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イックーさんシーズン2第7話 〜登山・後編〜

イックーさーん‼️

「イックー…懐かしいですね。彼は今頃元気にやっているでしょうか…」

(やっべぇ前作の登場人物を召喚しちゃったよ…)


前回のあらすじ

先代の提案で登山をすることになった5人。

しかし、山登りは想像以上に過酷なもので、1合目でモスが水銀を飲んでしまい死亡。

そして、4合目ではタウユンが卑猥な言葉で山彦を試した結果、響子に首を絞められ、鼓膜を破られ死亡した。

仲間たちを目の前で次々と失っていくイックー御一行。残された3人は登山を無事に終えることが出来るのか?


本編

先代「6合目あたりでしょうか。だいぶ歩いたね…」

イックー「この辺で休憩しましょうよ」

サンダー「そうだな、俺には少し大変すぎる…」

イックー「そういえばさっきから沢山の鳥が飛んでいるね。」

先代「そうだね、休憩のついでにバードウオッチングでもしようか!」

サンダー「それにしても色んな鳥が飛んでいるな…あれ、あの鳥やけにサイズ大きいぞ」

ファイヤー「あれ?あんな所に逆張りオタクみたいな顔をした人間がいる。焼き殺そう。」

ファイヤーの だいもんじ!▼

ボオオオオオ…

アッ❗️アーツィ❗️アーツ❗️アーツェ❗️アツゥイ❗️


イックー「やばい❗️サンダーが燃やされた❗️」

先代「嘘でしょ⁉️とりあえずあそこから出てる湧き水をサンダーにかけて火を消さないと‼️」

ブシャアアア…

あっこれ水銀だ‼️


ち〜ん(笑)


イックー「とほほ…これで3人目だよ…」

先代「また救えなかった…」

2人は彼らの無念を果たすべく、登山の完遂を胸に誓うのであった。

(水銀をかけられた焼死体とか想像しづらいな…)


先代「大体9合目くらいでしょうか…イックー、元気ですか?」

イックー「疲れました…でもあと少しで頂上ですね…頑張りましょう…」

店長「おや?お前らもこの山に登山に来ていたのか。」

先代「あ、とらのあなの店長!久しぶりです!」

イックー「あ、どうも。この前は痛い目に遭いましたけどね…」

店長「お前の自業自得な気がするけどな…ところで…」

店長「お前、先月渡した同人誌の代金1万円分が未だに支払われてないんだがどういうつもりなんだ❓」

先代「えっ⁉️いや…それは…あの…」

店長「言い訳は後で聞く❗️ちょっと付いてこい‼️」

いやあああああああああ‼️‼️


イックー「…連れてかれちゃった。」

イックー「ついに1人になったか…仕方ない、僕だけでも登頂するか…」


仲間を次々と失ってしまったイックー。

そんな逆境にもめげずに、彼はついに登頂を成し遂げることが出来たのである…‼️

イックー「ついに登頂できた…❗️みんな…僕やったよ…‼️」

山「喜んでいるところすみません。噴火していいですか?」

イックー「えっ…?何言ってるんですか…?ここに僕がいるし、山の途中にも遺体が3つくらい転がっているのにいい訳ないでしょ…」

山「でも、残念でした。自然には抗えないんですよ。」

ドカーン‼️

ぐわああああああああああ‼️‼️‼️


ち〜ん(笑)


イックーは噴火に巻き込まれて死んだ。

誰も山から無事に帰ってこられることは出来なかった。

彼らは身をもって、自然の厳しさを体感することとなった…


~完~

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