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いわゆる雑記です/ボクシングに興味がない人に聞いてみた

はじめに


twitter や instagram は仕事の報告のような使い方をしているので、感じたこと、気になったことなどはnoteに書いていこうかなと。主にボクシングに関してゆるく。




ボクシングに興味がない人に聞いてみた


ボクシングに関わっていると当たり前のことが、一般的には当たり前ではないのでは?と思い、とあるボクシングに興味がない人(以下、Z氏)にいろいろと聞いてみた。

※Z氏のボクシング関心レベル
テレビで観たことはあるが、会場で観戦したことはない。
自分から積極的に情報を得ることはない。
「え、ボクシング?はじめの一歩(漫画)を読んだことがあるよ!」
  • ボクシングのイメージ:マイナーでマニアック

  • 知っている現役プロボクサー:井上尚弥のみ

  • 会場で観たい?:観ない

  • 会場で観ない理由は?:実況や解説があるテレビのほうが観やすい

  • 会場で実況や解説が聞けたら観に行く?:行く

  • ネットの動画配信などで観たことは?:ない

  • 配信先を教えたら観る?:無料なら観る



答えを深掘り


日本国内でマイナーでマニアックなのは悲しいかな否定できない。ではなぜそうなのかと言われると、答えはぼんやりしている。そう思いたくないから封印しているという面があるのかもしれない。

興味がない人に答えてもらったほうがはっきりするだろうと、詳しく聞いてみた。(傷口に塩)


Z氏曰く、エンタメ感がなくて地味に見える。
どの試合をテレビで観たのか突っ込んで聞けばよかったのだが、傷口に塩状態で頭が回らなかった。
これに関しては、世界戦なのかそうじゃないのか、また興行によって魅せ方に差があると思っている。
ちなみに見出しの画像はさいたまスーパーアリーナで撮影したボクシングの様子。地味には見えないと思うが、どうだろうか。

ルールが難しい。←えっ!盲点…
大技がなく、いつの間にか選手が倒れている、と。
つまり、蹴りのような初動が大きいものがないので、よく分からない(見えない)うちに試合が終わっているということらしい。会場であれば尚更分からないだろうとも。
また、ルールの難しさは判定決着のときに特に感じるとのこと。あの人のほうが攻めていたのになぜ負けた?と思うことがあるらしい。


きれいなストレートで倒したら大技なのでは思ってしまうが、興味がない人からはそうではないのだ。

初動を大きくしたらパンチばれちゃうよ!
カウンターとられちゃうよ!
などという突っ込みはお控えください。
(突っ込める人はボクシングの面白さが分かっている人)

倒したパンチが見えなかったとしても、インターバル中にスローでリプレイを見ることはできる。だがそれはテレビや動画配信が主。会場でリプレイが見られる興行はかなり少ない。分からないまま試合は進んでいくわけだ。

Z氏が会場で実況や解説が聞くことができれば観に行きたいと言ってくれたのが救い。会場で観戦しながらスマホなどで実況や解説が聞ける興行があったと伝えておいた。



判定に関して、勝敗は採点方式(ラウンド毎に採点している)。

採点基準は、
クリーンヒット(有効な加撃)
アグレッシブ(加撃を伴って攻める)
ディフェンス(相手の攻撃を無効にする防御)
リングゼネラルシップ(戦術に優れ、自分のペースで試合運びができる)
※詳しくは、日本ボクシングコミッションのホームページを参照。


ジャッジは攻めているところだけを見ているわけではない。また、リングの東西南北によって見えるものが変わってくることも。その辺りがZ氏が言うところの「ルールが難しい」要因かもしれない。


リングの東西南北の見え方に関してだが、フォトグラファーも同様で、東と西では見えるものが違うので写真が違う。さらに言えば東西に両ボクサーが背中を向けているときにKOパンチが飛び出したら、そのパンチは物理的に撮ることができない。撮ることができるのは南北にいるフォトグラファーだ。


掘ったら自分がやることが出てきた


ここで私は思うのですよ。
プロボクサーのディフェンスレベルは高い
そしてそれが伝わっていない、と。

職業柄近くで観ているわけだが、個人的にはクリーンヒットしているところよりも巧いディフェンスのほうがゾクゾクする。脳内は「こんなスピードと狭い空間でとんでもないことしやがる!こいつらスゲェ!」で溢れる。

有り難いことに私は伝える側にいる。
プロボクサーのディフェンス力が伝わる写真を撮り、発表できたらと思う。
いや、しなきゃだめだな。


Z氏よ、ありがとう。


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伊藤キコ Kiko Ito
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