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【公務員からの転職】超が付くほど堅実派な私が地方公務員からWEBライターへの転職を目指すことになったキッカケとは?地方公務員のメリット・デメリットも解説!

初めまして。日向夏(ひゅうがなつ)と申します。

いきなりですが、あなたは「地方公務員」という職業について、どのようなイメージを持っていますか?

仕事がラク?残業がない?給料が良い?福利厚生が充実してる?

中にはあまり良いイメージがなく、「公務員は常識がない!」と思っている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、現役の地方公務員である私が実際に8年間勤めていて感じていることや、公務員という仕事を捨ててまでWEBライターという仕事をしたいと思うようになるまでの経緯をご紹介します。

地方公務員は、福利厚生が充実していることや競争がないこと、失職する心配がほとんどないというメリットはありますが、一方で残業は普通にあるし、給料もさほど良くはありません。また、仕事にやりがいを感じられるかどうかは運がとても左右しますし、自分の得意なことややりたいことをやり続けるということはほとんどの場合できないというデメリットがあります。

ここからは、詳しく内容を解説していきます。


地方公務員の大きすぎるメリット3選

まずはじめに伝えておきたいのは、地方公務員という職業は目指す価値のある、とても魅力的な職業だということです。

私は過去に1度転職をしているのですが、前職も地方公務員でした。そのときは、「次の仕事も地方公務員が良い!」と本心で思っていたのです。

特に次の3つについては、まず他ではありえない、地方公務員という職業の強みだと感じています。この項では、地方公務員のメリットについて順番に解説していきます。

ちなみにこの記事では私の経験をもとに解説するため、警察官や消防士などの特別職ではなく、県庁や市役所で働く一般職の職員を指して説明していきます。

1.福利厚生が充実している

これについてはイメージどおりという方も多いと思いますが、福利厚生はこれでもかというほど充実しています。

例えばボーナス(勤勉手当・期末手当)は年2回必ず支給されますし、有給休暇についても年次休暇のほかに夏季休暇など、潤沢に用意されています。ボーナスは自治体の財政状況にかかわらず支給されますし、部署にもよりますが多くの職員が適度に有給休暇を実際に取得できています。

そのほかにも、自治体によっては職員が行うレクリエーションに対して助成金を出したり、提携している宿泊施設や公共施設の利用料金が割引になるなどの恩恵が受けられる場合もあります。

もちろん大企業や一部のベンチャー企業などでは同等かそれ以上の福利厚生が整っていることもあると思いますが、少なくとも地方公務員の福利厚生に対して不満を感じる職員は、ほとんどいないのではないでしょうか。

2.競争がない

これは私自身が感じたというよりは民間企業から転職してきた職員からよく聞く話なのですが、地方公務員は基本的には営利を目的としないため、競争が発生しないというところにメリットを感じる方が多いようです。

自治体は住民から税金を徴収し、そのお金を使って公共の福祉を充実させたり、地域を発展させていくというのが主な役割となっています。

そのため、基本的には「競合する」ということがないため、それによるストレスはほぼないといっても良いでしょう。

また、業務に利益のノルマが課せられたりすることもほとんどないため、組織内部で蹴落としあうなどというようなこともほとんどありません。

これは、民間企業で荒波に揉まれてきた歴戦の労働者にとっては、もしかしたら天国のようなことなのかもしれませんね。

逆に言うと、私のように地方公務員しか経験したことのない者はそういった社会の厳しさを知らずに仕事をしているため、世間に「公務員は常識がない」「どこかズレている」といった感覚を与えてしまうのは、ある意味事実なのだろうとも感じています。

なお、自治体によってはお金を稼ぐ部署もあったりするため、必ず競争がないとは言い切れません。

3.失職する心配がほとんどない

学生の方などは、自分がこれから就職するにあたり、失職するリスクについて考えることはあまり多くないかもしれません。

しかし現実には、会社の倒産によりいきなり職を失う人や閑職に追いやられ仕事を辞めざるを得なくなる人など、あっという間に先を見通せない状態になってしまう人もいます。

地方公務員については、まず倒産ということはありませんし、もし市町村などが合併することになったとしても、引き続き公務員として働き続けることができます。
また、よほどの悪いことをしない限り、公務員を辞めさせるということもありません。

日々の生活を安定させるには、働き続けられることが何よりも大切です。
その点においては、地方公務員はそういった心配とは無縁の職業と言えるでしょう。

地方公務員は、期待していたほど楽ではなかった!

これほどメリットのある地方公務員という職業を、私はなぜ手放そうと考えているのでしょうか。それは、私が地方公務員という仕事に期待していたことが、実際に働いてみると「それほどでもないな」と感じることがいくつかあったからです。

この項では、私が地方公務員を「目指した」キッカケと、地方公務員を「嫌になった」キッカケを、順を追って説明します。

私が地方公務員を「目指した」キッカケ

私は教育系の大学に通っていたのですが、在学中は当然、卒業後は自分も教職に就くものだと思っていました。
しかし大学3年生の夏、教育実習を経て、私の考えは大きく変わりました。

「あれ?先生って、大変すぎないか…?」

先生という職業に、憧れはありました。
実際、現在も現役の先生として活躍している大学時代の同期は皆キラキラと輝いて見えますし、「卒業生を出した」などの話をきくと、やはりグッとくるものがあります。

しかし、あまりにも、日々の仕事が大変すぎる。
今回の記事では話が逸れてしまうので実際に私が教育実習で体験したことについては省略しますが、「この仕事はとてもではないけれど、自分は続けていくことができない」と感じたのです。

さらに、教員はいわゆる「みなし残業制」に近い勤務形態をとっているため、実際に仕事をした分の残業代は支払われないことが多いです。

現在は「働き方改革」によりこれまでよりは幾分かマシになっているような話も聞きますが、それでも教育現場の大変さは依然として変わっていないと言えるでしょう。

そこで私は、「やりがい」や「給料」よりも、「仕事のラクさ」「残業のなさ」などを期待して、そういったイメージのある県庁や市町村の職員である一般職の地方公務員を志すことにしたのです。

こうして文章にしてみると、非常に後ろ向きな決意ですね。

私が地方公務員を「嫌になった」キッカケ

ここからは、私が実際に地方公務員になって感じたデメリットについて解説していきます。

  • 残業は普通にある

  • 給料も良くはない

  • 仕事にやりがいを感じない、感じても部署異動によっては全然違う仕事になる

まず、残業は普通にありました。
これはそもそも学生時代の私が「甘えすぎだろ」と思うのですが、当時は本気で「公務員は"アフターファイブ"を充実させるための職業」と信じておりました。

実際過去にはそういう時代もあったようですが、少なくとも今はそんなことは全くなく、普通に残業はあります。サービス残業も当たり前ですし、部署によっては、24時を超えても帰れないというところもあるようです。
その点私は、そこまで遅くなる部署には配属されたことはないので、まだ運は良い方なのだと思います。

次に給料なのですが、これも、期待していたほどは貰えません。
先に記載したとおりボーナスが出るのでそれはとてもありがたいのですが、特に新卒で入庁したばかりのころは、家賃を払って食費と奨学金と水光熱費とガソリン代(車が必須な地域なので・・・)と…と使っていくと、毎月ギリギリの生活でした。

先輩方も同じような状況なのか財布のひもがキツく、あまり奢ってもらうということもありませんでした。

私は今でも「薄給でもいいから早く仕事から帰って自由な時間が欲しい」と思っているのですが、こんなに仕事をしなければいけないのであれば、せめてもう少しお給料が欲しい・・・と考えてしまいます。

また、やりがいについては全然感じていません。
正直私はそれでも良いと思っているのですが、上に述べた残業や給料のことを踏まえると、「せめて仕事が楽しければまだマシなんだけどな」と思うようになりました。

特に私はこれまで事務的な業務よりも市民の方と直接話をしたり、相談を受けたりといったケースワーク業務の方が多かったのですが、決して気持ちの良い話ばかりではありませんし、急な対応が入り夜遅くまで仕事をするということも少なくありません。

自治体は住民に向けてサービスを提供する立場であるため、ある程度対人コミュニケーションは必須になりますし、私も苦手というわけではないのですが、私が期待していたのは、どちらかというと黙々と事務仕事をするといったような業務でした。

部署異動があれば全く違う業務を担うことになるためそれまでの辛抱ではあるのですが、自分が興味のある部署に配属されるかはほぼ運で決まり、個人の希望が反映されるということはほとんどありません。

逆に言うと、「今の部署が天職だ!」と感じている人にも平等に部署異動が訪れるため、自分の得意なことややりたいことをずっとやり続けるといったことはできないと言えるでしょう。

WEBライターになれば、輝く未来が待っているかも!?

ここまでは、私が地方公務員に期待をしていたことと、実際には私にとってそこまで魅力的な環境ではなかったことについて説明しました。

ここからは、なぜ私がWEBライターに興味を持ったかについて解説します。

なお、地方公務員のことについて知りたくてこの記事を読んでいた方は、以降は地方公務員についての話は出てこないため、ページを閉じていただいても構いません。

逆に、私と同じようにWEBライターに興味を持っているという方や、私自身やこの記事について興味を持ってくださった方がいらっしゃいましたら、ぜひ最後まで御覧いただければと思います。

こどもが生まれ、もっとたくさん家族との時間を大切にしたいと思った

令和6年1月20日、我が家に男の子が生まれました。
私は現在こども関係の部署にいるため、実際にたくさんのこどもと直接会う機会があるのですが、自分のこどもと他人のこどもでは可愛さが違うというのは、本当でした。

とにかく、かわいくてかわいくて仕方がない。

元々妻ともずっと一緒にいたいと思っていたのですが、こどもが生まれたことにより、これまでより一層家族と一緒にいる時間を増やしたいと思うようになりました。

仕事で培った子育ての知識やスキルを自分のこどもにも費やしたい、自分のこどもなのだから育児に積極的に参加したいと考えているのも、その理由の1つです。

WEBライターはパソコンとネット環境さえあれば仕事を行うことができるため、在宅で仕事と育児を両立したい私にとっては非常に魅力的な仕事です。

「執筆業」へのあこがれ

小さいころから、私は本を読むのが大好きでした。

中学生の頃にはカッコつけて太宰治を読んでみたりといった時期もあったのですが、読み進めるうちに本当に好きになり、今では現代作家から不朽の名作まで幅広い小説を読んでいます。

本を読むことで様々なことに興味を持つ心が育ち、実際にやってみることも多いです。どれもが続いているわけではないですが、バレーボール、ギター、演劇、イラスト、スノーボード、登山、コーヒー、ワインなど、今ではたくさんの趣味があります。

いつしか興味が外側に向くようになったため忘れてしまっていたのですが、もともと私は小説家になりたいと夢見ていたのです。

実際にこうして記事を書いていると、やはり自分は文章を書くことが好きだと再認識させられます。

また、これまでの私の福祉関係やこども関係の仕事の経験から、出来事を記録していくという作業はずっと行ってきているため、文章を書くということについて慣れがあるということも、自分の強みだと感じています。

ここまできても、公務員をキッパリやめられていない理由

「そんなに考えが固まっているなら、すぐに地方公務員を辞めればいいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、先に記載したとおり、地方公務員という職業のメリットは非常に大きいです。

また、私自身WEBライティングに関するノウハウや実績は全くなく、少なくとも最初の数か月は思ったとおりの収入を得ることは難しいだろうとも考えています。

誰しもそうですが、知らない世界に飛び込むには勇気が要ります。
もとの世界がぬるま湯であれば、それはなおさらのことです。

記事を読んだ方のなかには、私のことを「贅沢なヤツだ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし私にとっては、自分の愛する妻とこどものために、そして何より自分がやりたいことのために、決意を新たにしているというところなのです。

おわりに

この記事では、地方公務員のメリットとデメリットについて示したうえで、私がWEBライターに興味を持った理由についてお伝えしました。
地方公務員やWEBライターに興味がある人にとって、少しでも参考になっていただけたら幸いです。

また、この記事は私の初めての投稿になるため、私自身の紹介を多く含めた内容にしています。

次回からは、私の持っている知識や興味関心、今後のWEBライターを目指しているなかでの出来事や発見などについて、読者にとって有益な情報を重点として幅広く発信していきたいと考えておりますので、ぜひ引き続き御覧いただければ幸いです。

最後まで御覧くださり、ありがとうございました。

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