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すっかりご無沙汰でした 第28夜

2018年11月14日        8月の中旬に骨折をして入院していた…

去年も8月にコンビニで転んで左足を骨折したのに、今度は右足の同じ個所を同じように骨折して2カ月ほど入院していた。

今回は階段から落ちたので、左足の打撲も酷く、紫色にパンパンに腫れてひかないので入院期間も長引いてしまった。

今回の入院生活

前回と同じく大部屋だったが、今回は同室者に恵まれ快適な毎日だった。

担当の先生も前回と同じ、お気に入りのイケメン先生にしてもらった♪結構マメな先生で、必ず一日に1回は回診にくる。その時間が楽しみでこざっぱりとして待っている。まるで恋する乙女だ(笑)

退院前、最後の回診の時メルアドを紙に書いて渡した。気まずそうにポケットに入れた先生、ドキドキしながら勇気をもって「要らなかったら破って捨てて下さいね…」と言ったっきり、あとは何も触れなかった(同室の皆が耳ダンボだったし)

今週多分最後の通院となる。そこで最後に「捨てましたか?」と聞いてみよう…先生は妻帯者だ。捨ててないと嘘を言えばあきらめもつく。捨てたよと正直に答えてくれれば誠実な方だったと、いい思い出になる。入院中は本当に恋をしてて楽しかったんだよ…

整形外科だから、みんなが日々回復に向かっている。内科や外科のような暗さは微塵もない。屋上の喫煙所でいつもみんなとワイワイやっていた。時が経つにつれ一人、また一人退院していくのは寂しかったが、退院後の私たちにはリアルが待っている。つかの間の休暇を満喫していた。

留守中の我が家

入院期間中、猫の様子が心配で2回程外泊許可を貰って部屋に帰った。

最初に驚いたのが、完全室内飼いの猫なのに「ノミ」が大量に湧いていた。家の中も大量のノミとノミの糞だらけで足の踏み場もないほどだった。掃除はちゃんとしていると言っていたが、あんなに階段の色が変わるほどの汚れ方はないだろう…ギブスのままで掃除をした。ノミ取の首輪と薬を頼んで病院に戻ったが、いつまでたっても用意していない。猫は痒さのあまり眠れず食欲不振で痩せていた。ちょっと留守しただけでどうしてこうなるのだろう。

サプライズで息子が東京から帰って来た。さっそくノミ取一式を買って来てもらって元彼に渡した。こんなにすぐに解決することをなぜ元彼は出来ないのかつくづく理解に苦しむ。効き目のないスプレーは沢山買って来て、何の進歩もなかったのに、息子が買ってきたもので、次に家に帰った時にはほとんど減っていて、退院する頃にはほぼ全滅していた。

帰って来た安心感もあるのだろう。やせ細ってしまっていた猫もぽっちゃりしてきた。毛並も良くなってきた。帰ってきて1カ月、足も不自由ながら掃除を欠かさずやって来たせいで元の我が家に戻ったようだ。

「きいちゃんがいないと、猫も寂しいけど、俺も耐えられない」と元彼は言った。つい半年前まで一人暮らしをしていて、私がいない間にちゃっかり猫と仲良しになってゴロゴロ遊んでいるのに。

私がいないと気持ちの問題は知らないが、生活が自堕落になることは自覚したようだ。口うるさい私の有難味と、一日中ゴロゴロしているようで実はしっかり掃除ぐらいはやっていることを認識してもらっただけでもありがたい。

退院してからの毎日は、また軽度の鬱状態で毎日ほとんどを寝て過ごしている。何も食べない私を、自分の食事から少しでも口に入れさせようとしてくれるのがありがたい。

入院を機にまた少し二人の関係に変化が訪れたようだ。

ルームシェアを始めて2年経ちました。結構愚痴を言いながら続くものですねwこれからも暖かい目で見守っていただけたら幸いです。