イックーさん第9話 〜軟禁〜
(鐘の音)
イックーさーん!!
おーっす!!
いや✨違う人じゃないですか✨帰ってください✨
イキスギ イキスギ イクッ イクッ
本編
生き埋めにされてまたもや死んでしまったイックーたち。度重なる不祥事に対して、さすがの木村和尚も我慢の限界であった。
木村「勘弁してくれよ…。お前らが何度も殺されるようなことするせいで俺まで白い目で見られてしまうんだよ…。頼むから少なくとも今日一日は寺から出ないでください…。」
イックー「はい、すみませんでした…。」
木村「本当なら寺に居てずっと4人の事を監視していたいくらいですが、残念ながら今日は用事があるので寺を留守にします。ちゃんと留守番できますね?」
ニコチン「はい、最前は尽くします…。」
木村「マジで頼みますよ❓」
ガチリョナ「行ってしまった…」
ポイズン「そんな時に訪問者が来られたら困るんだよな…。」
ドンドンッ
ニコチン「やっぱり来客が来たよ…」
ガチリョナ「誰行く?俺その流れで拉致された事あるから嫌なんだよね」
イックー「しょうがないな、俺が行くよ」
ポイズン「さすがイックー兄貴❗️」
イックー「はい、何ですか?」
女の子「助けて❗️❗️街で狼が暴れてるの❗️❗️」
イックー「な、何だって⁉️でも、俺ら今外出れないしな…」
ポイズン「どうしたんだ?大声出して。」
イックー「なんか、街で狼が…」
ニコチン「ファッ⁉️」
イックー「でも、外に出る訳にも行かないし…」
ガチリョナ「…行ってこい、俺たちは寺に残る。」
イックー「でも、和尚が…」
ポイズン「木村和尚には俺たちから伝えておく。きっと和尚なら分かってくれるだろう。」
イックー「…分かった、行ってくるよ。」
女の子「助けてくれるの?ありがとう❗️じゃあついてきて❗️」
ガチリョナ「…流れで行ってこいって言っちゃったけど、あいつ狼に殺されないか?」
ニコチン「あ、やっべ…」
女の子「みんなー❗️お坊さん連れてきたよー❗️」
イックー「任せてください!この私が狼を捕らえてみせます!」
女の子「あ!お坊さん!あっちにオオカミが行ったわ!」
イックー「こらーっ‼️狼め待ちなさーい‼️」
イックーが向かった先では、街の役人が狼に襲われている現場があった。
街の役人「やめてください!痛いです!やめてください!」
女の子「うわぁっ!役人さんが襲われてる!」
イックー「こっ(ムクッ❤️)、これはっ(ムクッ❤️)、早くっ(ムクッ❤️)、捕えないとですねっ(ムクッ❤️)」
おらーーっ‼️‼️狼め‼️‼️この私が相手だぁーーっ‼️‼️‼️
イックーはあっさり狼に押し倒され、両膝に怪我を負った。
イックー「ぎゃあああああ‼️‼️❤️❤️❤️やめてぇぇぇぇ‼️‼️‼️❤️❤️ん"ほ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"❤️❤️❤️❤️❤️」
街の役人「えっ…。弱くないですか?」
女の子「ねぇ、あれ何してるの?」
役人「…見ない方がいいよ。とりあえずこの場を離れよう。」
役人と女の子は安全のために現場を去った。
そして、イックーは1145141919秒の狼との格闘の結果、首絞めプレイによりこの世を去ることとなった。
3人「ううっ…イックー…🥲」
木村「なんで死んじゃったんですか…。あれだけ言ったのに…。」
店長「彼は街を救うために自らの身を捧げたんだ。決してこの死は無駄では無いはずだ…。」
みんな泣かずにはいられなかったが、ご存知の通り木村和尚は蘇生術が使えるため、イックーは再びこの世に舞い降りるのであった。
~完~
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