扁桃腺摘出手術で退院した後の話
こちらでは、全身麻酔の扁桃腺摘出手術を終え、退院して自宅で療養しながら回復に向かっていくまでの過程を記録しています。
是非、前回の記事↓をご覧になってからお読みください。
https://note.com/izumi_0829/n/ne310a2a24a51
前回記事に引き続き、血、痛みなどを含む生々しい表現が含まれますので、苦手な方は閲覧をお控えいただくか、覚悟の上で閲覧をお願い致します。
退院当日
退院でテンションが上がり、早く仕事がしたくて上長の許可をもらい午後から復帰する。(しばらくの間は午前休をいただいていました。)
しかし調子に乗って会議で喋りまくり、痛いな〜薬効かないな〜と思っていた。
夕食で、ぞうすいは問題なく食べれていたが、(恐らく)母が用意してくれたアボカドにかかっていたレモンで爆死し食事ストップ。
そして衝撃の展開、なんと寝る前に出血。量はまあまあ多く、たまにドロっとしたものが出てくる。
この世の終わりを見た気持ちになり、絶望しながらも氷を口に含んで、睡眠薬を服用しなんとか就寝。
退院後1日目
昨日の出血を受けて仕事で極力喋らないことを決め、午前中はしっかり休み、厳戒態勢で仕事に挑む。
しかし薬が切れている間は非常に痛い。
痛みは扁桃炎を10倍痛くし、喉元を強い力で抑えられている感じ。本当に辛い。
食事もまともにとれず、体力も続かない。
極め付けに夜また出血するが、逆に無理して出そうとすると止まらなくなる気がしたので、過剰に心配せず眠って紛らわすことに。
2日目
この日が退院後「1番辛い」と思う日だった。
昼食中、猛烈に痛みが酷くなり、
食後なんと激痛で起き上がれなくなる。
13時に勤務開始できず、30分遅れて開始。仕事はなんとか乗り切りました。
夕食時再び激しい痛み。なんとか薬を飲む。
横になりながら、傷口に食事が滲みて痛いのではないかと予想し、
ネットで調べまくり、このタイミングになってようやく術後の辛さを自覚する。そして先の見えない辛さに病む。
ただ、ようやく出血はしなくなった。
3日目
起床時、やっと「少しましになってきたかな」という実感が湧いてくる。
痛みの種類が変わり、喉の奥から耳の方まで薄い紙のようなものを喉元に突き付けられている感覚になる。
薬の力で仕事をなんとか乗り切り、良いこともあったので非常に達成感。
また、退院して初めて1人分の食事(常食)を完食できてすごく嬉しかった。
4日目
昨日同様で、耐えられないほどの痛みはない。順調に治ってきている感覚。
用事と買い物で2時間程度外出(うち半分は移動等で座ってるだけ)したが、やはり体力がなく疲れを感じ、段々痛みも出だしてくる。
夕食で柔らかいものは飲み込めるが、やはり硬いものは沢山咀嚼しても飲み込むと痛み、食べ切れず悲しくなる。
就寝前に痛み止めが切れたような感じがあったので、眠れなくならないように頓服を服用。
退院一週間後
やっと「ましになってきたな」という実感があるが、まだ30%くらい痛みが続く状態。
入院でお世話になった病院の外来に行き、
「まだかさぶたと新しい粘膜が混在している状態なので、もう少し経過見た方が良さそうですね。食事や入浴の制限も引き続きお願いします」とのこと。
思ったより治りが悪かったようでショック(笑)
「明日ぐらいから痛みがなくなってくると思いますよ」とのことで、少しだけ安心しつつも油断せず、大人しく過ごしました。
ちなみに、退院してからしばらくの間は以下のことに気をつけて過ごしていました。
・刺激物にあたるものは口にしない(熱いもの、冷たいもの、硬いもの、酸っぱいもの、辛いもの、炭酸飲料)
・運動と入浴(湯船に浸かる)は控える
・電車に極力乗らない(万が一コロナに感染したら治りが非常に悪いとのことだったため)
そして退院後10日目にして、ようやく薬なしで生活できるようになりました。
会社の人からは、仕事の会議で「〇〇さん、ようやくいつもの声になりましたね」と言われました…笑
退院してからというもの、自分の声が変だったという自覚がなかったです。笑
退院から二週目、二度目の外来にて、「傷口綺麗になっていますので、もう通院は終了で大丈夫です」と言っていただきました。
一応、食事は「タイ料理とかあまりにも刺激が強いものはもしかしたら沁みるかもしれません」とのことだったので、しばらく辛いものは我慢でした。笑
退院から三週間で、ほぼ通常通りの生活や食事ができるようになりました。
1ヶ月もしたらもう何も感じなくなったので、蒙古タンメンやらトムヤムクンを解禁しました。ww
現在手術から3ヶ月ほど経ちましたが、全く異常はなく、
運動も以前と同じように行えています。
まとめ
退院後一週間が一番辛かったですが、
完治した今としてはやはり、取って良かったという安心感でいっぱいです。
いつ喉が腫れて熱が出てしまうかわからない不安に悩まされることもなくなりました。
(このストレスから解放されたことは個人的にとても大きいです)
回復してからは全く体調も崩していないので、もしかしたら以前より免疫が上がったのかもしれません。
前回の記事でも書きましたが、扁桃炎に悩んでいる方は、
摘出はなるべく若いうちに済ませておいた方がいいと思います。
(個人的には、学生のうちに取っておけば良かった…と思いました。)
理由としては、以下の通りです。
・IgA腎症という難病を発症する恐れがあるため(原因は扁桃炎の頻発)
・摘出後の回復が、若ければ若いほど早いため
同じ悩みを持つ方にとって少しでも参考になれば幸いです!
拙い文章でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました⭐︎
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