企業理念とは
会社で経営戦略について学ぶ機会をいただきました。
課題図書からの気づきを綴っていきます。
今回の課題図書はこれです。
「グロービスMBA経営戦略」
就職活動の企業研究で経営理念が大切な理由
「就職活動の時に企業研究をしましょう。」
「特に企業理念は確認しておいた方がいい。」
「(広義での経営理念として)社是や社訓は確認しておいたほういい。」
というアドバイスをもらったことを思い出しました。
そのころは、アドバイスのままに企業のホームページで企業理念を調べ、ついでにビジョンも見て、企業の商品やサービスについて調べ、社員紹介ページで社員の雰囲気を確認していました。
今更ながらなぜ企業理念が大切なのかを振り返ると「企業理念はその企業の文化をつくるものだから」だと思います。
企業理念は図にすると下図のように▲のてっぺんに位置します。
※グロービスさんの経営理念と戦略レベル~『グロービスMBAマネジメント・ブック』より引用
企業理念は企業がどのように考えて、どのようなことを成していくのか、が言語化されたもので、その企業理念をベースに社員の行動規範が定まり、それがその企業の文化になっていくのだと理解しています。
企業理念は文化をつくり、文化は社内の雰囲気をつくり、どのような社員がその会社で働いているのか輪郭をつくる。だから就職活動中の学生にとって企業理念を理解することが、その会社の雰囲気や、一緒に働く社員がどういう人達なのかを知るためのヒントになるから「企業理念はしっかり見ておきなさい」なんだと思いました。
経営戦略における企業理念
今回の課題図書には多くの戦略フレームワークがでてきますが、その中に「見えざる資本」や「7Sの中のソフトS」など文化が関係している要素が出てきます。それらは模倣が困難だからこそ競争優位性を発揮しやすい要素となっています。
ひとつ前の講義で「これからは企業文化の戦いになってくる」だろうや、模倣困難性の高さ順として「製品< 戦略 < 文化」の話をしていただきました。なんだかその辺とつながった感じです。やっぱり企業理念が大切。