四国遍路マラニックをゆるりとはじめてみた
四国遍路とは
古来、四国は国の中心地から遠く離れた地であり、様々な修行の場でした。讃岐で生誕したお大師さま(弘法大師・空海)もたびたびこの地で修行、八十八ヶ所の寺院などを選び四国八十八ヶ所霊場を開創されたと伝えられています。そのお大師さまの御跡である八十八ヶ所霊場を巡礼することが遍路というわけです。
「四国遍路を世界遺産に!」という活動は以前からありますが、四国在住でも多くの方はそこまで興味がないと思います…
四国遍路マラニックをはじめた理由
四国の香川県に住み、身近なお遍路なのだが、詳しいことはよくわかっていない。
コロナ禍になり1人で出来るランニングを本格的にするようになってから、いつかは走って遍路したいと頭の片隅にはあるものの行動に移すまでには至りませんでした。
そんな中、今年(2023年)は空海の生誕1250年の記念の年という事と、昨年度フルマラソンで想像以上の結果を残せてタイム以外の目標を持っておきたいという理由もお遍路マラニックをする原動力になりました。
どこから始めるか…?
通常なら徳島県にある1番札所 霊山寺から順番にまわることを(これを順打ちといいます)が一般的です。ただ自分が住んでるのは4県のうち最後の札所(66番札所〜88番札所)がある香川県。
ここは迷わず88番からまわる事にしました。(これを逆打ちといいます)
それでも香川県の札所も行ったことがない場所が多く土地勘がない場所もかなりあります。
基本的な持ち物はこれ
納経帳(赤い本みたいなやつ)
小銭(お賽銭など)
帽子、サングラス🕶️
スポーツドリンク
スマホ
モバイルバッテリー
飲み物は重要!札所間が長くなる事もあるし、なるべく容量の多いものを携帯してました。もちろん、なくなりそうな場合はこコンビニや自販機でこまめに補給してました。
遍路マラニックする時期
時期はフルマラソンのオフシーズンを中心に遍路しようと思ってます。フルの大会3ヶ月前くらいから本番に向けた練習を積み上げていきたいため、マラニックするには行き帰りに時間がかかることや慣れない土地で意外と神経も体力も使うため、基本はオフシーズンに進めていきたいと考えてます。
いつまでにお遍路(88番→1番)するか
遍路で札所にお参りすることを「打つ」といい、先ほども書きましたが、四国霊場を第1番から順番に時計回りに巡拝することを「順打ち」、第88番から反時計回りに巡拝することを「逆打ち」と言います。
閏年に「逆打ち」をすると修行中の弘法大師に会えると今でも信じられています。ただ、閏年に逆打ちしなくても順打ちより御利益があるという自分にとっての良い情報を信じてやっていきます。
よって閏年に打ち終えたいと。2024年は現実的ではないので、2028年に1番札所の徳島県の霊山寺まで行けるように進めていきたいと思います☺️ただ、このルールも場合によっては変更するかもしれません。(スタンスはゆるゆるなので)
いずれにしても、まだまだ長い道程です。
88番大窪寺→87番長尾寺
〇まずは大窪寺からスタート
2023年5月3日、いよいよスタート🏃
遍路マラニックをして初めて出会ったのは順打ちで歩き遍路をしている外国の方でした。異国の地で時間をかけて遍路する姿に何か感動を覚えました‼️
〇87番長尾寺
記念すべき最初の遍路マラニックは約14km
さぬき市87番 長尾寺に到着
最初の一歩を踏み出せました。
86番 志度寺以降の記録はまた次のnoteに記していきたいと思います。
この試みがまだまだ知らない四国を知ることができるきっかけになってくれるはずです。