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SAYONARA NO HAJIMARI.

仕事疲れたっと。


ちょっとアカウント消す…と言うかVIPを去る前に、思い出に黄昏させてください。

仕事疲れたけど。


当時田舎の卒業間際の中学生で、周りに韓国を好きな子などおらず、趣味もなにもない私が初めてジヨンを見た。今までライブも沢山行ったが、行った時の感情はもう覚えてない。なのにいいのか悪いのか、ジヨンを好きになったあの時の感覚は今でも覚えている。胸を締め付ける程に記憶にあるのだ。
最初は音楽聞いていいな〜と思って、誰が歌ってるんだろうってYahoo!を開いたのが始まりだった。その時1番初めに出てきたジヨンのニッコニコ笑顔を見て、死んじゃうんだと、本気で直感で思った。そうですよ、顔ですよ(顔ペン認める威勢が良い)ちょっと元カレに似てたし。(いらぬ情報)
そこから没頭するのは早かった。すぐさまネットで調べ、ツイッターやインスタもあるんだ!と、ツイッターを始めてインスタグラムを始めた。だけどツイッターの使い方もよくわからないまま、BIGBANG だなんて調べて。そしたら沢山の方のツイートがでてきて。出待ち当たってヨンベとハグできたって子に大興奮して。それを知った高校生になりたての当時は韓国に偏見もあったし、ジャニーズとかまずアイドルにはまったこともなく、韓流の在り方も知らず。そんな企画もあるのかって驚いたのを覚えている。ありがたい事にその方とお友達になれて、初めてのフォロワーさんができて。マスターさんの存在だったり、どんなグループだとかを沢山教えていただいた。
もう新世界に行ったみたいで新しい事を知れる毎日が楽しくて楽しくて。気持ちもどんどん加速して。バイトも丁度してなかった頃だった為毎日ツイッターに張り付いて廃人生活を送っていた。ジヨンのというか、韓国特有の、アイドルのカムバックする度にコロコロ変わる容姿に終わらないドキドキを貰って、常に刺激だった。その頃は、1番新しい曲が好きだったし、昔の曲の良さもよくわからなかった。でもハルハルのpvを見て、初めて音楽を聞いて泣いた。

すぐにいろんな曲を聞いた。歌詞を調べる度に 作詞G-DRAGON となってるのを見て、こんな風に思ってくれるくらい愛してくれる男の人もいるんだってガキながらそんな事を思って。私は歌詞に共感なんて出来なかった。なぜなら人間にそんな深いところまで堕ちた事なんて無かったから。だからこそ、そんな表現が出来るジヨンを魅力に感じ、彼が異様に大人に感じて憧れどんどん好きになった。そこから昔の、水が弾けるようなジヨンの元気な声が好きになっていた。

そこからどんどん私は、アイドルの好きになり方を間違えていきましたよね。フォロワーの皆様が1番分かってるとは思いますが。

本当は大声で言うべき事ではないが、空港のお迎えを誘われ行く事が決まった時すごくワクワクしていた。
その時はただただ近くでジヨンがみれる!って浮かれていた。お手紙も書いて、カカオトークのIDまで書いたんですよ…馬鹿でしょう。けど本気になればできない事はない!と思うAB型なので仕方がない(DNAのせいにしてしまおう)
空港前に予習しようと、空港でのジヨンはどんな感じなんだろうとワクワクしながら調べたら出てきたジヨンの画像は、まあ人を遮断した顔で。
その時、もしかするとファンはファンでしかいれないのかもしれないと悟った。でも、そんな顔されたくない、そんな顔される一人になりたくない、こんな書き方をしたらアレだが正直に書くとその人達と私は違うよ。と。嫌われる人種にはなりたくなかった。でも、私はその人たちと何も違う事はないのだ。所詮変わらない人間レベル、いや、それよりも低いものだった。だがその時は空港もかないと断りを入れた事を覚えている。

ジヨンには、私があなたの好みに寄せた容姿になろうと結局はあなたが望む純粋なファンでいれなかった事、歪んだ感情しか持てなかった事を申し訳なく思う。

ジヨンがピアス開けてるのを見てピアスを開けた中学の終わり。ジヨンの方が好きで元彼と別れた高校時代。それからジヨンが結婚するまで私恋愛しない!なんてなんの意味ももたらさない決意。タイプがボーイッシュな子って言うから、腰まであった髪を切った事。好きな異性の格好がシャツにジーパンのシンプルが好きというからジーパンも集めた。髪も染めるのをやめた。カラコンもつけまつげもやめ、細眉で全剃りが流行ってた眉毛も生やした。当時の私にできることは全てした。やる事可愛いですよね?可愛いですよね?

本当に本当にただただ好きだった。もうそれはきっとG-DRAGONとじゃなく、クォンジヨンとして。前の私に戻れない事も知ってた。けど知りたくなくてずっとずっと目を背けてたんです。まさか私が目を背けるはずがないまっすぐ好きだったはずの人、クォンジヨンから。私が1番見つめてるはずの人から1番目を背けてたんです。

でもジヨンからは得られたことしかない。プライベートでも定期的に会うVIPさんとの出会い。たくさんの初めての感情や欲。人やモノへの偏見もなくなりました。ジヨンを通してもっと大好きになったファッション。それが夢へ繋がった事。行動力。お金があればなんでもできる事。( )

揉め事なども確かにあったけど、違うんです。私は弱いからきっとそれもVIPを去る理由にしたんですね。違うんです、すべては私の弱さなのに。

こんな日が来るならせめて言葉で伝えたかった。でも私には書く事でしか伝える事ができない。こんな形でしか愛を表現する方法しか知らない。
でもこんな愛の在り方も悪くないと思える数年で、素敵な愛の形だった。

彼がいなければ今の私は無かった。確かにしんどい事、もうやめたいと嘆いた事はたくさんあった。だがジヨンを好きになって振り回されに、自ら飛び込んだ人生も愛おしいです。何も後悔する事がない綺麗な道を築けました。
ジヨン君が私の青春の一部で本当に良かった。
ジヨン君が初めてこんなに好きになった人でよかった。
ジヨン君が初めて私のドロドロした部分を見出してくれた人で良かった。

もうきっと彼を思い泣く事もないし、一方通行にジヨンに寄り添い一緒に歩んできた私の人生は一人で歩くけど。もう思う存分に沢山のものを貴方からもらったから、もう何も怖いものはないから、もう、行かないと。

本気で死ぬまで一生ジヨンを好きでいると思っていた。こんなにも早く一生が終わるなんてね。生き急ぎ過ぎたのでしょうか。死ぬにはあまりにも早い、そうジヨンの身体にも刻まれてるのに。あなたをしっかり見てきたはずなのに、見てなかったんだね。
ジヨンを好きじゃなくなった私は死んだと思ってください。私も死んだと思い、生まれ変わったと思って大事に、大切に生きるから。いつまでもジヨンは大切な過去、いや前世だ。偉大なる前世の思い出だ。

来年からは貴方から与えてもらった夢と共に東京へ。いつかお仕事でご一緒する事が出来るくらいに大きな夢へ必死に育てます。もし、もし会えたその時は貴方のずっしりした重みのあるたくましく綺麗な背中に負けないくらいの立派な背中でお辞儀をしたい。

どうか、貴方は去ったお面はお忘れ下さい。私は忘れないから。

だけどたまにはふと思い出す事くらいは許してよね!ふと思い出してあんな奴が好きだったなぁと思えるくらいの大きな人間になってやるんだからね。間違いなく私の世界で一番だった王子様、ありがとう。

嗚呼。本当に長く、素晴らしい夢だった。