽に沿わせるのではない。
音楽で沿わせるのだ。
下車に対する一種のアンチテーゼと言っても差し支えないだろう。
……まあ、果たしてメドレー形式の合作でやるべきことなのかと問われれば正直微妙なところなのだが、発車まで4時間待たせるパートやLive2Dで耳ふーASMRやってるパートがあるような合作である。今更なにを気にする必要があるのだろうか。
そういうわけで、やることにした。
とはいえ最低限の体は保っておきたいので、「Youtubeの動画再生中に割り込まれるミュージックビデオの広告」をイメージして作ることに。
非課金視聴者にとっては忌々しいであろう。すまん。
ユニット名はナンバリングから。
曲名はSIDE BEACH(横浜)→ SIDE BITCH(2番目の女、浮気相手)。
上記を踏まえ、ジャンルはTrap系に自然収束した。
ドラム回りは手持ちのループ素材やワンショットでサクっと。
この手のジャンルで一番大事なベースはSerumとBass Masterで作成。
サブウーファーがある環境で聴いたらスゴいことに……なってたらいいなぁ
発車メロディはYANGQINによる打ち込みで、Vinylでローファイ感を出してそれっぽい感じに仕上げた。
最後のテープストップはGlitchによるもの。
映像はその手のMVっぽさを出すため、モデルを起用することに。
地元の友人にちょうどいい人がいたので、お願いしました。
歩道橋でモデルを映すやつ。数年前から下車に限らず何かの機会にできたらいいな……と思っていたが、今回具現化できてよかった。またやりたい。
音声含め全体の雰囲気づくりの参考にしたのはこの辺だろうか。
ちなみにファミマラップの人はこんな動画も上げている。
発車メロディ、この手のサウンドに馴染みがち。
・ヒャザワヨコハマコクダイン
・カカカタ☆カタクラチョウ-S
摩電楼聖地巡礼ガチ勢向け要素(エンドコンテンツ)。(大嘘)
・ご利用さいきょーやで。w
合作投稿時点では日中毎時2本とさながら街外れのローカル線のような扱いを受けておりますが、相鉄・東急直通線が開業すれば毎時8本は堅いのですよ、住処を構えるなら今のうちですよ、の意。たぶん。
パーツ内訳は以下の通り。
・㊙情報
京王のどっちーも的な使い方ができる日を待ってます。
こんなところだろうか。
本当はもう少し気軽に書くつもりだったのだが、気が付けば真面目と不真面目のミルフィーユを生み出す始末。
ハザ告のとこなんてどんだけ定義の再確認しつつ関連作品見回ったことか。
皆様の摩電楼聖地巡礼レポ、楽しみにしております。
(※1)見かけた、というよりは「主催に見せつけられた、もとい複数回に渡り執拗にヘビロテ洗脳させられ狂わされた」が正しい
(※2)本当はこの辺めっっっちゃ掘り下げたかったんですがとんでもないスケールになってしまうので割愛。興味があれば各々。。。
おまけ
台詞イントネーション作曲に目をつけたあたりで「カットアップ」と「台詞イントネーション作曲」についてのおさらい的なやつを挟もうとしたが、話が逸れすぎて収拾つかなくなりそうなのでやめたコーナー。
仮称「独断と偏見による関連作品紹介タイム」。
「台詞イントネーション作曲」「カットアップ」タグにおける最古の動画。
カットアップによる音MADでありマッシュアップでありメドレーであり……
Remixにおけるカットアップの例。
2号兄貴と2÷す氏。この2つを貼らないわけにはいかない。
ほかアニメ関連。
Vの者関連。
この他にも魅力的な作品は数多くあるので、是非観てほしい。
そして興味のある方は、是非制作の方にもチャレンジしてみてほしい。
みんなで境界線を曖昧にしていけ~~~~~~~~~~~~
9/11追記
相鉄、こんなこともやっていたらしい。
ヨコハマは今日も音楽で満たされていくのであった……。