ボールのはなし
こんにちは。競技規則こねくりまわしおじさんこと膝やかです。
前回予告した通り第2条をこねくりまわしていきますね。
※競技規則の内容は2020/5/9現在有効な2019/2020版を参照しています。
第2条は競技のボールの話で正直ほとんど内容が無いです。こねくり回すところもほとんどないように見えますね。
おそろしく短い内容、オレでなきゃ見逃しちゃうね
第2条では試合で使うボールのサイズや重さ、空気圧等が規定されていますが、例えばボールの大きさについて
「外周は、68cm(27インチ)以上、70cm(28インチ)以下」
となっています。なんとこのサイズなんですが、1883年の競技規則に決められたボールのサイズと変わってないんですよ。137年前に決められたボールのサイズのまま21世紀になってもサッカーやってるってすごいですよね。
とまあ、余談でした。
こねくり回したいところは実はここではなくてですね、空気圧の部分が本命です。競技規則では
「空気圧は、海面の高さの気圧で、0.6 ~ 1.1 気圧」
となっています。
サッカーの審判やったことがある人ならわかると思うんですが、大体1.0とか1.1に空気入れますよね??0.6とかめちゃくちゃベコベコじゃないですか?小学生でもありえないですよね?
じゃあなんでこんな幅で規定されてるんですかね??
ここでこねくり回すためには"海面の高さ"という言葉に注目します。地球上で一番高いところにある公的なスタジアムとしてはボリビアのラパスにあるエルナンド・シレス・スタジアムが有名ですね。標高3,557mだそうです。(Wikipedia調べ)富士山まであと少し。
海面の高さで1.0気圧だとエルナンド・シレス・スタジアムだと大体0.65気圧くらいになるんですよね。
ほら0.6〜1.1気圧の幅がここで上手いこと効いてきてる感じしません??偶然なんだから狙ってなんだか知らないですけど、この幅があることによって世界一高いところにあるスタジアムでもちゃんとした試合ができるようになってるんですねぇ。しみじみ。
え?じゃあわざわざ海面の高さでって書かなきゃいいじゃんって?それは私の知ったところじゃありませんがな。
※今回の内容についてちゃんとボールの気圧の幅の由来を調べて書いているわけではなく、妄想で書いているところもあるので、あんまり鵜呑みにしないでくださいね。
それでは、また。