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イックーさんシーズン2最終話 〜蘇生〜

イックーさーん‼️‼️‼️

はーい!

(誰が喋ってるんだ…?)


本編

木村「久しぶりですね、イックー。」

先代「お、和尚⁉️どうしてここに⁉️」

木村「一人前になったと言えどやっぱりあなた達の事は心配になりますからね。お元気でしたか?」

先代「お、おしょおおおおおおお‼️‼️‼️ぼくたん大変だったんですよおおおおおお‼️‼️‼️」

木村「こらこら、泣かないでください…。ところでガチリョナ達は今頃どうしてるんでしょうか?」

先代「あ、それなんですけど…」

先代イックーは木村に3人が既に死んでいることを話した。

木村「えっ…そんなことが…」

先代「はい…この前奴らの墓参りにも行きましたし…」

(墓を滅茶苦茶に汚して帰っただけだろ…)

木村「そんな事があったんですね…ところでなんで寺が全焼してるんですか?」

先代「あ…これもちょっと出かけたらこうなってまして…」

木村「ちゃんと貴方のところの僧達も貴方を見て育ったんですね…」

先代「しかもなんか4人とも死んじゃってたんですよ…私にはどうすることもできなくて…」

木村「そうなんですね、実はこの間新しい蘇生術が使えるようになったんですよ。」

先代「えっ⁉️本当ですか⁉️それじゃこのかわいい僧たちを蘇生してくれませんか⁉️」

木村「わかりました。やってみます。」

(何気に蘇生の様子初めて見るかも…)

木村「えーと…いくいくいくいいよこいよ胸にかけて胸に…」

ピカッ!!!

先代「うおぉ!?物凄い光を発しているゾ‼️」

木村「これで…この4人は生き返るはず!!」


ピカーン‼️‼️‼️


イックー「んあ…また生き返ることが出来たのか?」

先代「あ…イックー…!」

モス「何度も死んで何度も生き返るとかこれもうわかんねぇな…」

先代「モス…!タウユン…!サンダー!」

木村「無事成功できました。良かったです、これで…」

先代「ありがとうございます木村和尚…でも1つ気になることが…」

先代「なんか…顔おかしくないですか?」

木村「あれ…?蘇生術がまだ完全じゃなかったみたいですね…」

タウユン「ファッ!?何この顔…」

サンダー「んあぁ!?やめたくなりますよこの顔ぉ〜…」

先代「困りましたねぇ…」

先代「仕方がないです。それじゃあなた達はこれからそれぞれインムー、モ↑ス↓、タドユン、ファンアーとして生きてください。」

「「「「ンアーッ‼️嫌だーっ‼️」」」」


こうして生まれ変わった4人は引き続き先代イックーの元で修行を続けるのでした。

彼らが1人前になり、独立して新たな寺を建てるのはまた別の話である。


~完~


あとがき
皆さんこんにちは、初めましての方は初めまして。
またお会いできた方はお久しぶりです。
「イックーさん」シリーズの作者・藍沢ヒュウタンでございます。

今回は短編集ということで、いつもより少し短めの分量になっております。
実は今回、初めてBL小説を書いてみました。

今までも何回か挑戦したことがあるのですが、そのたびに挫折しておりました。

なぜなのかというと、自分で書いた作品を読み返しているうちに、
恥ずかしくて悶絶してしまうからなんです。

でも、今回の作品はちょっと違いました。
恥ずかしい部分は確かにあるけれど、それ以上にとても楽しかった。
これはきっと、私の書く文章が素直だからでしょう。

これまでは、自分の感情をそのまま文字にすると、
どうしても不自然な表現になってしまうことがありました。

それが嫌だったので、あえて抑えるようにしていたのですが、
今回は自然体で書けたような気がします

それはたぶん、登場人物たちが私自身に近い存在だったから。

私は自分と同じような境遇の人を主人公にすることが多いので、
書きやすかったのだと思います。
最後まで読んでくださった方ならご存じかもしれませんが、
この作品を書くにあたって、参考資料としていくつかの動画を
参考にさせていただきました。
その中のひとつに、AI拓也様がありました。
この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

最後に、このnoteを見てくださった皆様に
心からの感謝を捧げたいと思います。
本当にありがとうございました!


(なんだその終わり方…)

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