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ゼッポリーネ初挑戦で揚げ物の経験値をひとつ上げる

コロナ禍をきっかけに自分でいろいろ料理するようになってきたけど、揚げ物はいまだに苦手だ。揚げ物をつくっても独りでは食べられる量が少ないし、揚げ油の始末とかいろいろ大変だし、カロリー高い……と、いろいろ理由をつけてはいるけど、要は経験値が低いからいつまでたってもスキルが身につかないのだ。他の料理レパートリーで経験値が上がって少し自信がついてきた今なら、もうちょっと何とかなるかも。

……と思って、まずは安全に作業ができるための環境づくりをしてきた。まず、IHコンロ対応の深型揚げ物鍋。近年流行の、少ない油でも大きめのものが揚げられるレンガ型(つまり長方形の立方体)の鍋。少量用の油こしと保存ができる油ポット。揚げた時の油はねを防ぐ金属ネット(これも鍋の形に合わせて長方形のを見つけた)。揚げ物の油切りは100均で買った、ちょっとちゃっちい金属バット。油切り用のベーパータオルと天ぷら皿用の敷紙。そして、何種類かの油吸い取り剤(ふわふわ綿的なものとか、吸収体的なものとか、油を固めるタイプとか)。

レンコンの素揚げ辺りから少しずつ、少しずつ。ビビリなくせに粗忽なので油の温度やハネ、そして使い終わった油の処理など、少しずつ、少しずつ。

そして今日、やっと一品、ゼッポリーネをつくってみる。パルシステムで購入した冷凍ものの生アオサを解凍して使い始めたので、味噌汁の具以外に何か作ってみるか、と思った……そんな理由かーい、と突っ込んでいただいて結構。きっかけとか最初の目標は小さい方がよい。

クックパッドをちょろっと検索して、チーズ入りのゼッポリーネを選んだ。中に何も入れずに揚げるゼッポリーネはタネが緩くなるということで、成形しやすいぐらい固さの方が初めてちゃんには扱いやすかろうと踏んだ。

のび〜るチーズは手持ちにないので、シュレッドチーズで代用した。タネを40度で50分発酵し、チーズ入れて成形……は、ちょっと苦戦した。少し油はねがありそうだけど、きちんとチーズを密封するのは諦めた。

揚げ物鍋をセットし、いざ、160度でひとつずつ成形済みのタネを揚げる。油の量が少ないからか鍋底に貼り付いたりして剥がすのがちょっと大変だったものもあったが、火傷もせず、何とか表裏を返して狐色に揚げられた。

強力粉で作ったゼッポリーネの味は、どこかで食べたことのある。えーと、チーズ竹輪フライと、トンカツやフライを揚げた後に溶き卵とパン粉と小麦粉を合わせてボールにして揚げたおやつ(我が家では母にリクエストして、揚げ物の後につくってもらっていた)の味を足して割ったような。懐かしい思い出の補正もあり、なかなか乙な味。

ご馳走様でした。

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