まだ子どもおらんくせに、ひ孫の幸せを考えた話し
実に気がはやい。
妄想やけどさ、自分のひ孫が、元気に幸せにすくすく育ちよるとよ?
最高やない?
なんでこげんも先のこと考えたかと言うと、静岡市のぷちファミLINKにて、《NPO法人森の蘇り》の難波清芽さんのお話し会に参加したのがきっかけ。
日本は、世界2位の森林大国らしい。
言われてみれば、山ばっか。朝倉も山に囲まれた盆地やもんね。
戦後、急速に杉や桧(ヒノキ)が植林されたけど、コストの安い輸入木材が使われるようになって、今では自給2割、輸入8割げな。
こげんも木があるとに、びっくりした。
こうして、放置された森は、木がびっしり並んで、陽の光が行き届かない暗い森になっている。
そのおかげで、枝葉は陽が当たる木のてっぺんにしかなく、地にしっかり根を張れなくなった木が沢山あるのが現状らしい。
(山道を車で通る時に見る、モヤシのような細い木は、あーゆう植物やと思っとった。無知って怖いね。)
根をしっかり張らんせいで、土砂災害の心配もある森は、国土の4割もあるけん、それらの森を再生すべく尽力してくださってるのが《森の蘇り》さんなのです!すごい!
密集した人工林を間引きすることで、光が入り森が再生される。
森の命に感謝して、木を大切に使うことを約束して、皮をむき、乾燥した状態で伐採し、製品化する。その手法を『きらめ樹』と呼ぶそうで、全国各地で行われとるらしい。
しかも、朝倉市にもきらめ樹をしよんなる方がおるらしい!すごい。お会いしてみたいっ!
▽皮をむく様子(頂いたパンフレットのお写真お借りしました)
森の蘇りの難波さんは、こうゆう話しを沢山の写真や図とともに、初めて聴く私にも分かりやすく話してくださった。
難波さんは、きらめ樹を通して、
500年後を生きる子どもたちにとって、今の時代を生きる私達がどんな選択をするかが重要だと伝えてくれた。
500年後げな、とうてい想像つかんかったけん、私はもう少し近い未来、ひ孫の幸せを考えてみた。
そしたら、今ある朝倉の豊かな自然も、昨年と今年の豪雨で崩れてしまったり、雄大な筑後川の景色や、甘木朝倉の伝統文化が消えてしまうのはとてもつらいと思った。
もちろん、朝倉だけじゃなくて、日本のどこでも同じこと。
結婚して、家族が増えることは幸せやんね。
けど、その大切な家族が、今私が生きてる時よりも過酷な環境に晒されたらかわいそう。
節約したい故の、私の安さ至上主義な価値観は、完全に思考停止してたし、そんな自分が恥ずかしい。
安いのは良いけど、ひ孫の幸せまで考えるようになったら、何かを消費する時の選択肢は増えるし、それがより良い未来に繋がるんやと思った。
いつかマイホームを持てたら、きらめ樹の製品を使って、杉や桧のいい匂いがするお部屋を作りたいな。
きらめ樹のコースターでお茶を飲みながら、note書きました。
ブログ初心者故、お話し会の時の写真を撮り忘れました。あと、所々、文字をでっかくできるのを知った。おもしろい。