最上もがさんの卒業に勝手に救われたでんぱオタからの感謝の手紙
これは、気づけば10年を超えたでんぱ組オタクの手前勝手な苦しみが手前勝手に救われたことへの感謝の手紙です。
実は、一瞬しか見られませんでした。
あのセーラー姿でステージに立ったのを画面で見た瞬間、
自分の体を支えることができなくなって、
机に突っ伏して、
体がガタガタ震えて、変な声が出て。
みりんちゃんの「もがちゃんの卒業式をします」という言葉だけが脳に反芻されて。
体の全てが泣いていたのに、なぜか涙だけが出ませんでした。
最上もがさんの「脱退」
こんなに、自分の中でとげになって残っていたなんて思っていませんでした。
いや、見ないふりをしていました。
彼女の圧倒的な光が強すぎたゆえなのか、
あの「脱退」という言葉を見て、
あの時の思いを、
いつからか、癒すのではなく、ただ封印していたのでしょう。
彼女が苦しいということは、きっとその前から察していて。
彼女たちが、多くのオタがそうしたように、
私も遅れてやってきた青春時代を注ぎ込んだ。
それが彼女を、追いこまなかったと言えるのか?って、
きっとどこかで思っていて。
きっと自分はどこかで引っかかっていて。
私には何もできないのに。
「何かできたんじゃないのか」
「もがちゃんがもし追い込まれていたなら、自分はそれに加担していないと言えるのか?」
など、きっと手前勝手な自省をして、心に棘を刺していました。
そして、その棘を、いつからかなかったことにして、
見ないことにしていました。
もがちゃんが脱退してから数年WWDシリーズが聴けませんでした。
彼女達の心と本音を描いた、彼女たちの代表曲。
そして、できるだけあの頃には触れず、
それ以降のでんぱ組を聴く、ことを重視していました。
もちろん、今のでんぱ組が常に最高なのは心からの本音です。
でも、自分の中に、こんなに、
あの頃の6人のでんぱ組への喜怒哀楽がぐちゃぐちゃで、
ずっと整理できていないまま、ずっと受け止めきれずに来ていたのだと、
2025年の紫セーラーが私に教えてくれました。
「ああ、ずっと、この姿が見たかったんだ」
「紫のセーラーが、こんなに見たかったんだ」
「彼女とでんぱ組と自分に、美しいピリオドが欲しかったんだ」
私の中にずっと残った棘は、
その強烈過ぎる痛みに気づいた瞬間、優しく消えていきました。
やっと、でんぱ組と過ごした私の遅い青春が終わりました。
これからは、
全ての時代のでんぱ組を、
パラレルワールドに遍在するかのように。
同じように楽しみ、愛して、語り継いでいけます。
何より、彼女たちからいただいたものを胸に、
私も、自分の場所でマイナスからのスタートと、
遅れてやってきた青春時代に魂を燃やします。
でんぱ組という物語が終わっても、彼女達がそうし続けるであろうように。
改めて、もがちゃん、卒業おめでとうございます。
そして、でんぱ組に関わった全ての人へ。
本当に、ありがとうございます。
宇宙も、私も、救われました。
この画像を見た瞬間、ついに涙がこぼれました。
今は笑顔でWWDBESTのPVを見ています。
今日のエンディングライブ、私は見ることができませんが、
全ての人にとって最高のエンディングになると、確信しています。
最後に宣伝だけ。
エンディングが発表された際に書いた記事、そしてエンディングライブ終了直後に撮った音声があるので読んでいただけると嬉しいです。