祖国を守ること
私はゴルバチョフさんが好きだ。ペレストロイカを成し遂げて、ソ連を崩壊させ、権力を持つことなく、潔く政治の世界から去って行った。最初、あんなに凄いことをして、後始末していかないなんて無責任!と若い私は思った。しかし今のロシアの有り様を見ていると、人は権力を持つとダメになるのだなとまざまざと見せつけられる。どうして独立した国同士が助け合いながら生きていけないのか。私の好きなエストニアの女性歌手でマーヤというシンガーソングライターがいた。 90年代にデビューして、その透き通るような声と、美しさと強い瞳に魅せられた。彼女は生まれてからずっと、ロシアから独立するための人民戦争の中成長している。戦争が日常だった。それなのに美しい曲を作ってデビューした。エストニアはとても美しい国だ。美男美女が多い、北欧が近いので、建造物も芸術も独特で美しい。そういった祖国を皆、守りたい。大国が祖国をつぶすなんてやってはいけないことだ。
BTSがMAP OF THE SOULでカール・グスタフ・ユングー心の地図ーにより自分のペルソナと向き合ったように。皆、資本主義の外向きをやめて、自分、祖国を知る内向きに方向転換してはどうだろうか。ウィルステロで人口が減って、いかに人同士がつながるのが大事かわかったはずだ。まず自分を知ろう。ユングは無意識を扱っているので難しい。ユングの師匠、フロイトの弟子、エリック・バーンが作った、交流分析ーTAのエゴグラムという自分の表を作ってみるのはどうだろうか。自分が人と交流する時どういう心理状態で、どういう傾向があるのか知ることができ、うまくいかない時はどういう自分だったのかわかる。まず心理テストをする。 心理状態は5つに分けられる。
★Pーペアレンツ(親)の中に2種類あり、CP(厳しい批判的な親)とNP(優しい養育的な親) ★Aーアダルト(ニュートラルな落ち着いた状態) ★Cーチャイルド にFC(自由な子ども)とNC(従順な子ども)がある。心理テスト後、エゴグラム、表を作り、この中でどれが一番高いか。自分を知り、どういう人と対した時どんな自分で対しているのか知ることができ、なぜ苦手な人やモノがあるのか、うまくやっていく方法はあるのかを探っていく。国もそうしてはどうだろうか。まず自分を知り祖国を知る。戦争ではなく、協力していく方法を探る。
なら、BTSのメンバーも人殺しをする練習をする軍人の訓練に行かなくて済むではないか。そうでなくても、寿命を縮めているような、心臓破りのダンスパフォーマンスをして、私たちを楽しませ、生きる喜びをくれているのに、感受性豊かな彼らに、これ以上のことを強いるのはひどくはないだろうか。韓国、北朝鮮は統合を目指すのではなく、お互い違う国だと認め合い、助け合っていってはどうなのだろうか。なぜゴルバチョフ氏がペレストロイカをしてソ連を崩壊させたのか、東西ドイツのベルリンの壁が崩れて、今ドイツはどうなっているか、自分たちの祖国はどういう性格を持っていて、ロシアのようなCPな国、北朝鮮のようなFCな国にはどう対処していけばいいのか、アダルトに対応したら理想だが、それだけで物事が進むか。私はFCが一番高く、A アダルトが2番目に高かったので、さしずめ、いたずらを仕掛けて相手のリズムを崩すことからやるだろう。それからアダルトに話し合う。深刻に戦争をするなんて無駄で悲しいことだ。