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小説を一旦引退します。

・注意

タイトルからして暗い話に見えますが私自身はポジティブに捉えていることですので深刻に捉えないでください!

・はじめに

 ただいま書いている作品の執筆が終わり次第、小説の執筆からは距離を置きます。実質引退ということになります。例外的に私が長く書いているついのべ(今でいう140字小説)はたまにはしようと思います。
 もちろんこれ以降の人生でもう絶対に小説を書かないとは言えないので「一旦」という言葉をつけておきます。

・理由

 ここ一年ほど小説を書くことはありましたが、素直に言うと書いている段階で自分の中でしっくり来ないことが殆どでした。もちろんその作品を評価していただいた方もいますから作品出来というのは別なものなのでしょうが、自分の中で納得がいかなかったのです。
 その上で過去の小説を読むと「昔こんなに書けてたか!?」と思うことが何度もありました。テーマ設定、修辞、文章のキレ、全てが今の自分には出ないものがあると感じてしまいました。「あ、自分小説書く力枯れてるんだ…!」という結論がどうしても浮かんでしまいました。また、枯れているがゆえのよさが出ているようにも感じられていないのです。それであればいっそここで明確なピリオドを打つ方がいいだろうということになりました。
 もちろん、このようなことはわざわざ公表せず自分で勝手にフェードアウトすればいいだけではあるのですが、私自身の中ではっきり区切りを表明して自分の中での荷を下ろしたいという思いと、私のことを小説書きとして記憶し私のことを追ってくださっている方、Vになってから私のことを物書きとして接してくださっている方々に対して不誠実になりたくないと思い、今回このような形で発表をさせてもらいました。

・今後

 小説以外の文章の執筆をさらに充実させるつもりです。
 noteではVtuber活動で思ったことについてのエッセイや遊んだゲームのレビューなどを書いています。この活動をさらに発展させられればと思います。

Vtuberになったということ ー日向日影の受肉エッセイー|日向日影@新人文化系物書きVtuber|note

ゲームと「対話」する ー日向日影のゲームレビュー集ー|日向日影@新人文化系物書きVtuber|note

 素直に申し上げるとこのようなノンフィクションを書いているときも「小説書けてないのにこっち書いてていいのか…?」という思いがあったので、その気持ちを振り切ってすっきりさせたいというのもありました。また、今後は本や映画の話や、個別的ではない批評・評論、あるいは行った場所、食べたもののレポートなどもできればいいなあと思っています。
 また、pixivページを作りました。

こちらでは、

・シチュエーションボイス
・台本
・TRPGのシナリオ

など、読むだけではなく何らかの用途をもって使用するような文章を書いていきたいと思っています。とりあえずこの何日かで過去の作品を置いておく予定です。
 何度かお誘いを受けてシチュエーションボイスや台本を書く中で、自分が書いた文章が他の人に読まれて、それによって見ている人の感情が動いたり反応があることに面白さを感じました。また「こういうテーマでセリフを書いて!」という要求にこたえる中で自分の文章の特性が生きるように感じました。
 また、TRPGのシナリオは書きたい書きたいといって中途半端になっているので出す!と宣言しようと思います。おそらくTALTOにも転載します。ちなみに最初のシナリオはエモクロアTRPGで、「アイドループ」というタイトルを予定しています。

 総じて、ノンフィクションやセリフ・シナリオなどを書く方が今の私には合っているように感じたのです。もちろん、またいつか小説を書きたい、書くべきだと思う時が来るかもしれませんし、その時は引退撤回を宣言しようと思います(少なくとも1年はないでしょうが…)
 私は「物書きVtuber」を名乗っています。一般的に物書きというと小説のイメージが強いとは思いますし、服装的にも小説を書きそうにしか見えませんが、とりあえずこの名乗りと服装は続けていこうと思います。文章は書き続けますし、エッセイも随想とか随筆と書けば文豪っぽいし…。もちろんそれで「看板を偽っている」「期待外れ」「創作をやめて批評しかしないならもうそれは物書きではない」などと離れられる方がいても仕方ないと思っています。
 今まで私の小説を読んでくれて、ご支援いただいた方には改めて感謝申し上げます。もしよろしければ、これまで以上に今後の活動も見守っていただければ幸いです。

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